1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全11問)|浚渫の施工と管理

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、浚渫の施工と管理の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答6問 → 四肢択一5問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★★☆

問1:国交省「港湾工事共通仕様書」令和8年3月版による場合、浚渫船の選定では、現場の土質・海象だけでなく周辺海域の利用状況も考慮し、設計図書で船規格が指定されている場合はそれに従う。

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正解:○

正解は○です。作業可能性と効率、周辺への影響を考えて選びます。土質の名称だけで船を一律に選ぶ規定ではありません。

根拠:港湾工事共通仕様書 第1編5-3-2第1項(1)・第3項(1)、冊子1-117〜118/PDF176〜177頁。


難易度:★☆☆

問2:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、水中コンクリートの打設をやむを得ず中断した。再開時は、レイタンスを残したまま次のコンクリートを打ち足す。

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正解:×

正解は×です。原則は所定高さまでの連続打設です。やむを得ず中断した場合も、レイタンスを完全に除去しなければ次の打設へ進めません。本問は浚渫そのものではなく水中コンクリートの施工事項です。

根拠:土木工事共通仕様書(案)水中コンクリート 1-3-12-2第3項。


難易度:★★☆

問3:国交省「港湾工事共通仕様書」令和8年3月版による場合、浚渫土砂の運搬・処分の区域と方法が設計図書に指定されている。これに従うとともに、運搬途中の土砂の漏出を防ぐ。

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正解:○

正解は○です。指定された場所へ運ぶだけでなく、運搬中の漏出防止も必要です。有害底質の判定値や処分許可の細目はこの問題の対象ではありません。

根拠:港湾工事共通仕様書 第1編5-3-2第2項(2)・第4項(2)、PDF177〜178頁。


難易度:★☆☆

問4:関門航路事務所の「整備の流れ」では、事前の土質調査で把握した海底土砂の性質を、浚渫方法や作業期間等の検討に用いる。個別船の性能限界は対象外とする。

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正解:○

正解は○です。関門航路事務所の「整備の流れ」では、事前の土質調査で把握した海底土砂の性質を、浚渫方法や作業期間等の検討に用いる。個別船の性能限界は対象外とする。

根拠:関門航路事務所 事業情報・整備の流れ:整備の流れ(1)(4)(版年月を特定できず2026-10-15取得。深浅測量・土質調査・磁気探査・船の原理だけ。個別航路の深度や探査閾値を全国の規定値にしない。)

https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kanmon/works/

関門航路事務所 事業情報・整備の流れ:整備の流れ(4)(版年月を特定できず2026-10-15取得。深浅測量・土質調査・磁気探査・船の原理だけ。個別航路の深度や探査閾値を全国の規定値にしない。)

https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kanmon/works/


難易度:★☆☆

問5:関門航路のように機雷や不発弾が残っている可能性のある海域の浚渫では、事前に磁気探査等で危険物の有無を調べる工程を設ける例がある。

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正解:○

正解は○です。危険物が存在する可能性を踏まえた事前調査です。関門の具体的な探査閾値や全海域での一律の義務を問うものではありません。

根拠:関門航路事務所 事業情報・整備の流れ 整備の流れ(2)(3)。


難易度:★☆☆

問6:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、浚渫船運転工において、浚渫済みの箇所に堆砂があった。監督職員の出来形確認済みの部分を除き、再施工する。

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正解:○

正解は○です。3-2-16-3第11項の処置です。計画断面外の過掘りを出来高に入れないという数量の規定とは別に、浚渫済み箇所の堆砂への対応を確認します。

根拠:土木工事共通仕様書(案)浚渫工(共通) 3-2-16-3第11項。

四肢択一

難易度:★★☆

問7:浚渫計画前の深浅測量と、国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版3-2-16-3による浚渫数量の確認の組合せとして適当なものはどれか。

  1. 事前に水深を調べたので、数量は施工後の断面等を確認せず事前水深だけで確定する。
  2. 事前に現況水深を調べ、数量は原則として浚渫後の断面の跡坪測量で確認する。
  3. 事前の深浅測量で土砂の粒度だけを求め、数量は浚渫後の断面で確認する。
  4. 事前に水深を調べ、後断面で数量確認できない場合は排土箇所の実測という代替経路も採れない。
【第7問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。計画前は深浅測量で現況水深を調べます。数量確認は原則として施工後の断面の跡坪測量によります。後断面で確認できない場合には排土箇所の実測結果による経路もあります。

根拠:関門航路事務所 事業情報・整備の流れ 整備の流れ(1)(4);関門航路事務所 事業情報・整備の流れ 整備の流れ(1);土木工事共通仕様書(案)浚渫工(共通) 3-2-16-3第9項。

