1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全10問)|消波工・離岸堤・潜堤・人工リーフ

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、消波工・離岸堤・潜堤・人工リーフの問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一6問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)に示す考え方について、人工リーフは、天端を水面上に突き出させることを基本とする従来型離岸堤と同じく天端を水面上に現す施設である。

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正解:×

正解は×です。人工リーフは没水型として扱われます。水面下の浅い天端やのり面付近で波を弱める点を、水面上に現れる従来型の施設と区別します。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.1〜3.4.3、PDF146〜148頁。


難易度:★★☆

問2:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)の施工性の例では、軟弱地盤や均質な細砂地盤に、堤体重量が大きくなる離岸堤を選定する場合は、基礎対策が必要となる。

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正解:○

正解は○です。同章の施工性の例に直接示された条件と処置です。旧設計編が述べる沈下と天端高の決定は別の説明として区別し、本問では計画編に直接記された基礎対策だけを判断します。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.1、PDF147頁。


難易度:★☆☆

問3:水面上に突出する従来型離岸堤と比べ、没水型の人工リーフは海面上の景観への影響を抑えやすい。

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正解:○

正解は○です。水面下に施設を設けることを利用した景観上の特徴です。個別地点で全ての環境・利用上の影響がなくなるという意味ではありません。

根拠:黒部河川事務所 Field Reports No.186 人工リーフ (1)外観・目的;河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.1、PDF146頁。


難易度:★☆☆

問4:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)に示す考え方について、堤防・護岸の前面の消波工は、波のエネルギーやうちあげを減らして越波等の低減に用いる。

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正解:○

正解は○です。消波工の基本的な役割です。必要な効果、海岸環境や利用、施工性等を踏まえて規模や形式を選びます。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.1、PDF146頁;河川砂防技術基準 設計編 技術資料 第7章 海岸保全施設の設計 第7章3.6.6、PDF639頁。

四肢択一

難易度:★★☆

問5:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)に示す考え方について、離岸堤の基本的な計画の説明として適当なものはどれか。

  1. 岸から離れた施設で波の作用を弱め、海浜の維持と漂砂の制御を図る。
  2. 背後の砂を沖へ運び出すため、離岸堤を通過する波を強める。
  3. 全ての連続堤に、不連続堤と同じ背後トンボロの形成を期待する。
  4. 堤の開口部や離岸距離を、漂砂制御を検討する諸元から除く。
【第5問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。岸から離れて汀線に沿う施設により波の作用や漂砂を制御します。堤の透過性や開口等で効果は異なり、同じ堆砂形状になるとは限りません。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章2.3.2・3.4.1、PDF135・146頁。

1:正しい。波浪と漂砂に働きかける基本的な機能です。

2:誤り。波を弱め海浜を保全する働きと逆です。

3:誤り。連続堤と不連続堤では背後の流れと堆砂が異なります。

4:誤り。開口幅や離岸距離等も漂砂制御に関係します。


難易度:★★☆

問6:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、海域堤の海岸コンクリートブロックに適用する7-1-5-6の据付けについて、誤っているものはどれか。

  1. ブロック相互の接合部に段差を生じさせないよう据え付ける。
  2. ブロック層の自然空隙へ、据付け後に間詰石を入れて仕上げる。
  3. 海中仮置き後は、接合面に付いた貝や海草等の異物を取り除く。
  4. 基礎面とブロックの間へ、かみ合わせ用の石を挿入しない。
【第6問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。自然空隙へ間詰石を入れるという記述が誤りです。指定どおり据え付けたブロックの空隙に石を加えて調整する施工ではありません。

根拠:土木工事共通仕様書(案)護岸基礎工・海岸コンクリートブロック工 7-1-5-6第11〜14項;土木工事共通仕様書(案)海域堤本体工 7-3-4-3。

1:正しい。第11項の据付けの条件です。

2:誤り。第12項は自然空隙への間詰石の挿入を禁じています。

3:正しい。第14項の異物除去の条件です。

4:正しい。第13項で禁止する施工です。


難易度:★★☆

問7:河川砂防技術基準計画編施設配置等計画編第4章(第2・3節R3年4月本文)による人工リーフの説明として適当な組合せはどれか。

  1. 波高を低減する機構:沖側のり面や天端付近での波の増幅/消波効果に関係する諸元:天端幅のみで天端水深にはよらない
  2. 波高を低減する機構:沖側のり面や天端付近の砕波と浅い天端上のエネルギー逸散/消波効果に関係する諸元:天端幅のみで天端水深にはよらない
  3. 波高を低減する機構:沖側のり面や天端付近の砕波と浅い天端上のエネルギー逸散/消波効果に関係する諸元:天端幅と天端水深等
  4. 波高を低減する機構:沖側のり面や天端付近での波の増幅/消波効果に関係する諸元:天端幅と天端水深等
【第7問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。砕波やエネルギー逸散による波高低減で、天端幅と天端水深などを合わせて検討します。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画:第4章3.4.1〜3.4.3、PDF146〜148頁(2025統合・参考文献情報更新版。第4章第1節はR4.4、第2・3節本文はR3.4。標準/考え方/例示を区別。)

https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/gijutsu/gijutsukijunn/keikaku/pdf/keikaku_shisetsu_all_2025.pdf

