1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全16問)|下水道管渠の更生と維持管理

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、下水道管渠の更生と維持管理の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答6問 → 四肢択一10問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版が適用される、管内で人力作業を伴わない小口径管の更生では、既設管の状態だけでなく、流下下水量・水位、道路や周辺の条件を調べて施工計画へ反映する。

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正解:○

正解は○です。管内と地上の現場条件を併せて調査し、現地に適応する計画を定めます。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第459条1、PDF28〜29/冊子122〜123。


難易度:★☆☆

問2:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF10の考え方では、調査結果に基づき腐食・たるみ・破損等を診断して総合的に評価する。

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正解:○

正解は○です。維持管理では、管路の状態を調べて診断・評価し、必要な対策へつなげます。緊急度ランクの数値基準を問う問題ではありません。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)②-3、PDF10/冊子10。


難易度:★☆☆

問3:国交省公開「下水道施設管理等の現状」PDF20には、反転工法のほか形成工法・製管工法・さや管工法が、下水道管の更生方式として示されている。

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正解:○

正解は○です。更生方式の基本分類です。清掃・調査だけの作業とは区別します。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状:2)③-2、PDF20/冊子20(公開29頁。本文の刊行年月は未特定。PDF10・20の調査評価と更生工法の施工原理だけ。適用例の全管径・流速・水深、引用された有料資料の全文、図表の配置を用いない。)

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001867818.pdf

国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状:2)③-2、冊子20/PDF20(公開29頁。本文の刊行年月は未特定。PDF10・20の調査評価と更生工法の施工原理だけ。適用例の全管径・流速・水深、引用された有料資料の全文、図表の配置を用いない。)

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001867818.pdf

朝霞市 下水道事業の説明資料:主な更生工法、PDF16(表紙は下水道関連の市説明資料。公開本文PDF16の更生工法の説明例。刊行年月未特定。商標・図表を転載しない。)

https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/104421.pdf


難易度:★★☆

問4:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF20に示す更生工法の施工原理では、熱形成タイプの形成工法の例では、加熱軟化した更生材を引き込み、加熱した状態で空気圧により拡張し、冷却して形成する。

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正解:○

正解は○です。温水・蒸気等で樹脂を化学的に硬化させる熱硬化タイプと、加熱軟化・冷却による熱形成を混同しません。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)③-2、PDF20/冊子20。


難易度:★☆☆

問5:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF20に示す更生工法の施工原理では、さや管工法の例では、既設管より小さく製作した管を内部へ挿入し、その間隙に充填材を注入する。

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正解:○

正解は○です。新しい管を挿入して間隙へ充填するという施工原理です。全管種や適用管径を一律に指定する問題ではありません。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)③-2、PDF20/冊子20。


難易度:★★☆

問6:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版が適用される、管内で人力作業を伴わない小口径管の更生では、流水量が多く施工の支障となる場合は、工法や流量・道路・周辺条件等を考慮して仮排水又は仮止水を計画する。

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正解:○

正解は○です。流水条件が支障となる場合への対応です。更生工法を使う全ての場合で常に完全止水を義務付ける意味ではありません。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第469条1・2、PDF31/冊子125。

四肢択一

難易度:★★☆

問7:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版が適用される、管内で人力作業を伴わない小口径管の更生では、工法を選定する際の確認として適当なものはどれか。

  1. 構造機能さえ確認すれば、施工後の流下機能を検討しなくてよい。
  2. 表面が平滑になる見込みなら構造機能の確認は省略する。
  3. 更生後の構造機能や流下機能を、構造計算書・流量計算書等で確認する。
  4. 工法の名称だけで必要な管厚や性能が保証されるとして、現場条件を照合しない。
【第7問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。正しい。必要な構造と流下の機能を満足することを確認して選びます。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第459条3、PDF29/冊子123。

1:誤り。流下機能も確認する対象です。

2:誤り。表面の平滑さだけでは構造機能の確認を代えられません。

3:正しい。必要な構造と流下の機能を満足することを確認して選びます。

4:誤り。工法名だけで現場への適合を保証せず、必要性能を照合します。


難易度:★☆☆

問8:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF20に示す更生工法の施工原理では、熱硬化タイプと光硬化タイプの説明で適当なものはどれか。

  1. 熱硬化タイプは温水・蒸気等、光硬化タイプは紫外線照射によって更生材を硬化させる。
  2. 光硬化タイプも必ず温水だけで硬化し、光は硬化に用いない。
  3. 熱硬化タイプは挿入前に完全硬化させ、既設管内面に密着させる工程を省く。
  4. 反転・形成の全てで同じ硬化方法だけを使い、材料や方式による区別はない。
【第8問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。正しい。両者の硬化方法を区別しています。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)③-2、PDF20/冊子20。

1:正しい。両者の硬化方法を区別しています。

2:誤り。示された光硬化タイプは紫外線照射を用います。

3:誤り。既設管内へ挿入して圧力で密着させ、硬化させる施工原理です。

4:誤り。熱硬化と光硬化は別に示されています。


難易度:★★☆

問9:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF20に示す更生工法の施工原理では、かん合製管タイプの施工原理として適当なものはどれか。

