1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、上水道管の更新と更生の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答3問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★★☆
問1:広島市水道局「水道工事共通仕様書」令和7年10月版に沿って断水を伴う上水道更新工事を計画する場合、断水時間の制約を踏まえた事前協議・周知や人員・資機材の準備を行う。
解答を見る
正解:○
正解は○です。断水による利用者への影響を考慮し、計画・広報と施工体制を事前に整えます。全工法の比較や一律の断水時間上限を問う問題ではありません。
根拠:広島市水道局 水道工事共通仕様書(共通仕様書編) 2-3-2-21(1)(3)、PDF280/冊子265。
難易度:★★☆
問2:いわき市「水道施設設計基準」令和7年4月一部改定版の説明による場合、既設管路の改良は布設替による更新を基本としつつ、現場条件、管路状態、給水取出数、経済性、将来計画等から他の方法の必要性も検討する。
解答を見る
正解:○
正解は○です。基本方針と他方法を選ぶ条件を分けて判断します。「更新なら旧管を全て完全撤去する」と一般化する問題ではありません。
根拠:いわき市水道局 水道施設設計基準 4.4.16(1)・解説1、PDF96〜97/冊子83〜84。
難易度:★★☆
問3:いわき市「水道施設設計基準」令和7年4月一部改定版の説明による場合、管径、施工延長や工法が違っても、錆こぶ等のクリーニング方法の適否を検討する必要はない。
解答を見る
正解:×
正解は×です。管径・施工延長・工法等に応じて適切なクリーニング方法を選びます。
根拠:いわき市水道局 水道施設設計基準 4.4.16(3)①・解説3、PDF96〜97/冊子83〜84。
四肢択一
難易度:★★☆
問4:いわき市「水道施設設計基準」令和7年4月一部改定版の説明による場合、既設管路の狭義の更生について適当な説明はどれか。
- ライニングが施工しやすければ、その材料の水質への影響は既設管の性質で相殺されると判断する。
- 管内を被覆したことを、既設管の構造的強度を含めた全機能が新管相当へ回復したことと同じに扱う。
- 既設管を利用し、クリーニングやライニング等で通水能力の回復や赤水防止を図り、水質へ悪影響がなく十分な耐久性を持つ材料を選ぶ。
- 工事直後の通水能力が回復すれば、その結果をライニングの長期耐久性の確認にも代える。
【第4問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。回復させる機能と、材料の水質・耐久性の条件を合わせています。
根拠:いわき市水道局 水道施設設計基準 4.4.16解説3、PDF97/冊子84;いわき市水道局 水道施設設計基準 4.4.16(3)①②・解説3、PDF96〜97/冊子83〜84。
1:誤り。材料自体が水質へ悪影響を及ぼさないことが必要で、施工性や既設管による相殺では判断しません。
2:誤り。狭義の更生で全機能が新管相当へ回復するとは限りません。
3:正しい。回復させる機能と、材料の水質・耐久性の条件を合わせています。
4:誤り。直後の通水能力と、材料に十分な耐久性があることは別の確認です。
難易度:★★☆
問5:いわき市「水道施設設計基準」令和7年4月一部改定版の説明による場合、既設管内挿入工法の説明として適当なものはどれか。
- 施工位置・順序:既設管の外側へ新管を巻き付ける/新管径:既設管の内径と同じ有効内径をそのまま確保
- 施工位置・順序:既設管を清掃して鞘管として使い内部へ新管を挿入/新管径:既設管の内径と同じ有効内径をそのまま確保
- 施工位置・順序:既設管の外側へ新管を巻き付ける/新管径:減径するため所要管径を確保できるか検討
- 施工位置・順序:既設管を清掃して鞘管として使い内部へ新管を挿入/新管径:減径するため所要管径を確保できるか検討
【第5問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。既設管内へ減径した新管を布設する方法で、所要管径・水密性・耐久性等を検討します。
根拠:いわき市水道局 水道施設設計基準:4.4.16解説1・2、PDF97/冊子84(平成14年7月施行・令和7年4月一部改定。地域の原則・例外を保持。)
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1001000002120/simple/sekkeikijun07_1.pdf
