1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全9問)|養浜の材料・施工・効果確認

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、養浜の材料・施工・効果確認の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答3問 → 四肢択一6問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:養浜は、海浜に土砂を供給し、砂浜の維持や回復などを図る工法である。

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正解:○

正解は○です。土砂の供給により海浜の量や形状を調整する方法です。構造物だけを設けて土砂を供給しない工事と区別します。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 1背景と目的・5(3)a、PDF1・8〜9頁。


難易度:★☆☆

問2:国交省等の動的養浜研究で整理する養浜計画では、土砂を陸上から投入する方法と海上から投入する方法等を、投入位置や時期などとともに検討する。

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正解:○

正解は○です。陸上か海上かを含む投入方法を現地条件に合わせます。本問は特定機械の施工能力や全海岸の一律な投入方法を問うものではありません。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 5(3)、PDF8頁。


難易度:★☆☆

問3:宮崎海岸の平成23年の事業再評価資料が示す試験養浜・モニタリングの結果には、粗めの養浜砂が汀線付近に残りやすいという傾向がある。

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正解:○

正解は○です。指定資料が報告した観測の傾向です。粒径の選定は海岸条件や目標断面等で検討するため、この結果を「粗いほど全ての海岸で有利」という規則に広げません。

根拠:

宮崎海岸直轄海岸保全施設整備事業 再評価資料:(3)試験養浜及びモニタリング調査の成果、冊子27/PDF29

https://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/s_top/jigyo-hyoka/111114/siryou56.pdf

四肢択一

難易度:★★☆

問4:国交省等の養浜研究・事業評価で確認された事実を踏まえた材料選定として、適当なものはどれか。

  1. 粗い砂が残った一事例だけで、粒径は大きいほど全海岸に適するという基準にする。
  2. 現地の粒径構成と目的を調べ、安定性・環境・利用への影響を合わせて材料を選ぶ。
  3. 元の自然断面を回復する計画でも、現地にあった細砂の存在を検討対象から外す。
  4. 同じ「砂」という名称なら、粒径や周辺環境への適合性を調べなくてよい。
【第4問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。宮崎海岸では粗めの砂が汀線付近に残りやすい事例がありますが、自然断面を目標にする場合は元々の粒径構成が重要です。安定性だけでなく環境や利用も含めて選びます。

根拠:河川砂防技術基準 設計編 技術資料 第7章 海岸保全施設の設計 第7章8.4、PDF644頁;環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 5(3)b)c、PDF9頁;宮崎海岸直轄海岸保全施設整備事業 再評価資料 (3)試験養浜及びモニタリング調査の成果、冊子27/PDF29頁。

1:誤り。個別の試験結果を無条件に一般化しています。

2:正しい。複数の要素を合わせる材料選定です。

3:誤り。自然断面を目標にする場合、元々存在した粒径構成も必要です。

4:誤り。材料名だけでは適合性の検討になりません。


難易度:★★☆

問5:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)に示す考え方について、養浜と漂砂制御施設の計画として適当なものはどれか。

  1. 施設の漂砂制御効果を考慮せず、養浜土砂の量だけで施設形状も確定する。
  2. 養浜と離岸堤は同じ海岸で組み合わせられない工法として計画する。
  3. 必要な海浜形状を踏まえ、養浜と離岸堤・人工リーフ等の分担や組合せを比較する。
  4. 環境や海浜利用への影響を、施設と養浜の分担を決める要素から外す。
【第5問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。必要な砂浜と砂の移動を考え、施設と養浜の分担を検討します。併用の要否と規模は、海岸の条件や環境・利用等に応じて決めます。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章2.2・2.3.2〜2.4、PDF133〜138頁。

1:誤り。施設と養浜の相互関係が計画に影響します。

2:誤り。組合せを検討する考え方と反します。

3:正しい。施設の効果と土砂供給を合わせて検討します。

4:誤り。環境・利用も分担決定に考慮します。


難易度:★★☆

問6:国交省等「環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究」に示す考え方について、次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
ア:漂砂系外からの材料では、外来生物や汚染物質の持込みも事前調査の対象となる。
イ:予測と実測の違いを調べ、その後の施工や管理へ反映する。
ウ:現地と同じ粒径であれば、投入に伴う生物の埋没への影響を検討しなくてよい。
エ:汀線や土量の変化を把握することは、養浜の効果の確認に用いられる。

