1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全16問)|シールド工法と施工管理

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、シールド工法と施工管理の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答7問 → 四肢択一9問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★★☆

問1:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、切羽の圧力を管理して安定を保つ必要があるのは掘進中であり、掘進を停止したら圧力による切羽保持を解除するのを原則とする。

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正解:×

正解は×です。掘進停止中も地山に適した圧力で切羽を安定させる必要があります。停止を切羽保持の解除条件にはしません。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(5)イ(ウ)、冊子119/PDF125。


難易度:★☆☆

問2:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、掘削土量や土の性状が急変した場合は切羽等の状態を確認し、過度な土砂取込み等を生じさせないよう対処する。

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正解:○

正解は○です。掘削・排土量と土の性状は管理対象です。量の変化を自動的に良好と扱いません。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(5)イ、冊子118〜119/PDF124〜125。


難易度:★☆☆

問3:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、裏込め注入は、テールボイドを残したまま地下水を自由に流すことを目的とする。

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正解:×

正解は×です。テールボイドを注入材で充填し、地山の緩みや沈下を抑えることが目的です。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(6)、冊子120/PDF126。


難易度:★☆☆

問4:国交省「土木工事安全施工技術指針」令和8年3月版による場合、土圧式シールドの掘削土は、地山に適した添加材等により塑性流動性や止水性を保つよう管理する。

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正解:○

正解は○です。チャンバー内の土砂の性状を切羽保持と排土に適した状態にします。全地山に同じ添加量を定める問題ではありません。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第16章第4節3、冊子122/PDF130;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)シ・10-4(5)イ(カ)、PDF122・125。


難易度:★☆☆

問5:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、セグメント継手のボルトは、最初に締めた後、シールドジャッキ推力の影響がなくなってから全数を再締付けする。

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正解:○

正解は○です。組立て時の全数締付けに加え、推力の影響がなくなった時点の再締付けを行います。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-6(1)エ、冊子121/PDF127。


難易度:★☆☆

問6:国交省「土木工事安全施工技術指針」令和8年3月版による場合、地下水位が高い条件で発進立坑の地中連続壁を取り壊す作業では、異常出水や崩壊に注意する。

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正解:○

正解は○です。第16章第4節2の本文が対象とするのは、地下水位が高い場合の発進立坑の地中連続壁取壊しです。節見出しから到達部まで同じ条件を補ってはいません。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第16章第4節2、冊子122/PDF130。


難易度:★☆☆

問7:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、テールシールは、土砂・地下水・裏込め注入材がシールド内へ流入するのを防ぐ役割を持つ。

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正解:○

正解は○です。テールのクリアランスへ追従し、グリース等の供給も行ってシール機能を保ちます。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ス、冊子116/PDF122。

四肢択一

難易度:★★☆

問8:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、泥水式と土圧式の切羽保持・土砂搬出の組合せとして適当なものはどれか。

  1. 泥水式:充満させた土だけで保持し泥水は使用しない。土圧式:チャンバー内の土を空にして保持。
  2. 泥水式:泥水圧で保持し流体輸送。土圧式:充満させた掘削土で保持しスクリューコンベヤ等で排土。
  3. 泥水式:加圧泥水を用いるが掘削土の搬出に流体輸送を用いない。土圧式:充満土で保持。
  4. 泥水式:流体輸送。土圧式:保持圧力と無関係に排土量を無制限に増やす。
【第8問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。泥水式は泥水圧と流体輸送、土圧式はチャンバー内の掘削土による圧力とスクリューコンベヤ等による排土を対応させます。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ウ(イ)、冊子115/PDF121;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ウ(ア)、冊子115/PDF121;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ア・ウ、冊子115/PDF121;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ア・ウ(ア)・セ、冊子115〜116/PDF121〜122;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)ウ(イ)・ソ、冊子115〜116/PDF121〜122。

1:誤り。泥水式の泥水と土圧式の充満土の役割を否定しています。

2:正しい。二つの形式の機構を対応させています。

3:誤り。泥水式には流体輸送の系統を用います。

4:誤り。土圧式の排土は切羽安定を保つよう制御します。


難易度:★★☆

問9:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、一次覆工のセグメント組立てで適当なものはどれか。

