1級土木施工管理技士 施工管理法 一問一答・四肢択一(全22問)|ネットワーク工程表・余裕・工期計算

1問ずつ解いて記録できます演習モードで解く ›

1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、ネットワーク工程表・余裕・工期計算の問題です(分野:施工管理法・重要度A)。一問一答17問 → 四肢択一5問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:先行作業がすべて完了すると後続作業を開始できる工程である。複数の先行作業が合流する結合点の最早時刻には、各先行作業の到達時刻のうち最も遅いものを用いる。

解答を見る

正解:○

正解は○です。合流先では先行作業がすべて完了している必要があります。到達時刻の最大値が、最も早くその条件を満たす時刻です。最小値を用いると、まだ終わっていない先行作業が残ることがあります。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問2:アロー型ネットワークで、ダミー作業には前後の作業間に確保する待ち時間を割り当てる。

解答を見る

正解:×

正解は×です。ダミー作業は順序関係を示す補助矢線で、所要時間は0です。待ち時間を割り当てると時間の制約が加わり、順序関係だけを示すダミー作業とは意味が変わります。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.3 アローダイヤグラム、冊子Ⅱ-44(PDF214ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問3:先行作業の完了から直ちに後続へ進めるネットワークでは、始点から順に日数を加える前進計算で最早時刻を求める。

解答を見る

正解:○

正解は○です。先行関係に沿って最も早く到達できる時刻を求めます。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問4:全体の終了時刻を最早完了時刻としたネットワークでは、最遅時刻を始点から終点へ前進して求める。

解答を見る

正解:×

正解は×です。最遅時刻は終点側から日数を引く後退計算で求めます。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問5:資源制約と別途の締切がない通常のネットワークで、全余裕が0日の作業はクリティカルな作業である。

解答を見る

正解:○

正解は○です。工期を延ばさない範囲で使える余裕がありません。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問6:作業日数を短縮して工期を再計算するときは、短縮前のクリティカルパスだけを確認して、他の経路の長さは据え置いて評価する。

解答を見る

正解:×

正解は×です。短縮後に別の経路が最長になる場合があるため、全経路の長短関係を確認します。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問7:作業Aの完了後にB、Bの完了後にC、Cの完了後にAを開始するという順序を、通常のネットワーク工程に設定できる。

解答を見る

正解:×

正解は×です。循環すると最初に着手できる作業がなく、通常の工程として成立しません。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.3 アローダイヤグラム、冊子Ⅱ-44(PDF214ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問8:他の作業の短縮による補償がないネットワークで、ある作業が全余裕を超えて遅れると、全体工期が延びることがある。

解答を見る

正解:○

正解は○です。全余裕は全体の最早完了を変えずに許される遅れです。これを超えると、その作業を含む経路が元の工期を超え得ます。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問9:総合出来高の実績が予定を上回っていても、後続作業の着手条件や他工種との調整を確認して工程を管理する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。総合の出来高と個別作業の制約は別に管理する必要があります。根拠:土木工事書類作成マニュアル(案) 北海道開発局 冊子57〜58(PDF65〜66ページ)、工程管理;埼玉県との工事関係書類に関する記載内容の変更と統一化 関東地方整備局 PDF8ページ、工程管理曲線の備考。


難易度:★☆☆

問10:上下の管理限界を定めたバナナ曲線で実績が管理範囲を外れたときは、計画・実施の差が生じた原因を分析する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。管理範囲からの逸脱を手掛かりに、作業量や施工計画の問題を調べます。根拠:土木工事書類作成マニュアル(案) 北海道開発局 冊子57〜58(PDF65〜66ページ)、工程管理;埼玉県との工事関係書類に関する記載内容の変更と統一化 関東地方整備局 PDF8ページ、工程管理曲線の備考。


難易度:★☆☆

問11:固定日数のネットワークのクリティカルパスは、始点から終点までの経路のうち、所要時間が最も短い経路である。

解答を見る

正解:×

正解は×です。所要時間が最も長い経路が全体の完了時期を決めます。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問12:資源制約や別途の完了期限を設けず、終点の最遅時刻を最早時刻に置いたネットワークでは、クリティカルパス上の作業の全余裕は0である。

解答を見る

正解:○

正解は○です。最長経路の作業が遅れると工期が延びるため、全余裕は0です。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問13:補償する短縮措置がない場合に、クリティカル作業の終了が1日遅れると、全体の最早完了も1日遅れる。

解答を見る

正解:○

正解は○です。最長経路の所要時間が1日増えます。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問14:後退計算で後続作業が複数に分岐する結合点の最遅時刻は、各後続側から求めた値の最大値にする。

解答を見る

正解:×

正解は×です。全ての後続作業を期限内に開始するには、最も早い制約である最小値を用います。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★☆☆

問15:資源制約や別途の締切のない通常のネットワークにおける全余裕は、全体の工期を延ばさない範囲でその作業が使える余裕である。

解答を見る

正解:○

正解は○です。後続の最早開始を維持する自由余裕とは区別します。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問16:通常のネットワークで全余裕が0日の作業には、正の自由余裕を持たせることができる。