1:誤り。数量確認は原則として浚渫後の施工断面によります。

2:正しい。計画前の調査と施工後の数量確認を区別しています。

3:誤り。深浅測量の対象は水深で、粒度調査とは異なります。

4:誤り。後断面で確認できない場合は排土箇所の実測結果による経路があります。


難易度:★★☆

問8:国交省「港湾工事共通仕様書」令和8年3月版による場合、濁り防止の特別処置と水質汚濁防止膜が設計図書で指定された浚渫工事について、適当な対応はどれか。

  1. 指定された防止膜を省き、濁りが広がってから設置の必要性を考える。
  2. 防止膜を設けた後は、その破損や設置状態を管理対象から外す。
  3. 指定処置に従って防止膜を設け、設置期間中も保守管理する。
  4. 膜を設けたことを理由に、濁り防止の他の指定処置を省く。
【第8問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。指定された濁り防止処置に従い、防止膜の設置期間中は適切に保守管理します。設置した事実だけで管理が終わるものではありません。

根拠:港湾工事共通仕様書 第1編5-3-2第1項(3)・第3項(3)、PDF177頁;港湾工事共通仕様書 第1編3-2-2第1・5項、冊子1-93/PDF152頁。

1:誤り。指定された処置に従います。

2:誤り。設置期間中も適切な保守管理が必要です。

3:正しい。設計指定と設置中の管理を両方満たします。

4:誤り。膜の設置で他の設計指定が消えるわけではありません。


難易度:★★☆

問9:関門航路事務所が説明するドラグサクション浚渫船とグラブ浚渫船の掘削の原理の組合せはどれか。

  1. ドラグサクション:海底のヘッドからポンプで土砂を吸い上げる/グラブ:バケットで土砂をつかみ上げる
  2. ドラグサクション:バケットで土砂をつかみ上げる/グラブ:海底のヘッドからポンプで土砂を吸い上げる
  3. ドラグサクション:海底のヘッドからポンプで土砂を吸い上げる/グラブ:海底のヘッドからポンプで土砂を吸い上げる
  4. ドラグサクション:バケットで土砂をつかみ上げる/グラブ:バケットで土砂をつかみ上げる
【第9問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。ポンプ吸上げとバケットでのつかみ上げを区別します。

根拠:関門航路事務所 事業情報・整備の流れ:整備の流れ(5)(版年月を特定できず2026-10-15取得。深浅測量・土質調査・磁気探査・船の原理だけ。個別航路の深度や探査閾値を全国の規定値にしない。)

https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kanmon/works/

港湾工事共通仕様書:第2編第1章第3節、PDF249〜250頁(令和8年3月・国土交通省港湾局。土木工事共通仕様書とは別資料。冊子頁とPDF頁を区別。設計図書の定め・承諾・通知及び作業段階を保持。)

https://www.mlit.go.jp/kowan/content/001989838.pdf

1:正しい。ポンプ吸上げとバケットでのつかみ上げを区別します。

2:誤り。ポンプ吸上げとバケットでのつかみ上げを区別します。

3:誤り。ポンプ吸上げとバケットでのつかみ上げを区別します。

4:誤り。ポンプ吸上げとバケットでのつかみ上げを区別します。


難易度:★★☆

問10:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、浚渫船運転工3-2-16-3について、次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
ア:施工中は水位又は潮位の変化に注意し、計画深度を誤らないようにする。
イ:仕上げ面付近では過掘りを少なくする。
ウ:計画断面外の過掘りは、その部分も出来高数量へ算入する。
エ:構造物周辺で過掘りした場合、構造物に影響しないように埋め戻す。

  1. 1個
  2. 3個
  3. 2個
  4. 4個
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。計画深度の確保、過掘りの抑制と、数量の扱いは分けて確認します。 アは正:3-2-16-3第3項。 イは正:同条第6項。 ウは誤:同条第10項は算入しない。 エは正:同条第6項後段。

根拠:土木工事共通仕様書(案)浚渫工(共通) 3-2-16-3第3・6・10項。

1:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。

2:正しい。適当な記述はア・イ・エの3個です。

3:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。

4:誤り。適当な記述はア・イ・エの3個です。


難易度:★☆☆

問11:水平な浚渫対象区画で、水平投影面積が120m×45m、計画断面までの掘削厚が全域で0.8mとする。法面・過掘り・ほぐし・沈下の体積変化は算入しない。計画断面の体積はいくらか。単位はm³、与件を正確値とし丸めない。

  1. 6,750m³。
  2. 5,400m³。
  3. 4,320m³。
  4. 96m³。
【第11問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。面積は120×45=5,400m²です。体積は5,400×0.8=4,320m³となります。実際の数量確認の測量方法や、計画断面外の過掘りの扱いとは分けた、独自与件の計算です。

根拠:関門航路事務所 事業情報・整備の流れ 整備の流れ(1);土木工事共通仕様書(案)浚渫工(共通) 3-2-16-3第9項。

1:誤り。面積を厚さで割っています。

2:誤り。面積の数値のままで厚さを掛けていません。

3:正しい。水平面積に掘削厚を掛けています。

4:誤り。幅45mを落としています。

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