  1. 組立ての時点・形状:位置だけを合わせ、円形の確認は覆工後に行う/継手とシール材:継手にすき間があってもシール材は無傷ならよい
  2. 組立ての時点・形状:掘進完了後速やかに正確な位置と円形に組む/継手とシール材:継手にすき間があってもシール材は無傷ならよい
  3. 組立ての時点・形状:掘進完了後速やかに正確な位置と円形に組む/継手とシール材:継手を密着させ、シール材の損傷を防ぐ
  4. 組立ての時点・形状:位置だけを合わせ、円形の確認は覆工後に行う/継手とシール材:継手を密着させ、シール材の損傷を防ぐ
【第9問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。所定位置・真円と継手密着、シール材の損傷防止を合わせて管理します。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書:10-6(1)イ〜エ、冊子121/PDF127(令和8年10月5日一部改正、10章シールド。機構の対象工事の条件であり全事業者共通の法令値ではない。)

https://www.jrtt.go.jp/procurement/01_dobokukouji_shihousyo_R8.10kaisei.pdf

1:誤り。所定位置・真円と継手密着、シール材の損傷防止を合わせて管理します。

2:誤り。所定位置・真円と継手密着、シール材の損傷防止を合わせて管理します。

3:正しい。所定位置・真円と継手密着、シール材の損傷防止を合わせて管理します。

4:誤り。所定位置・真円と継手密着、シール材の損傷防止を合わせて管理します。


難易度:★★☆

問10:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、周辺地盤の測定について、適当なものはどれか。

  1. 地表面の計測・監視方法は施工開始後の測定結果を添えて初めて承諾を求める。
  2. 事前承諾を受けた計測方法を用いれば、施工中の切羽位置の把握は測定結果に代えて省ける。
  3. 切羽位置と測定値を施工者内で記録したことを、結果を提出したことと同じ扱いとする。
  4. 計測・監視方法の事前承諾を受け、施工中は切羽位置を把握して計測・監視し、結果を提出する。
【第10問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。方法・施工中の把握と測定・結果提出の時点と役割を区別しています。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(2)、冊子117/PDF123。

1:誤り。方法の承諾は事前に受けます。

2:誤り。施工中の切羽位置把握と計測・監視をともに行います。

3:誤り。施工者内の記録と、定められた結果の提出は別です。

4:正しい。方法・施工中の把握と測定・結果提出の時点と役割を区別しています。


難易度:★★☆

問11:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、線形管理として適当なものはどれか。

  1. シールドの位置・姿勢を計測し、所定線形に沿って慎重に掘進する。
  2. シールドの位置と姿勢を計測せず、計画線形からのずれは対象外とする。
  3. 計測の基準点が動いても点検せず、その値を無条件に採用する。
  4. 掘進時は線形を管理せず、全掘進が終わった後にだけ位置を調整する。
【第11問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。基準点等による計測の精度を確かめ、位置・姿勢を把握して所定線形に沿わせます。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(3)(4)(5)、冊子117〜119/PDF123〜125;鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(3)(4)・10-4(5)イ(ア)、冊子117・119/PDF123・125。

1:正しい。計測と慎重な掘進の組合せです。

2:誤り。位置・姿勢は管理対象です。

3:誤り。計測の精度管理と基準点等の点検が必要です。

4:誤り。掘進中に線形を管理します。


難易度:★★☆

問12:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、裏込め注入について、誤っているものはどれか。

  1. テールボイドを完全に充填するよう施工する。
  2. 原則として掘進と切り離し、テールボイドを数日放置してから注入する。
  3. セグメント強度や土圧・水圧等を考慮して注入圧力を管理する。
  4. 配合・注入圧力・注入量等を管理し、注入記録を残す。
【第12問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。原則を掘進から切り離して数日放置する説明が誤りです。原則掘進と同時にテールボイドを充填します。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(6)、冊子120/PDF126。

1:正しい。空隙を充填する条件です。

2:誤り。原則掘進と同時という条件に反します。

3:正しい。充填に必要な圧力と構造等を考慮します。

4:正しい。管理と所定の記録を行います。


難易度:★★☆

問13:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版による場合、次の記述のうち、適当なもののみを全て挙げた組合せはどれか。
ア:切羽圧力と掘削土量を管理する。
イ:裏込め注入は量だけを管理し、圧力は管理対象から外す。
ウ:シールドの位置・姿勢を把握して線形を管理する。
エ:注入の配合・圧力・量等を記録して管理する。

