1級土木施工管理技士 専門土木 一問一答・四肢択一(全24問)|砂防堰堤の形式・機能・施工

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、砂防堰堤の形式・機能・施工の問題です(分野:専門土木・重要度B)。一問一答7問 → 四肢択一17問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、堰堤基礎は所要の支持力・せん断抵抗等を持ち、不等沈下や浸透破壊に対する安定を確保する。

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正解:○

正解は○です。基礎の安定は根入れ深さだけでなく、地盤の支持・せん断・浸透等の条件を合わせて検討します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.6.1、冊子9-4-53〜55/PDF53〜55。


難易度:★☆☆

問2:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、袖の両岸への取付けは、地表面へ接するだけにとどめ、安定した地盤へ嵌入させないことを原則とする。

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正解:×

正解は×です。袖は基礎と同程度に安定した地盤へ嵌入させます。洪水を袖で越流させないことも原則です。特殊な越流条件等の全設計をここで定めた問題ではありません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.8.1、冊子9-4-63〜64/PDF63〜64。


難易度:★☆☆

問3:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防コンクリート堰堤の1リフトの高さは0.75m以上2.0m以下とし、同一区画内は連続して打ち込む。

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正解:○

正解は○です。1リフトの高さの規定です。締固めの一層の厚さや、長野版の基礎等のハーフリフトの扱いとは区別します。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-4第8項。


難易度:★☆☆

問4:国交省「土木工事安全施工技術指針」令和8年3月版による場合、土石流のおそれがある工事では、気象や上流の監視、警報、避難路・場所、連絡体制、教育訓練等を整える。

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正解:○

正解は○です。土石流に備えた安全対策を講じます。全国共通の降雨量閾値を推測で定めた問題ではありません。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第12章第1節6・7、冊子80〜81/PDF88〜89。


難易度:★☆☆

問5:砂防設備の点検で堆積状況を把握し、必要に応じて除石することは、設備の所要機能を維持するための対応の一つである。

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正解:○

正解は○です。中部地方整備局の砂防技術指針の除石の考え方によります。土砂捕捉後も、次回への機能を点検します。

根拠:中部地方整備局 砂防技術指針 第8章4除石、冊子8-14/PDF402。


難易度:★★☆

問6:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防堰堤の水叩きコンクリートは、監督職員の事前承諾がなくても、50cmの高さごとに水平継目を設けて打ち込んでよい。

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正解:×

正解は×です。水叩きは水平継目を設けずに打ち込みます。水平継目を設ける例外には事前承諾が必要で、50cmを独自の許容条件にはできません。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-8第1項。


難易度:★☆☆

問7:長野県の令和8年版砂防施設設計による砂防堰堤の袖では、洪水を袖から越流させないことを原則として構造を定める。

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正解:○

正解は○です。袖部は非越流を原則とし、想定される外力に安全な構造とします。異常な洪水等で越流する可能性への配慮と、設計上の原則を区別します。

根拠:

長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1):4.8.1、冊子9-4-63/PDF63

https://www.pref.nagano.lg.jp/gijukan/infra/kensetsu/gijutsu/documents/904_saboshisetunosekkei1_r080401sin.pdf

四肢択一

難易度:★★☆

問8:土石流捕捉を目的とする透過型砂防堰堤と、不透過型による堆砂の説明として適当な組合せはどれか。

  1. 透過型:平常時から開口を閉塞させて通砂を止める/不透過型の堆砂:上流河床勾配を急にして土砂流出を加速
  2. 透過型:平常時は通砂し、土石流時に巨礫等で開口を閉塞して捕捉/不透過型の堆砂:上流河床勾配を緩和して土砂流出を調節
  3. 透過型:平常時は通砂し、土石流時に巨礫等で開口を閉塞して捕捉/不透過型の堆砂:上流河床勾配を急にして土砂流出を加速
  4. 透過型:平常時から開口を閉塞させて通砂を止める/不透過型の堆砂:上流河床勾配を緩和して土砂流出を調節
【第8問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。透過型の平常時と土石流時の通過特性、不透過型の堆砂による流出調節を区別します。

