1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全14問)|下水道管渠の基礎と布設

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、下水道管渠の基礎と布設の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答7問 → 四肢択一7問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★★☆

問1:自然流下の下水管きょでは、流速を大きくするほど機能がよくなるので、速すぎる場合の管の損傷等を考慮せずにこう配を決めてよい。

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正解:×

正解は×です。横浜市の指定指針は、遅すぎる堆積と速すぎる損傷等の両面を考慮して流速・こう配を定める考え方です。

根拠:横浜市 下水道設計指針(管きょ編)・同解説 3.5.4、冊子3-35/PDF58。


難易度:★★☆

問2:横浜市「下水道管きょ工事仕様書」平成22年4月版の施工管理原理では、出来形の実測値と設計値の照合を記録し、不可視となる部分も施工段階で管理する。

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正解:○

正解は○です。施工中の測定・管理と記録を、検査時の確認に用います。旧版の許容誤差の数値を現行全国値として問うものではありません。

根拠:横浜市 下水道管きょ工事仕様書 附則1第4項(3)〜(5)と第5項(2)、冊子11/PDF11/附則2冒頭、冊子13/PDF13。


難易度:★☆☆

問3:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版による場合、下水道マンホールの内部に入る作業では、進入前に酸素欠乏や有害ガスの危険を調査する。

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正解:○

正解は○です。外部から通常に見えても内部の空気環境は調べます。酸欠危険作業の適用がある場合は酸欠則の測定・換気等の条件も守ります。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第412条第4項、冊子102/PDF8;酸素欠乏症等防止規則 本則第3条第1項・第5条(適用と例外を保持)。


難易度:★☆☆

問4:横浜市「下水道設計指針」令和8年度版に示す鳥居基礎は、極めて軟弱な地盤等で、はしご基礎の下に杭を設けて支持する構成である。

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正解:○

正解は○です。はしごだけでは十分な支持を得にくい場合の構成です。全ての管材・地盤に鳥居基礎を要求する問題ではありません。

根拠:横浜市 下水道設計指針(管きょ編)・同解説 3.5.10解説④鳥居基礎及び表3.27、冊子3-48/PDF71。


難易度:★☆☆

問5:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版による場合、管側の埋戻しでは、片側を先に高く埋めてから反対側を追い付かせる方法を基本とする。

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正解:×

正解は×です。左右を同時に、同じ高さで進めます。片側へ偏った圧力や空隙を生じさせません。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第402条第3項(3)・(4)、冊子97/PDF3。


難易度:★☆☆

問6:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版による、硬質塩化ビニル管のゴム輪接合では、ゴム輪接合用滑剤に代えてグリスを使用してよい。

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正解:×

正解は×です。第406条第4項ではゴム輪接合用滑剤を使用し、ゴム輪を劣化させるグリス・油等は使用しません。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第406条第4項、冊子100/PDF6。


難易度:★☆☆

問7:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版による、鉄筋コンクリート管の接合用ゴム輪は、暗所に保存し、屋外に野積みしない。

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正解:○

正解は○です。第405条第3項に沿った材料保管です。別の管種や全商品の保管温度・期間まで一律に指定する問題ではありません。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第405条第3項、冊子99/PDF5。

四肢択一

難易度:★★☆

問8:下水道の管基礎について、町田市の公開指針及び横浜市の令和8年度指針に示される考え方に沿うものはどれか。ここでは個別の寸法や支持角は問わない。

  1. 剛性管であれば、地盤が極めて軟弱でも基礎の支持条件を検討対象から外す。
  2. 管基礎は地盤条件によらず同じ形式とし、軟弱地盤でも選定の見直しを行わない。
  3. 可とう性管用の基礎形式を、剛性管の構造や地盤条件を考えずそのまま適用する。
  4. 管の剛性・可とう性と地盤条件に応じて選び、剛性管では砂・砕石・コンクリート等の形式を使い分ける。
【第8問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。正しい。管材の構造と地盤に応じて基礎を選びます。

根拠:町田市 下水道設計指針 第2章 管路施設 2-2-7第1・2項、冊子2-12/PDF13;横浜市 下水道設計指針(管きょ編)・同解説 3.5.10、冊子3-47〜48/PDF70〜71;町田市 下水道設計指針 第2章 管路施設 2-2-7第1項、冊子2-12/PDF13。

1:誤り。極めて軟弱な場合の鳥居・RC基礎等も示され、支持条件の検討が必要です。

2:誤り。軟弱かどうか等の地盤条件は選定に関わります。

3:誤り。管の構造の違いも考慮して使い分けます。

4:正しい。管材の構造と地盤に応じて基礎を選びます。


難易度:★★☆

問9:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版による場合、下水道管のゴム輪接合で、水密性の確保に沿う施工はどれか。

  1. 所定の接合面を清掃し、ゴム輪の位置・ねじれ・損傷を確認して所定の方法で接合する。
  2. ゴム輪が一部はみ出していても、差込みが進んでいればその状態で接合を終える。
  3. ゴム輪に傷みがあっても、管自体のひび割れがなければ継手の点検対象から外す。
  4. 接合面に付いた土砂を残し、差込み時の抵抗を大きくすることで水密性を確保する。
【第9問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。正しい。清掃、ゴム輪の適切な装着、損傷確認等を行います。

根拠:横浜市 下水道設計指針(管きょ編)・同解説 3.5.5、冊子3-38/PDF61;鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第405条第1・3項・第406条第1項、冊子99/PDF5。

