1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全16問)|地すべり対策と施工管理

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、地すべり対策と施工管理の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答5問 → 四肢択一11問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、地表水排除工の水路や浸透防止工は、地表水を地すべり土塊内へ積極的に浸透させるために設ける。

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正解:×

正解は×です。地表水の浸透・再浸透を防いで誘因を減らすために設けます。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3.1(1)、冊子10-3-10/PDF10。


難易度:★☆☆

問2:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、深層地下水排除工は、すべり面付近の間隙水圧・地下水位の低下を図る。

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正解:○

正解は○です。地下水条件を変える抑制工です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3.1(3)、冊子10-3-10〜11/PDF10〜11。


難易度:★☆☆

問3:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、抑止用アンカーでは、引張力を伝える定着地盤と反力構造物を含む系全体の安定を検討する。

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正解:○

正解は○です。アンカー単体だけでなく定着地盤・反力構造物も含めて安定を確保します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.3、冊子10-4-26以降/PDF26以降。


難易度:★☆☆

問4:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、地すべりの警戒避難対策では監視機器によるデータ収集と関係機関への連絡体制の整備を図る。

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正解:○

正解は○です。伸縮計・傾斜計等で監視し連絡につなげます。施工中止の全国共通の数値を定めた問題ではありません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 2.2.2、冊子10-3-8/PDF8。


難易度:★☆☆

問5:長野県「土木工事設計基準書」第10編第4章(平成26年11月1日版)による場合、集水井の天端は地表から1m程度突出させ、安全な蓋を設けて施錠する。

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正解:○

正解は○です。集水井上部の安全確保の指定条件です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.2(2)1)⑥、冊子10-4-9/PDF9。

四肢択一

難易度:★★☆

問6:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、頭部の排土工の目的と注意点として適当なものはどれか。

  1. 頭部へ荷重を追加して滑動力を増し、上方斜面の調査は省く。
  2. 頭部荷重を減らして滑動力を小さくし、上方の潜在性地すべりを誘発しないか調べる。
  3. 排土位置にかかわらず同じ効果になるため、安定計算は不要とする。
  4. 排土による上方斜面の不安定化は起こり得ないものとして計画する。
【第6問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。頭部排土の効果と、上方斜面への影響を確認します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.3.1、冊子10-4-15/PDF15;長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.3.1①②、冊子10-4-15/PDF15。

1:誤り。頭部荷重を減らします。

2:正しい。頭部排土の効果と、上方斜面への影響を確認します。

3:誤り。位置・量を安定計算等で決めます。

4:誤り。上方の地すべり誘発・拡大のおそれを調査します。


難易度:★★☆

問7:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、押え盛土工の計画として適当なものはどれか。

  1. 頭部にだけ盛土して滑動力を増やすことを、押え盛土の目的とする。
  2. 末端部の支持条件を調べず、盛土量を増せば必ず安全になるとする。
  3. 原則末端部へ盛土して抵抗を増し、底部破壊や下方斜面の地すべり誘発を調べる。
  4. 盛土の位置は決まっているので、安定計算により量を定める必要はない。
【第7問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。正しい。押えの効果と、支持地盤・下方斜面への悪影響を検討します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.3.2、冊子10-4-16/PDF16;長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.3.2①②、冊子10-4-16/PDF16。

1:誤り。原則として末端部で抵抗を増します。

2:誤り。底部破壊等の検討が必要です。

3:正しい。押えの効果と、支持地盤・下方斜面への悪影響を検討します。

4:誤り。位置・量を所定の安全率等から検討します。


難易度:★★☆

問8:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、抑止杭等の説明として適当なものはどれか。

  1. 杭・シャフトを、地下水位の低下を主な作用とする抑制工に分類する。
  2. 杭・シャフトを抑止工とし、地盤条件が異なる根入れ部にも杭の材質が同じなら同じ設計を適用する。
  3. アンカーだけを抑止工とし、杭・シャフトは構造物の抵抗を使わない工法に分類する。
  4. 杭・シャフト・アンカー等は構造物の抵抗を使う抑止工で、杭の機能や根入れ部の地盤条件を考慮する。
【第8問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。分類と、杭の機能・地盤に応じた設計を区別して確認しています。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.1.1、冊子10-4-18〜20/PDF18〜20;長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3.2、冊子10-3-11/PDF11;長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.1.4、冊子10-4-24/PDF24。