根拠:国交省 利根川水系砂防事務所 砂防堰堤の働き:砂防堰堤の働き(公開ウェブの土砂調節の機能だけ。版年月不詳、2026-10-16取得。)

https://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/tonesui00001.html

国交省 湯沢砂防事務所 透過型砂防堰堤の働き:透過型砂防堰堤の働き(公開ウェブの平常時通砂と土石流捕捉の機能だけ。版年月不詳、2026-10-16取得。)

https://www.hrr.mlit.go.jp/yuzawa/study3-3.html

長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1):1.3.1・1.3.2、冊子9-4-16/PDF16(令和8年4月1日改定。根入れ等は指定した長野県版の数値。全国一律としない。)

https://www.pref.nagano.lg.jp/gijukan/infra/kensetsu/gijutsu/documents/904_saboshisetunosekkei1_r080401sin.pdf

国交省 利根川水系砂防事務所 砂防堰堤の働き:土砂流出の調節(公開ウェブの土砂調節の機能だけ。版年月不詳、2026-10-16取得。)

https://www.ktr.mlit.go.jp/tonesui/tonesui00001.html

1:誤り。透過型の平常時と土石流時の通過特性、不透過型の堆砂による流出調節を区別します。

2:正しい。透過型の平常時と土石流時の通過特性、不透過型の堆砂による流出調節を区別します。

3:誤り。透過型の平常時と土石流時の通過特性、不透過型の堆砂による流出調節を区別します。

4:誤り。透過型の平常時と土石流時の通過特性、不透過型の堆砂による流出調節を区別します。


難易度:★★☆

問9:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、4.6.1の基礎に関する原則と通常の根入れの組合せとして適当なものはどれか。互層等の追加検討が必要な地盤条件は除く。

  1. 全ての高さで、岩盤より砂礫基礎を無条件に優先する。通常の根入れは双方不要。
  2. 岩盤を原則とする。通常の根入れは岩盤2m以上、砂礫1m以上。
  3. 岩盤を原則とする。通常の根入れは岩盤1m以上、砂礫2m以上。
  4. 砂礫基礎なら、根入れが2m以上あるだけで支持力や浸透への検討を全て省ける。
【第9問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。基礎は岩盤を原則とし、砂礫基礎は原則15m未満等の条件を検討します。この版の根入れは岩盤1m以上、砂礫2m以上です。全国一律の法定値ではありません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.6.1(1)(3)、冊子9-4-53・55/PDF53・55;長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.6.1(4)、冊子9-4-55/PDF55。

1:誤り。基礎の原則と根入れの条件に反します。

2:誤り。岩盤と砂礫の数値を入れ替えています。

3:正しい。指定した長野R8版の原則と数値です。

4:誤り。砂礫基礎も必要な支持・浸透等の安全を検討します。


難易度:★★☆

問10:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、袖天端勾配の基本的な扱いとして適当なものはどれか。

  1. 河床条件と無関係に、全堰堤の袖勾配を一つの固定値だけに統一する。
  2. 掃流区間は現渓床勾配だけ、土石流・流木対策型は計画堆砂勾配だけを無条件に使う。
  3. 支流の合流しない小規模渓流等も、水平とする扱いを一切認めない。
  4. 掃流区間は計画堆砂勾配程度、土石流・流木対策型は現渓床勾配程度を基本とし、小規模渓流で支渓流の合流がない場合は水平以上を基本とする。
【第10問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。掃流と土石流・流木対策型で基にする勾配を区別します。小規模渓流で支渓流の合流がない場合は水平以上が基本で、水平だけへ限定する説明ではありません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.8.1(2)、冊子9-4-63/PDF63。

1:誤り。対象条件に応じて定めます。

2:誤り。基にする勾配を逆にしています。

3:誤り。指定した小規模渓流等の扱いを落としています。

4:正しい。小規模渓流の対象条件と「水平以上」を保持しています。


難易度:★☆☆

問11:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、水通し断面の基本として適当なものはどれか。

  1. 原則台形とし、対象流量に必要な水位へ所要の余裕高を加えて高さを定める。
  2. 原則台形とするが、必要な水位から余裕高を差し引いて高さを低くする。
  3. 対象流量を考慮せず、全堰堤の水通し高さを必ず同じ値とする。
  4. 余裕高は、対象流量を流すための高さを不要にする代替量である。
【第11問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。原則台形とし、対象流量を通す水位に余裕高を確保します。土石流・流木対策型には別の越流水深選定条件があります。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 3.2・3.2.1、冊子9-4-27/PDF27。