河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画:第4章2.3.3・3.4.3、PDF136・147〜148頁(2025統合・参考文献情報更新版。第4章第1節はR4.4、第2・3節本文はR3.4。標準/考え方/例示を区別。)

https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/gijutsu/gijutsukijunn/keikaku/pdf/keikaku_shisetsu_all_2025.pdf

1:誤り。砕波やエネルギー逸散による波高低減で、天端幅と天端水深などを合わせて検討します。

2:誤り。砕波やエネルギー逸散による波高低減で、天端幅と天端水深などを合わせて検討します。

3:正しい。砕波やエネルギー逸散による波高低減で、天端幅と天端水深などを合わせて検討します。

4:誤り。砕波やエネルギー逸散による波高低減で、天端幅と天端水深などを合わせて検討します。


難易度:★★☆

問8:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章(第2・3節は令和3年4月本文)に示す考え方について、人工リーフと海域利用を検討する際の留意点として適当なものはどれか。

  1. 人工リーフが水面下であれば、設置により生じる浅い水深を船舶の通行条件へ反映しない。
  2. 人工リーフの位置だけを海域利用の条件とし、広い堤敷が占める範囲は漁業への影響から外す。
  3. 天端が水面上に現れる施設の利用制約を、そのまま水面下では制約がないという判断へ置き換える。
  4. 人工リーフの広い堤敷と浅い水深を、船舶の通行や漁業への支障と対応させて検討する。
【第8問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。水面下の形状・水深による利用上の支障を検討します。個別の標識法令の要件は問うていません。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.1、PDF147頁。

1:誤り。水面下でも水深が浅くなることが通行等に影響します。

2:誤り。位置だけでなく、堤敷の広さも海域利用への影響の条件です。

3:誤り。施設が水面上に現れないことと、利用への支障がないことは異なります。

4:正しい。水面下の形状・水深による利用上の支障を検討します。個別の標識法令の要件は問うていません。


難易度:★★☆

問9:国交省「港湾工事共通仕様書」令和8年3月版による場合、次の記述のうち、適当なもののみを全て挙げた組合せはどれか。
ア:消波ブロック相互のかみ合せに留意し、不安定な状態を残さない。
イ:基礎面とブロックの間に、かみ合わせ用の石を差し込んで調整する。
ウ:ブロック相互間へ転落石がはまり込まないようにする。
エ:ブロックの安定を確保するため、ブロック相互間にもかみ合わせ用の石を入れる。

  1. ア・ウ
  2. ア・イ
  3. イ・ウ
  4. ア・エ
【第9問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。ブロックのかみ合せを確保することと、石を追加してかみ合わせることを区別します。 アは正:5-18-3第2項(5)。 イは誤:同項(7)の禁止に反する。 ウは正:同項(6)の条件。 エは誤:同項(7)はブロック相互間も禁止。

根拠:港湾工事共通仕様書 第1編5-18-3第2項(5)、冊子1-179/PDF238頁;港湾工事共通仕様書 第1編5-18-3第2項(6)(7)、冊子1-179/PDF238頁。

1:正しい。適当な記述はア・ウです。

2:誤り。適当な記述はア・ウです。

3:誤り。適当な記述はア・ウです。

4:誤り。適当な記述はア・ウです。


難易度:★★☆

問10:国交省「河川砂防技術基準 計画編」施設配置等計画編第4章3.4.3(令和3年4月本文)の人工リーフに関する考え方として適当なものはどれか。全条件で一定の水位上昇量を保証する規定とはしない。

  1. 本文の10〜20%は、岸側平均水位の上昇量を人工リーフの天端水深と比較した割合である。
  2. 本文には岸側平均水位が入射波高の10〜20%上昇する説明があり、その上昇をうちあげ高に考慮する。
  3. 相対的な天端水深が深いほど岸側平均水位の上昇量が大きくなる、という方向で本文は説明している。
  4. 本文の10〜20%は、入射波高ではなく、うちあげ高から差し引くべき低下量の割合である。
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。強制砕波に伴う岸側の平均水位上昇をうちあげ高へ考慮します。全条件での固定割合を保証する数値ではありません。

根拠:河川砂防技術基準 計画編 施設配置等計画編 技術資料 第4章 海岸保全施設配置計画 第4章3.4.3考え方、冊子第4章-15/PDF147頁。

1:誤り。割合の比較対象は入射波高で、天端水深ではありません。

2:正しい。強制砕波に伴う岸側の平均水位上昇をうちあげ高へ考慮します。全条件での固定割合を保証する数値ではありません。

3:誤り。本文は相対的に天端水深が浅いほど上昇量が大きくなると説明しており、方向が逆です。

4:誤り。岸側平均水位の上昇の説明で、うちあげ高から引く低下量ではありません。

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