  1. 既設管を全て撤去して開削しなければ、製管を開始できない。
  2. 表面部材をかん合させて製管し、既設管との間隙へモルタル等を充填する。
  3. 管外側の地盤へ薬液を入れるだけで、管内には部材を構築しない。
  4. 空隙の充填は、反転材を紫外線硬化させる工程だけで行う。
【第9問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。既設管・充填材・表面部材の一体化を図る指定タイプです。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)③-2、PDF20/冊子20;鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第463条1、PDF29/冊子123。

1:誤り。既設管内に更生管を構築する方式です。

2:正しい。既設管・充填材・表面部材の一体化を図る指定タイプです。

3:誤り。管内で表面部材をかん合させて製管します。

4:誤り。モルタル等の充填と反転材の光硬化を混同しています。


難易度:★★☆

問10:横浜市の令和8年7月1日「管きょ更生工法(自立管)特記仕様書」と「同(複合管)特記仕様書」の適用範囲内で、それぞれが示す既設管の耐荷能力の扱いとして適当なものはどれか。

  1. 複合管は既設管との一体性を必要とせず、充填材の状態も構造性能に関係しない。
  2. 自立管は既設管の残存強度だけで耐荷を満たし、更生材の強度を見込まない。
  3. 自立管は既設管の耐荷能力を見込まず、複合管は既設管の残存強度を勘案して構造的な一体性を確保する。
  4. 自立管と複合管は既設管の強度の扱いが同一なので、調査条件を区別しない。
【第10問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。正しい。自立管3-1(1)と複合管3.1(1)の扱いをそれぞれ示しています。

根拠:横浜市 管きょ更生工法(自立管)特記仕様書 3-1(1)、PDF2;横浜市 管きょ更生工法(複合管)特記仕様書 3.1(1)、PDF3。

1:誤り。複合管は既設管と更生材が構造的に一体となる設定です。

2:誤り。自立管は既設管の耐荷能力を見込まない設定です。

3:正しい。自立管3-1(1)と複合管3.1(1)の扱いをそれぞれ示しています。

4:誤り。既設管の強度を評価へ取り込むかという違いがあります。


難易度:★★☆

問11:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版が適用される、管内で人力作業を伴わない小口径管の更生では、更生前の処理として適当なものはどれか。

  1. 浸入水やモルタル付着を調査せず、更生材を挿入した後に初めて支障を探す。
  2. 洗浄前の写真が1枚あれば、管内の目視・TV等の調査を全て省略する。
  3. 根が突出していても更生材で押しつぶせると決めつけ、前処理の必要性を調べない。
  4. 管内を洗浄・調査し、支障となる取付管突出しや根等の処理が必要なら、協議して切断・除去等を行う。
【第11問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。正しい。調査結果に応じ、支障がある場合は協議して前処理を行います。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第462条、PDF29/冊子123。

1:誤り。更生に先立つ調査・必要な処理です。

2:誤り。洗浄と目視又はTV等の調査が必要です。

3:誤り。侵入根等について前処理の必要性を調べ、支障へ対応します。

4:正しい。調査結果に応じ、支障がある場合は協議して前処理を行います。


難易度:★★☆

問12:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版が適用される、管内で人力作業を伴わない小口径管の更生では、更生後の取付管口の仕上げ確認として適当なものはどれか。

  1. 管口の性能:形態・流下性能・接続部耐荷能力等を保つ/仕上げ:不良による漏水・浸入水がないことを確認
  2. 管口の性能:開口があれば流下性能・耐荷能力の確認を省略/仕上げ:本管更生が済めば取付管口の浸入水は対象外
  3. 管口の性能:形態・流下性能・接続部耐荷能力等を保つ/仕上げ:本管更生が済めば取付管口の浸入水は対象外
  4. 管口の性能:開口があれば流下性能・耐荷能力の確認を省略/仕上げ:不良による漏水・浸入水がないことを確認
【第12問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。指定の小口径管更生の対象で、取付管口の形態・性能と、仕上げ不良による漏水・浸入水を確認します。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工:第466条1・2、PDF30/冊子124(令和8年4月改訂(公式一覧ページ令和8年5月7日更新)。小口径/中大口径、円形/く形等を区別。)

https://www.city.kagoshima.lg.jp/suido/gesuido/geken/gesuido/nyusatsu/koji/shiyosho/documents/doboku-kankyofusetukounarabinitikuzoukou_1.pdf

1:正しい。指定の小口径管更生の対象で、取付管口の形態・性能と、仕上げ不良による漏水・浸入水を確認します。

2:誤り。指定の小口径管更生の対象で、取付管口の形態・性能と、仕上げ不良による漏水・浸入水を確認します。

3:誤り。指定の小口径管更生の対象で、取付管口の形態・性能と、仕上げ不良による漏水・浸入水を確認します。

4:誤り。指定の小口径管更生の対象で、取付管口の形態・性能と、仕上げ不良による漏水・浸入水を確認します。


難易度:★☆☆

問13:A独自の充填量モデルで、同軸で変形のない円筒状の旧管内径D=1.00m、新管外径d=0.80m、施工延長L=10.0mとする。両管間の空隙体積をV=π(D²-d²)L/4と定義し、π=3.14とする。損失・余裕・端部の体積はゼロとしたとき、Vはいくらか。与件は正確値、丸めなし。