  1. 1個
  2. 2個
  3. 4個
  4. 3個
【第6問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。投入材料の適合性と施工後の観測の両方を確認します。 アは正:5(3)cの環境配慮。 イは正:5(3)の順応的管理。 ウは誤:同粒径でも蒔きだしによる影響がある。 エは正:3(1)等の事業評価。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 5(3)c環境への配慮、PDF9頁;環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 3(1)・5(3)、PDF1〜2・8〜9頁。

1:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。

2:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。

3:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。

4:正しい。適当な記述はア・イ・エの3個です。


難易度:★★☆

問7:国交省等の動的養浜研究5(3)aによる整理で、サンドリサイクルとサンドバイパスの説明の組合せとして適当なものはどれか。

  1. サンドリサイクル:漂砂下手側の土砂を上手側へ戻す/サンドバイパス:同じ漂砂・流砂系内で分断された土砂の流れをつなぐ
  2. サンドリサイクル:分断された土砂の流れをつなぐ/サンドバイパス:漂砂下手側の土砂を上手側へ戻す
  3. サンドリサイクル:漂砂下手側の土砂を上手側へ戻す/サンドバイパス:漂砂下手側の土砂を上手側へ戻す
  4. サンドリサイクル:分断された土砂の流れをつなぐ/サンドバイパス:同じ漂砂・流砂系内で分断された土砂の流れをつなぐ
【第7問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。指定研究の整理での二手法の目的・土砂の移送方向を区別します。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究:5(3)a、PDF8〜9頁(国交省・国総研等、H20技術研究会掲載。事業評価・原理・環境配慮。現場の粒径・土量を一般基準にしない。)

https://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h20giken/program/kadai/pdf/shitei/shi1-03.pdf

1:正しい。指定研究の整理での二手法の目的・土砂の移送方向を区別します。

2:誤り。指定研究の整理での二手法の目的・土砂の移送方向を区別します。

3:誤り。指定研究の整理での二手法の目的・土砂の移送方向を区別します。

4:誤り。指定研究の整理での二手法の目的・土砂の移送方向を区別します。


難易度:★☆☆

問8:養浜後の地形変化を確認する独自の計算例である。水平投影面積が80m×35mの区画の地盤高が、一様に0.15m上昇した。区画外への土砂移動、法面、空隙変化は算定しない。区画内の地形の体積増加はいくらか。単位はm³、与件を正確値として丸めない。

  1. 2,800m³。
  2. 420m³。
  3. 18,666.666…m³。
  4. 12m³。
【第8問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。面積は80×35=2,800m²、体積増加は2,800×0.15=420m³です。区画外の土砂の収支や実際の投入量と同じ値だと推定する計算ではありません。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究 3(1)・5(3)、PDF1〜2・8〜9頁。

1:誤り。高さ変化0.15mを掛けていません。

2:正しい。面積に高さ変化を掛けた値です。

3:誤り。面積を高さ変化で割っています。

4:誤り。幅35mを落としています。


難易度:★★☆

問9:国交省等の動的養浜研究に示された考え方による。A:もとの自然な海浜断面の回復を目標とする場合、B:侵食が進んだ危険箇所を緊急に守る場合について、養浜材の粒径選定として適当な組合せはどれか。

  1. A:汀線付近の粗い粒径を目標にし、外浜側の細砂分は元の断面の条件から外す。B:粗粒材の使用も検討する。
  2. A:元の粒径構成を考慮する。B:緊急防護であっても粗粒材の使用は対象外とする。
  3. A:外浜側の細砂分を含む元の粒径構成を考慮する。B:粗粒材の使用等を目的・海岸条件に応じて検討する。
  4. A:汀線付近の粒径だけで元の断面を代表する。B:一海岸で粗粒材が残った観測結果を他海岸にも同じ条件で適用する。
【第9問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。自然断面の回復と緊急防護を区別します。粗粒材だけでは下手側の漂砂量に問題が生じた事例もあり、一律に粗いほどよいとはしません。

根拠:環境に配慮した効果的な動的養浜手法に関する研究:5(3)b)c PDF9、富士海岸の留意点4(1)e PDF4

https://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h20giken/program/kadai/pdf/shitei/shi1-03.pdf

1:誤り。自然断面の回復では、外浜側の細砂分も含めた元の粒径構成を考慮します。

2:誤り。緊急防護では粗粒材の使用等が示されています。目的・海岸条件を踏まえて検討します。

3:正しい。自然断面の回復と緊急防護を区別します。粗粒材だけでは下手側の漂砂量に問題が生じた事例もあり、一律に粗いほどよいとはしません。

4:誤り。目標断面の粒径構成と、個別観測を一般化できるかの条件をともに取り違えています。

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