1:正しい。対象水位と余裕高を合わせます。

2:誤り。余裕高は加えて確保します。

3:誤り。必要な流下条件に合わせて決めます。

4:誤り。流下に必要な水深も確保します。


難易度:★☆☆

問12:独自の砂防堰堤の水通し計画で、対象流量に必要な越流水深は1.20m、適用する余裕高は0.60mと既に定まっている。水通し高さを両者の和として求めるときの値はどれか。与件は正確値、丸めなし。流量計算や余裕高の基準表の選定自体は問わない。

  1. 0.60m。
  2. 1.80m。
  3. 1.20m。
  4. 0.72m。
【第12問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。1.20+0.60=1.80mです。流下に必要な水深と、さらに確保する余裕高を区別します。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 3.2・3.2.1、冊子9-4-27/PDF27。

1:誤り。両者の差又は余裕高だけの値になっています。

2:正しい。越流水深と余裕高の和です。

3:誤り。越流水深だけで余裕高を加えていません。

4:誤り。二つの高さを掛けています。


難易度:★★☆

問13:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による、水叩きと前庭保護工の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
ア:水叩きは下流の洗掘を防ぎ、堤体基礎や河岸の保護を図る。
イ:前庭保護工の構成は、現地条件に応じて副堰堤・水褥池・水叩き・垂直壁等を組み合わせる。
ウ:水叩きの安全性は落水の衝撃を対象とし、揚圧力はその照査に含めない。
エ:前庭保護工の構成を一つ決めれば、地形が異なる現場にも同じ構成を適用する。

  1. 1個
  2. 3個
  3. 2個
  4. 4個
【第13問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。ア・イは適当です。ウは落水衝撃に加えて揚圧力に対しても安全とする必要があるため誤り、エは構成を現地条件に応じて選ぶため誤りです。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 5.4、冊子9-4-80/PDF80;長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 5.1、冊子9-4-73/PDF73。

1:誤り。適当なのはア・イの2個です。ウは揚圧力を除外し、エは現地条件を反映していません。

2:誤り。適当なのはア・イの2個です。

3:正しい。ア・イは適当です。ウは落水衝撃に加えて揚圧力に対しても安全とする必要があるため誤り、エは構成を現地条件に応じて選ぶため誤りです。

4:誤り。ウ・エは適当ではなく、4個ではありません。


難易度:★★☆

問14:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、6.2.2の施工順序の考え方に沿うものはどれか。本堰堤の水通し部が現渓床程度まで達した後の順序を問う。

  1. 側壁護岸→本堰堤を完成→水叩き→垂直壁。
  2. 水叩き→側壁護岸→垂直壁→本堰堤再開。
  3. 本堰堤を先に完成→垂直壁→側壁護岸→水叩き。
  4. 垂直壁→側壁護岸→水叩き→前庭保護工完成後に本堰堤再開。
【第14問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。垂直壁、側壁護岸、水叩きと進め、前庭保護工ができてから本堰堤を再開するのがよいとする考え方です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 6.2.2(2)、冊子9-4-92/PDF92。

1:誤り。前庭保護工を整える前に本堰堤を完成させています。

2:誤り。垂直壁・側壁護岸・水叩きの順を逆にしています。

3:誤り。前庭保護工を先行させて再開する順序と異なります。

4:正しい。指定した版に示された望ましい順序です。


難易度:★★☆

問15:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防コンクリート堰堤で前のリフト高が1.50mであり、事前承諾による別扱いはない。8-1-8-1第5項による打継ぎまでの最少日数と、その間に挟む日数の組合せはどれか。同項の「5日(中4日)」等の数え方を用いる。

  1. 5日(中4日)。
  2. 4日(中3日)。
  3. 3日(中2日)。
  4. 2日(中1日)。
【第15問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。1.50mは1.5m以上2.0m以下の区分で、5日(中4日)以上です。1.5m未満の4日区分に入れません。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-1第5項。

1:正しい。1.50mは5日区分の下限を含みます。

2:誤り。4日は1.0m以上1.5m未満の区分です。

3:誤り。3日は0.75m以上1.0m未満の区分です。

4:誤り。該当区分の最少日数を満たしません。


難易度:★★☆

問16:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、堰堤コンクリートの打継目処理として適当なものはどれか。