  1. ア・ウ
  2. ア・イ
  3. ア・ウ・エ
  4. イ・ウ
【第13問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。切羽保持・線形・裏込め注入を合わせて管理します。記録があれば沈下が必ずゼロになるという意味ではありません。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(4)・(5)・(6)、冊子117〜120/PDF123〜126。

1:誤り。適当な記述はア・ウ・エです。

2:誤り。適当な記述はア・ウ・エです。

3:正しい。適当な記述はア・ウ・エです。

4:誤り。適当な記述はア・ウ・エです。

記述別照合:

ア:正しい。切羽安定と過度な土砂取込み等を管理する

イ:誤り。注入圧力も管理対象である

ウ:正しい。中央管理等の対象となる

エ:正しい。裏込め注入の施工管理・記録に対応する


難易度:★☆☆

問14:シールドの独自の土量比較で、掘削径4.00m、掘進長2.00m、円周率3.14とする。地山の幾何体積をV=πD²L/4、ほぐし係数を1.20とし、ほぐし土量=V×1.20とする。これに対応するほぐし土量はどれか。損失等は除外し、与件は正確値、丸めなし。実施工の合否は問わない。

  1. 120.576m³。
  2. 25.12m³。
  3. 20.933333…m³。
  4. 30.144m³。
【第14問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。地山体積=3.14×4.00²×2.00÷4=25.12m³、ほぐし土量=25.12×1.20=30.144m³です。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(5)の土量管理。幾何式・係数を与えた計算は計算で検証。

1:誤り。直径を用いた円面積で4で割っていません。

2:誤り。ほぐす前の幾何体積です。

3:誤り。ほぐし係数で割っています。

4:正しい。幾何体積に与えたほぐし係数を掛けます。


難易度:★☆☆

問15:独自の裏込め空隙の幾何計算で、掘削外径6.00m、セグメント外径5.80m、対象延長1.00mの同軸円筒とする。空隙体積V=π(D²−d²)L/4、円周率3.14を使う。浸透・漏出・収縮・継目は全て除外する。空隙体積はどれか。与件は正確値、丸めなし。現場で必要な実注入量の基準とはしない。

  1. 1.8526m³。
  2. 0.0314m³。
  3. 7.4104m³。
  4. 0.18526m³。
【第15問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。V=3.14×(36.00−33.64)×1.00÷4=1.8526m³です。外径と内径の円断面積の差を使います。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-4(6)の空隙充填。幾何式・除外条件を与えた計算は計算で検証。

1:正しい。同軸の二つの円断面積の差に延長を掛けます。

2:誤り。外径と内径の差だけを直径とする円の体積にしています。

3:誤り。直径の二乗を用いた式で4で割っていません。

4:誤り。結果をさらに10で割っています。


難易度:★★☆

問16:鉄道・運輸機構「土木工事標準示方書」令和8年10月5日改正版10-3(1)チによる同時裏込め注入装置の扱いとして適当なものはどれか。

  1. 土丹等堅固な地山であれば、承諾がなくても装置を省略できる。
  2. 軟弱な地山では承諾なしで装置を省き、テールボイドも残してよい。
  3. 装置を省略できる条件では、裏込め注入の必要性も検討せず全て不要とする。
  4. 同時裏込め注入装置を装備するが、土丹等堅固な地山で承諾を受けたものは省略できる。
【第16問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。装置を装備する原則に対し、土丹等堅固な地山で承諾を受けたものに省略を認めています。装置の省略条件を、裏込め注入そのものを不要とする説明へ広げません。

根拠:鉄道・運輸機構 土木工事標準示方書 10-3(1)チ、冊子116/PDF122。

1:誤り。堅固な地山に加えて承諾が必要です。

2:誤り。所定の省略条件を満たさず、空隙を残す施工にもしていません。

3:誤り。装置の省略条件から注入自体の不要を導けません。

4:正しい。装備の原則と省略の両条件です。

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