いわき市水道局 水道施設設計基準:4.4.16(2)・解説2、PDF96〜97/冊子83〜84(平成14年7月施行・令和7年4月一部改定。地域の原則・例外を保持。)
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1001000002120/simple/sekkeikijun07_1.pdf
1:誤り。既設管内へ減径した新管を布設する方法で、所要管径・水密性・耐久性等を検討します。
2:誤り。既設管内へ減径した新管を布設する方法で、所要管径・水密性・耐久性等を検討します。
3:誤り。既設管内へ減径した新管を布設する方法で、所要管径・水密性・耐久性等を検討します。
4:正しい。既設管内へ減径した新管を布設する方法で、所要管径・水密性・耐久性等を検討します。
難易度:★★☆
問6:いわき市「水道施設設計基準」令和7年4月一部改定版の説明による場合、既設管の強度が一部劣化した場合の管路更生の考え方として適当なものはどれか。全強度喪失や崩壊した管を対象とする問題ではない。
- 既設管の強度を期待する原則を踏まえ、自立型管内被覆管等で一部劣化へ対応できる方法の適用可能性を個別に検討する。
- 既設管の強度を期待する原則を、自立型を含む更生方法では一部劣化にも適用できないという禁止として扱う。
- 既設管の強度が一部低下した場合、内面を被覆する材料は工法によらず同じ構造負担をするものとして選ぶ。
- 通水能力の回復を確認した結果を、既設管の残存強度と被覆管の構造的な負担関係の確認にも代える。
【第6問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。既設管の強度を期待する原則と、自立型等の適用可能性を区別します。本問は全強度喪失を扱いません。
根拠:いわき市水道局 水道施設設計基準 4.4.16(3)・解説3、PDF96〜97/冊子83〜84。
1:正しい。既設管の強度を期待する原則と、自立型等の適用可能性を区別します。本問は全強度喪失を扱いません。
2:誤り。指定解説は自立型管内被覆管により強度の一部劣化へ適用できる方法にも言及しています。
3:誤り。工法・材料の構造的な能力を一律に同じとせず、適用条件を確認します。
4:誤り。通水性能と構造的強度の負担関係は異なる確認対象です。
難易度:★★☆
問7:A独自の円形通水断面モデルで、既設管内径1.00m、新設する内管の内径0.80mとする。円の面積はπd²/4とし、両者の通水断面積だけを比較する。新管の断面積は旧管の何%か。数値は正確値、丸めなし。粗度等の変化による実際の流量比は問わない。
- 80%。
- 64%。
- 36%。
- 125%。
【第7問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。正しい。(0.80/1.00)²×100=64%です。
根拠:計算で検証(A独自の円形断面・円筒空隙モデル) 独自の幾何学モデルと与件の検算。
1:誤り。80%は直径比で、面積比ではありません。
2:正しい。(0.80/1.00)²×100=64%です。
3:誤り。36%は減少した面積の割合で、新管面積の割合ではありません。
4:誤り。旧/新の直径比を100倍した値で、求める面積比ではありません。
「専門土木」の他の論点(41)
- 鋼橋の架設と架設時の安定
- 鋼橋の溶接施工と検査
- 鋼構造物の防食方式と耐候性鋼
- コンクリート構造物の劣化とひび割れ
- コンクリートの補修・補強とASR対策
- 橋梁床版・PC部材の施工
- 河川堤防の盛土施工
- 河川護岸・根固め・水制
- 堤防開削・仮締切・樋門樋管
- 砂防堰堤の形式・機能・施工
- 渓流保全工と床固工
- 地すべり対策と施工管理
- 舗装の路床と安定処理
- 粒状・安定処理路盤
- アスファルト基層・表層の施工
- 排水性・透水性等の特殊舗装
- 舗装の損傷診断・補修・再生
- コンクリート舗装と目地・補修
- ダム基礎掘削とグラウチング
- ダムコンクリートの配合・打設・温度管理
- 山岳トンネルの掘削工法と切羽管理
- トンネルの補助工法と覆工
- 海岸堤防と根固工
- 港湾の防波堤・ケーソン施工
- 浚渫の施工と管理
- 鉄道の路床・路盤
- 軌道構造と維持管理
- 営業線近接工事の保安
- シールド工法と施工管理
- 上水道管の布設と検査
- 下水道管渠の基礎と布設
- 小口径管推進の施工
- 薬液注入の施工と効果確認
- 鋼橋の高力ボルト接合と検査
- 鋼構造物の塗装施工と塗膜検査
- 急傾斜地の崩壊防止と施工
- 山岳トンネルの支保と観察計測
- 消波工・離岸堤・潜堤・人工リーフ
- 養浜の材料・施工・効果確認
- 水中コンクリートと水中不分離性コンクリート
- 下水道管渠の更生と維持管理