  1. レイタンス・雑物の除去を粗面にする処理で代え、基礎岩盤や水平打継目を吸水させ、湿潤状態で所定のモルタルを敷く。
  2. レイタンス・雑物を除き粗で清浄な面とし、基礎岩盤や水平打継目のコンクリートを吸水させ、湿潤状態で所定のモルタルを敷く。
  3. レイタンス・雑物を除き粗で清浄な面とし、基礎岩盤や水平打継目を吸水させた後、乾燥状態へ戻して所定のモルタルを敷く。
  4. レイタンス・雑物を除き粗で清浄な面とし、基礎岩盤や水平打継目の事前の吸水をモルタルの敷設に代えて施工する。
【第16問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。打継面の清掃・粗面と、所定面の吸水・湿潤状態を確保します。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-4第4項;土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-4第2・4項。

1:誤り。粗面であることと、レイタンス・雑物を除いて清浄であることはともに必要です。

2:正しい。打継面の清掃・粗面と、所定面の吸水・湿潤状態を確保します。

3:誤り。モルタルは湿潤状態で敷き詰めます。乾燥させる扱いではありません。

4:誤り。モルタルの敷設だけで、所定面への事前の吸水処理を置き換えません。


難易度:★★☆

問17:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、堰堤の基礎面と打込み前の湧水への対応として適当なものはどれか。

  1. 浮石をコンクリートで包み込むことを基礎の固定方法とし、基礎面の清掃後も浮石を残す。
  2. 基礎面を清掃すれば、湧水処理についての協議はコンクリート打込み後に行ってよい。
  3. 緩んだ岩・浮石等を除いて基礎面を清掃し、湧水処理を打込み前に監督職員と協議する。
  4. 湧水処理を協議したことを、緩んだ岩・浮石の除去と基礎面の清掃の確認に代える。
【第17問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。基礎面の処理と湧水についての事前協議を行います。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-1第3項・8-1-8-2第3項・8-1-8-4第1項。

1:誤り。緩んだ岩や浮石は打込み前に除去します。

2:誤り。湧水処理の協議時点は打込み前です。

3:正しい。基礎面の処理と湧水についての事前協議を行います。

4:誤り。湧水の協議と、基礎の除去・清掃は別の対応です。


難易度:★★☆

問18:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防コンクリート堰堤の8-1-8-1第6項にいう、通常の標準条件の予想日平均気温の範囲はどれか。これ以外では暑中・寒中の所定規定による。

  1. 4℃を超え25℃未満。
  2. 4℃以上25℃未満。
  3. 4℃以上25℃以下。
  4. 4℃を超え25℃以下。
【第18問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。4℃を超え25℃以下です。4℃と25℃で含む側が違い、実際の打込み温度に関する事前承諾の条件とも区別します。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-1第6項。

1:誤り。25℃ちょうどを標準範囲から除いています。

2:誤り。両端の包含関係が逆です。

3:誤り。4℃ちょうどを標準範囲へ含めています。

4:正しい。4℃を含まず25℃を含みます。


難易度:★★☆

問19:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防コンクリート堰堤で実際の打込み温度が25℃以上となるおそれがある場合の対応として適当なものはどれか。

  1. 事前に監督職員の承諾を得て、所要の措置・施工条件を確認する。
  2. 25℃以上となるおそれがあっても、打込み温度を管理せず無条件で施工する。
  3. 25℃ちょうどであれば、この事前承諾の条件には一切該当しない。
  4. 気温の予想値が標準範囲内なら、実際の打込み温度が高くても承諾を一律に省く。
【第19問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。第6項は事前に監督職員の承諾を得る条件としています。予想日平均気温の標準範囲と、実際の打込み温度を別に扱います。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-1第6項。

1:正しい。打込み温度の高いおそれに対する事前承諾の条件です。

2:誤り。無条件で施工してよいとはしていません。

3:誤り。条件は25℃以上であり、25℃を含みます。

4:誤り。気温と打込み温度を同じ条件に置き換えています。


難易度:★★☆

問20:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防堰堤コンクリートを1リフト内で数層に分けて打ち込むとき、締固め後の一層厚と1リフト高の区別として適当なものはどれか。

  1. 一層厚0.75〜2.0m、1リフト高40〜50cm以下を標準とする。
  2. 1リフト高が2.0m以下なら、その全高を一層の厚さとして締固めてよい。
  3. 締固め後の一層厚は40〜50cm以下を標準とし、1リフト高0.75〜2.0mとは別に管理する。
  4. 一層厚の40〜50cmという値は、モルタル敷厚だけを指す。
【第20問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。一層厚は40〜50cm以下を標準とし、1リフト高0.75〜2.0mと区別します。1リフトをそのまま一層の締固め厚としません。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-4第7・8項。