  1. 5.024m³。
  2. 2.826m³。
  3. 7.850m³。
  4. 0.2826m³。
【第13問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。3.14×(1.00²-0.80²)×10.0/4=2.826m³です。

根拠:計算で検証(A独自の円形断面・円筒空隙モデル) 独自の幾何学モデルと与件の検算。

1:誤り。これは直径0.80mの内側円筒に相当する体積で、両管間の空隙ではありません。

2:正しい。3.14×(1.00²-0.80²)×10.0/4=2.826m³です。

3:誤り。これは旧管内の全円筒体積で、新管が占める体積を差し引いていません。

4:誤り。延長10.0mの倍率を反映していません。


難易度:★★☆

問14:国交省の公開資料「(2)下水道施設管理等の現状」PDF10に示す緊急度の判定例について、対応の考え方として適当なものはどれか。ここでいう延長は簡易な対応を行った場合であり、法定の一律施工期限を示すものではない。

  1. Ⅰは簡易な対応により5年以上に延長、Ⅱは速やかに措置、Ⅲは5年未満まで延長できる。
  2. Ⅰは速やかに措置、Ⅱは簡易な対応により5年未満まで延長、Ⅲは簡易な対応により5年以上に延長できる。
  3. Ⅰは速やかに措置、Ⅱは簡易な対応により5年以上に延長、Ⅲは5年未満まで延長できる。
  4. Ⅰ〜Ⅲとも簡易な対応を行わず、5年間は措置の必要がないことを意味する。
【第14問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。判定例はⅠを速やかな措置が必要な重度、Ⅱを簡易な対応により必要な措置を5年未満まで延長できる中度、Ⅲを同じく5年以上に延長できる軽度としています。

根拠:国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状 2)②-3、PDF10/冊子10。

1:誤り。Ⅰは速やかな措置が必要で、Ⅱは中度の区分です。

2:正しい。指定された判定例の重度・中度・軽度の対応方針です。

3:誤り。ⅡとⅢの5年未満・5年以上を逆にしています。

4:誤り。Ⅰは速やかな措置が必要で、Ⅱ・Ⅲの延長にも簡易な対応という条件があります。


難易度:★★☆

問15:横浜市の令和8年7月1日「管きょ更生工法(複合管)特記仕様書」3.2の一体性の確認について、適当な説明はどれか。JIS A 1171に準じた試験を行う指定条件とする。

  1. 表面部材の色が均一であれば、既設管と充填材の界面の確認を省略できる。
  2. 界面剥離が支配的であれば、それを母材破壊より望ましい一体性の証拠とする。
  3. 母材破壊が支配的であることをもって、既設管と充填材の界面剥離がないことを確認する。
  4. 漏水がなければ一体性も自動的に証明されるため、指定された試験は不要とする。
【第15問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。母材破壊が支配的であることを確認し、既設管と充填材が界面で剥離しないことを確かめます。表面の外観や水密性だけで一体性を代替しません。

根拠:横浜市 管きょ更生工法(複合管)特記仕様書 3.2第2項8)一体性、PDF4。

1:誤り。表面の色の均一さでは、指定された界面の一体性確認に代わりません。

2:誤り。指定の判断は母材破壊が支配的であることで、界面剥離を良好な証拠としません。

3:正しい。3.2第2項8)の公表された判断原理です。

4:誤り。水密性の確認と一体性の確認は同じではありません。


難易度:★☆☆

問16:下水道管の更生方法のうち、熱硬化タイプの更生材を裏返すようにしながら既設管へ入れ、圧力で密着させた後に加熱して更生管を作る公開例に該当する方式はどれか。

  1. 既設管を全線掘り出して取り替える布設替。
  2. 小径の完成管を引き込み、間隙を充填するさや管工法。
  3. 更生材の表面部材をかみ合わせて管を作る製管工法。
  4. 更生材の反転挿入を用いる反転工法。
【第16問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。反転させながら挿入する点を直接区別します。国交省の更生工法の分類にも反転方式が含まれます。光硬化タイプもあるため、反転方式がすべて加熱硬化であるとはしていません。

根拠:

朝霞市 下水道事業の説明資料:主な更生工法、PDF16

https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/104421.pdf

国交省 資料2-2(2)下水道施設管理等の現状:2)③-2、冊子20/PDF20

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001867818.pdf

選択肢ごとの確認:

1:既設管内での更生と異なります。

2:完成管の牽引挿入であり、更生材を反転させる機構ではありません。

3:部材をかみ合わせる機構であり、反転挿入ではありません。

4:反転という挿入機構が条件に合います。

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