1:誤り。杭・シャフトは構造物の抵抗を使う抑止工です。地下水位を下げる作用と混同しています。

2:誤り。根入れ部は地盤条件を考慮して設計する必要があります。

3:誤り。杭・シャフトも構造物の抵抗を使う抑止工です。

4:正しい。分類と、杭の機能・地盤に応じた設計を区別して確認しています。


難易度:★★☆

問9:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、地形・地下水等の自然条件を変化させる工法を[ア]、設置した構造物の抵抗力を利用する工法を[イ]という。空欄に入る組合せはどれか。

  1. ア:抑制工、イ:抑止工。
  2. ア:抑止工、イ:抑制工。
  3. ア:抑制工、イ:抑制工。
  4. ア:抑止工、イ:抑止工。
【第9問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。正しい。自然条件の変更と構造物の抵抗力を区別します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3、冊子10-3-9〜10/PDF9〜10。

1:正しい。自然条件の変更と構造物の抵抗力を区別します。

2:誤り。二つの機能の名称を逆にしています。

3:誤り。構造物の抵抗力を使う後者は抑止工です。

4:誤り。自然条件を変える前者は抑制工です。


難易度:★★☆

問10:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、運動が継続する地すべりでの原則的な対策順として適当なものはどれか。

  1. 運動の大きさを問わず杭だけを必ず先行させ、地下水排除は最後に行う。
  2. 抑制工で運動を緩和又は停止させてから、必要な抑止工を導入する。
  3. 抑止工を先行すれば、移動中でも施工や構造物への影響を検討しなくてよい。
  4. 地下水位と移動の関係があっても、抑制工の採用を一切認めない。
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。継続運動中は原則として抑止工を先行させません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3解説3)、冊子10-3-10/PDF10。

1:誤り。抑制工で緩和・停止を図るのが原則です。

2:正しい。継続運動中は原則として抑止工を先行させません。

3:誤り。活動中の影響等を無視できません。

4:誤り。地下水排除等を適切に組み合わせます。


難易度:★★☆

問11:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
ア:地表水排除工は抑制工である。
イ:集水井や排水トンネルは深層地下水排除の方法に含まれる。
ウ:押え盛土工は構造物の抵抗力を使う杭工と同じ理由で抑止工に分類する。
エ:排土工は抑制工に含まれる。

  1. 1個
  2. 2個
  3. 3個
  4. 4個
【第11問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。工法の作用に基づいて分類します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第3章 3.3.1、冊子10-3-10〜11/PDF10〜11。

1:誤り。適当なのはア・イ・エの3個です。

2:誤り。適当なのはア・イ・エの3個です。

3:正しい。適当なのはア・イ・エの3個です。

4:誤り。適当なのはア・イ・エの3個です。

記述別照合:

ア:正しい。浸透・再浸透を抑える

イ:正しい。深層の地下水を排除する

ウ:誤り。地形条件を変える押え盛土は抑制工

エ:正しい。地形・荷重条件を変える


難易度:★★☆

問12:長野県「土木工事設計基準書」第10編(平成26年11月1日版)による場合、活動中の地すべり範囲内に集水井を施工する場合の井底と、恒常排水の扱いとして適当なものはどれか。数値はこの県の指定版の条件を問う。

  1. 恒常排水では自然排水を禁止し、地形にかかわらず揚水だけを原則とする。
  2. 井底をすべり面より必ず2.0m以上深くし、恒常排水は自然排水を原則とする。
  3. すべり面の深さにかかわらず、井底を地表から同じ深さの固定値だけで決める。
  4. 井底をすべり面より2.0m以上浅くし、恒常排水は自然排水を原則とする。
【第12問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。正しい。活動中の指定範囲における井底位置と自然排水の原則です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.2(2)1)③・2)①、冊子10-4-9・12/PDF9・12。