1:誤り。一層厚とリフト高の対象を逆にしています。

2:誤り。数層に分けるときの一層厚の標準を満たしていません。

3:正しい。一層厚とリフト高を分離しています。

4:誤り。締固め後のコンクリート一層の厚さです。


難易度:★★☆

問21:国交省「土木工事共通仕様書(案)」令和8年3月版による場合、砂防堰堤コンクリート前に敷くモルタルの平均厚の組合せとして適当なものはどれか。

  1. 岩盤1.5cm程度/水平打継目2cm程度。
  2. 岩盤2mm程度/水平打継目1.5mm程度。
  3. 岩盤20cm程度/水平打継目15cm程度。
  4. 岩盤2cm程度/水平打継目1.5cm程度。
【第21問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。岩盤では2cm程度、水平打継目では1.5cm程度です。平均厚の目安をcmとmmで取り違えないようにします。

根拠:土木工事共通仕様書(案)コンクリート堰堤工 8-1-8-4第2・3項。

1:誤り。二つの対象の値を入れ替えています。

2:誤り。cmをmmへ変えて厚さを10分の1にしています。

3:誤り。厚さを10倍にしています。

4:正しい。対象別の平均厚です。


難易度:★☆☆

問22:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、岩着が望めず砂礫盤基礎とする場合の堰堤高について、基本の扱いとして適当なものはどれか。必要な支持・せん断・浸透等の照査も行うものとする。

  1. 15m未満を原則とする。
  2. 15m以上を原則とする。
  3. 15mちょうどだけを原則とする。
  4. 15m未満を原則とするが、必要な基礎の安定照査は省いてよい。
【第22問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。砂礫盤基礎の場合は堰堤高15m未満を原則とします。15mちょうどを「未満」に含めません。全国一律の法定上限として問うてはいません。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.6.1(1)(3)、冊子9-4-53・55/PDF53・55。

1:正しい。長野版の砂礫盤基礎の基本条件です。

2:誤り。未満と以上を逆にしています。

3:誤り。15mちょうどは15m未満に含まれません。

4:誤り。堰堤高以外の必要な検討も行います。


難易度:★☆☆

問23:長野県「土木工事設計基準書」第9編第4章(令和8年4月1日改定)による場合、4.6.1(4)の互層の根入れの一つの枝を用いる独自計算である。h2は同図の上部層厚、h1はその下の根入れ分、Hはこの枝の合計とし、1.0m≦h2<2.0mではH=h1+h2≧2.0mという関係を使う。h2=1.50mのとき、この関係だけから必要なh1の最小値はどれか。通常の均一な岩盤基礎の条件には置き換えない。与件は正確値、単位m、丸めなし。

  1. 0.25m。
  2. 0.50m。
  3. 1.50m。
  4. 2.00m。
【第23問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。h1+1.50≧2.0より、h1≧0.50mです。指定した互層の枝と与えた関係式だけを使う計算です。

根拠:長野県 土木工事設計基準書 第9編第4章 砂防施設の設計(1) 4.6.1(4)・図9-4-40の関係式、冊子9-4-55/PDF55(計算は計算で検証)。

1:誤り。合計が1.75mとなり2.0mに達しません。

2:正しい。H=0.50+1.50=2.00mでこの関係の下限を満たします。

3:誤り。条件は満たしますが最小値ではありません。

4:誤り。合計の下限2.0mをh1だけの下限としています。


難易度:★★☆

問24:国交省「土木工事安全施工技術指針」令和8年3月版による場合、土石流の危険がある工事の避難訓練の実施・記録について、適当なものはどれか。

  1. 工事開始後遅滞なく1回、その後3年以内ごとに1回、記録6か月保存。
  2. 工事開始前の1回だけで終え、その後の訓練は設けない。
  3. 工事開始後遅滞なく1回、その後6か月以内ごとに1回、記録3年間保存。
  4. 工事開始後遅滞なく1回、その後6か月以内ごとに1回行うが、記録を保存しない。
【第24問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。工事開始後遅滞なく1回、その後6か月以内ごとに1回実施し、結果を記録して3年間保存します。期間の上限と保存年数を区別します。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第12章第1節7(11)、冊子81/PDF89。

1:誤り。実施間隔と保存期間を取り違えています。

2:誤り。開始後と、その後6か月以内ごとの実施が必要です。

3:正しい。実施時期・間隔・保存を合わせています。

4:誤り。結果の記録と3年間保存が必要です。

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