1:正しい。清掃、ゴム輪の適切な装着、損傷確認等を行います。

2:誤り。ねじれやはみ出しがあれば正確に再装着します。

3:誤り。接合前にゴム輪の傷み等も検査します。

4:誤り。接合面は清掃し、異物を残しません。


難易度:★★☆

問10:町田市の公開「下水道設計指針」第2章の説明による場合、可とう性管の基礎の原則を表すものはどれか。地盤条件等による別形式の採用が必要な場合は、この設問の原則から除く。

  1. 管の全周を剛に拘束するコンクリート基礎。
  2. 自由支承の砂又は砕石基礎。
  3. 地盤条件を問わず鳥居基礎。
  4. 管の下を空洞に保ち、土からの支持を避ける形式。
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。指定指針では原則として自由支承の砂又は砕石基礎としています。

根拠:町田市 下水道設計指針 第2章 管路施設 2-2-7第2項、冊子2-12/PDF13。

1:誤り。指定資料の可とう性管の原則は自由支承の砂又は砕石基礎です。

2:正しい。指定指針では原則として自由支承の砂又は砕石基礎としています。

3:誤り。鳥居基礎を地盤によらない原則とはしていません。

4:誤り。指定の基礎による適切な支持を得ます。


難易度:★★☆

問11:町田市の公開「下水道設計指針」第2章の説明による場合、小型マンホールを除くマンホールと本管との接続について、適当なものはどれか。

  1. 接続部の可とう性はマンホール蓋の構造だけで確保し、管の継手には求めない。
  2. 本管が可とう性管であれば、マンホールとの接続は可とう性を検討せずに剛結する。
  3. 接続箇所に可とう性のある継手を用いる。
  4. 接続箇所の可とう性の代わりに、管をマンホールへ固定する長さだけを増す。
【第11問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。正しい。指定指針は、小型マンホールを除き本管との接続箇所に可とう性のある継手を用いるとします。

根拠:町田市 下水道設計指針 第2章 管路施設 2-2-5第6項、冊子2-9/PDF10。

1:誤り。蓋だけではなく、本管との接続の継手に関する規定です。

2:誤り。ここで指定した接続箇所には可とう性のある継手を用います。

3:正しい。指定指針は、小型マンホールを除き本管との接続箇所に可とう性のある継手を用いるとします。

4:誤り。固定長だけで指定の可とう性を代えません。


難易度:★☆☆

問12:独自の直線下水管きょで、上流管底高12.58m、下流管底高12.38m、水平延長50.0mとする。下りこう配Iを(上流管底高-下流管底高)÷水平延長と定義したとき、千分率の値はどれか。数値は正確値、1‰=0.001、端数処理なし。流量や最適こう配は問わない。

  1. -4‰。
  2. 0.004‰。
  3. 40‰。
  4. 4‰。
【第12問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。正しい。高低差は0.20m、I=0.20/50.0=0.004、千分率では0.004×1000=4‰です。

根拠:計算で検証(A独自の与件・単位換算) 高低差・水平距離の比と‰換算。流量や最適こう配の全設計ではない。。

1:誤り。指定された上流-下流の符号は正です。

2:誤り。無次元比0.004を千分率へ換算していません。

3:誤り。千分率への換算を10倍大きくしています。

4:正しい。高低差は0.20m、I=0.20/50.0=0.004、千分率では0.004×1000=4‰です。


難易度:★★☆

問13:鹿児島市「下水道土木工事一般仕様書」第4章の令和8年4月改訂版に従い管きょを埋め戻す。一層の仕上り厚さの基本となる上限と、管の周辺に加えて特に注意して施工する管頂から上方の高さの組合せはどれか。他の事業者の基準値は用いない。

  1. 60cm、30cm。
  2. 20cm、30cm。
  3. 30cm、20cm。
  4. 30cm、30cm。
【第13問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。一層の仕上り厚さは30cm以下を基本とし、管の周辺及び管頂から上方30cmまでは特に注意して施工します。同じ30cmでも別の管理要件です。

根拠:鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第402条第3項(4)、冊子97/PDF3;鹿児島市 下水道土木工事一般仕様書 第4章 管きょ布設工並びに築造工 第402条第3項(3)、冊子97/PDF3。

1:誤り。一層60cmは、30cm以下を基本とする指定の厚さに合いません。

2:誤り。指定の鹿児島の仕様では一層30cm以下を基本とします。他事業者の20cm等と混同しません。

3:誤り。指定の特に注意する範囲は管頂から上方30cmまでです。

4:正しい。一層の仕上り厚さは第402条3(4)、管周辺・管頂30cmは同3(3)です。


難易度:★★☆

問14:横浜市「下水道設計指針(管きょ編)・同解説」令和8年度版の3.5.4における、計画下水量に対する汚水管きょの原則的な最小流速と最大流速の組合せはどれか。雨水・合流管きょの値や、理想的流速の目安とは区別する。単位はいずれもm/s。

  1. 0.60、3.00。
  2. 0.80、3.00。
  3. 1.00、1.80。
  4. 0.60、1.80。
【第14問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。汚水管きょでは原則最小0.60m/s、最大3.00m/sです。理想的な1.00〜1.80m/s程度という設計上の目安は、この原則上下限とは異なります。

根拠:横浜市 下水道設計指針(管きょ編)・同解説 3.5.4解説(1)、冊子3-35/PDF58/(4)冒頭、冊子3-36/PDF59。

1:正しい。指定指針3.5.4解説(1)の原則上下限です。

2:誤り。最小0.80m/sは指定資料の雨水管きょ・合流管きょの値です。

3:誤り。(4)の理想的流速の目安を、汚水管きょの原則上下限と取り違えています。

4:誤り。最大流速に理想的範囲の上端を使っています。原則上限は3.00m/sです。

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