1:誤り。指定版は自然排水を原則とします。

2:誤り。活動中の指定範囲ではすべり面より2.0m以上浅くします。

3:誤り。すべり面との位置関係等を考慮します。

4:正しい。活動中の指定範囲における井底位置と自然排水の原則です。


難易度:★☆☆

問13:独自の単純化した地すべり安定評価で、抵抗力R=220kN/m、滑動力D=200kN/m、安全率をF=R/Dと与える。計算値はどれか。与件は正確値、丸めなし。実斜面の設計判定や法定安全率は問わない。

  1. 1.10。
  2. 0.90。
  3. 20。
  4. 420。
【第13問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。正しい。220÷200=1.10で無次元です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.1.1式4.5、PDF19(数値は計算で検証)。

1:正しい。220÷200=1.10で無次元です。

2:誤り。200÷220とも異なり、与えたR/Dではありません。

3:誤り。220−200の差を答えています。

4:誤り。220+200の和を答えています。


難易度:★☆☆

問14:独自の安定評価でF=(R+P)/D、R=220kN/m、D=200kN/m、目標F=1.20とする。Dを変えずに加える最小抵抗Pはどれか。与件は正確値、丸めなし。現地設計の照査条件を一律に定める問題ではない。

  1. 40kN/m。
  2. 20kN/m。
  3. 200kN/m。
  4. 240kN/m。
【第14問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しい。1.20×200−220=20kN/mです。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.1.1式4.5、PDF19(数値は計算で検証)。

1:誤り。元の抵抗力を200へ置き換えた計算です。

2:正しい。1.20×200−220=20kN/mです。

3:誤り。与えた滑動力そのものです。

4:誤り。必要総抵抗240であり追加量ではありません。


難易度:★★☆

問15:長野県「土木工事設計基準書」第10編第4章(平成26年11月1日版)による場合、せん断破壊だけの検討でよい杭を全長18.0m、基礎地盤のN値50とする独自の例で、すべり面以下が特に軟弱な場合は除く。2.1.4のN値条件による最小根入れ長はいくらか。与件は正確値、単位m、丸めなし。

  1. 9.0m。
  2. 4.5m。
  3. 6.0m。
  4. 18.0m。
【第15問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。N=50は50以下に含まれるため、全長の1/3以上です。18.0÷3=6.0mがこの条件の最小値です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 2.1.4-2、冊子10-4-24/PDF24。

1:誤り。全長の1/2で、この条件による最小値ではありません。

2:誤り。一般の1/4側を用い、N値50以下の追加条件を落としています。

3:正しい。50以下の包含と1/3の計算です。

4:誤り。全長をそのまま根入れ長としています。


難易度:★★☆

問16:長野県「土木工事設計基準書」第10編第4章(平成26年11月1日版)による場合、集水井の原則的な深さの範囲と、一般の標準内径の組合せとして適当なものはどれか。すべり面との井底位置や、範囲外となる場合の追加検討は別に満たすものとする。

  1. 深さ10〜30m程度、内径2.5m標準。
  2. 深さ20〜40m程度、内径3.5m標準。
  3. 深さ20〜40m程度、内径2.5m標準。
  4. 深さ10〜30m程度、内径3.5m標準。
【第16問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。指定版の深さと内径の対象・単位を対応させています。全国一律の現行値として一般化しません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.2(2)1)③、冊子10-4-9/PDF9;長野県 土木工事設計基準書 第10編第4章 1.2(2)1)⑦、冊子10-4-9/PDF9。

1:誤り。指定版の一般標準内径は3.5mです。

2:誤り。指定版の原則的な深さの範囲は10〜30m程度です。30m以上が必要な場合には別途十分な検討を要します。

3:誤り。原則的な深さの範囲と一般標準内径がともに指定版と異なります。

4:正しい。指定版の深さと内径の対象・単位を対応させています。全国一律の現行値として一般化しません。

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