解答を見る

正解:×

正解は×です。0≦自由余裕≦全余裕のため、全余裕0なら自由余裕も0です。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問17:資源平準化で作業の実施時期を調整すると、全体工期が延びる場合があるため、調整後の工程を確認する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。必要な資源の上限によって並行作業を順に行うなど、日程の調整が工期に影響することがあります。独立した4日作業2つも、同じ1台の機械を専用使用する条件では4日から8日になります。根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.7.2 資源の最適化(1)資源平準化、冊子Ⅱ-54〜55(PDF224〜225ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M4 資源制約。

四肢択一

難易度:★★★

問18:次の作業条件による工程を、開始時刻0日から実施する。直接の先行作業がすべて完了すると、直ちにその作業を開始できる。並行作業の資源制約、休日、待ち時間は考慮しない。全作業を完了する最短の工期は何日か。日数は整数で扱い、丸めは行わない。

作業:所要日数/直接の先行作業
A:4日/なし
B:7日/なし
C:6日/A
D:3日/A、B
E:5日/C、D
F:2日/D
G:4日/E、F

図は上記の先行関係をアロー型で表したものである。破線は所要時間0日のダミー作業を示す。

作業の先行関係と所要日数を示すアロー型ネットワーク図
図をタップすると拡大します
  1. 18日
  2. 19日
  3. 21日
  4. 31日
【第18問:正解と解説】

正解:2

正解は2(19日)です。

Aは4日、Bは7日で終了します。

Cの終了:4+6=10日

Dの開始:max(4, 7)=7日、終了:7+3=10日

Eの終了:max(10, 10)+5=15日

Fの終了:10+2=12日

Gの終了:max(15, 12)+4=19日

最長経路はA→C→E→GとB→D→E→Gで、どちらも19日です。maxは括弧内の最大値を表します。

1:誤り。Eを経由してGまで完了するには19日かかります。18日では全作業を終えられません。

2:正しい。先行作業の終了時刻の最大値を用いて順に計算すると、Gは19日で完了します。

3:誤り。EとFは並行して進められます。Eの終了15日にFの2日を加えてからGの4日を加えた21日は、不要な直列化による値です。

4:誤り。31日は全作業の所要日数の合計です。並行関係があるため、合計値を全体工期にはできません。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問19:次のネットワーク工程に関する記述ア〜ウのうち、正しいものはいくつあるか。工程には資源制約や別途の締切はなく、全体の終了時刻を最早完了時刻に設定する。

ア:全余裕は、最遅開始時刻から最早開始時刻を引いて求める。
イ:自由余裕は、後続作業が最遅開始時刻まで開始を待つ場合に使える余裕である。
ウ:自由余裕は、全余裕を超えない。

  1. 0個
  2. 1個
  3. 2個
  4. 3個
【第19問:正解と解説】

正解:3

正解は3(2個)です。正しい記述はアとウです。

ア:正しい。全余裕は、最遅開始時刻と最早開始時刻の差です。

イ:誤り。この説明は全余裕です。自由余裕は、後続作業の最早開始を遅らせない範囲の余裕です。

ウ:正しい。結合点jの最遅時刻が最早時刻以上となる条件なので、全余裕−自由余裕=結合点jの最遅時刻−最早時刻≧0です。

1:誤り。アとウが正しいため、0個ではありません。

2:誤り。正しい記述はアとウの2つです。

3:正しい。アとウの2つが正しく、イが誤りです。

4:誤り。イが全余裕と自由余裕を取り違えているため、3個ではありません。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★☆

問20:次の記述ア〜ウのうち、正しいものだけを挙げた組合せはどれか。資源制約や別途の締切を考慮せず、作業ごとの所要日数から工期を求めるネットワーク工程について考える。

ア:1つの工程に、同じ所要日数のクリティカルパスが複数存在することがある。
イ:同じ所要日数のクリティカルパスが2本あるとき、片方だけに含まれる作業を1日短縮すると、他の作業が変更されなくても全体工期が1日短縮する。
ウ:作業の所要日数を変更すると、変更前とはクリティカルパスが異なる場合がある。

  1. ア、イ
  2. ア、ウ
  3. イ、ウ
  4. ア、イ、ウ
【第20問:正解と解説】

正解:2

正解は2(ア、ウ)です。

ア:正しい。同じ最長日数の経路が2本以上あれば、クリティカルパスも複数になります。

イ:誤り。他方の経路が同じ所要日数のまま残るため、全体工期は短縮しません。例として、19日の経路が2本ある工程で片方だけを18日にしても、全体は19日です。

ウ:正しい。日数を変えると経路間の長短関係が変わり、クリティカルパスが変わる場合があります。

1:誤り。イを含み、正しいウを含んでいません。

2:正しい。正しいアとウだけを挙げています。

3:誤り。イを含み、正しいアを含んでいません。

4:誤り。イが誤りのため、3つすべてを挙げる組合せは不適切です。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。


難易度:★★★

問21:次の作業を開始時刻0日から実施する。直接の先行作業が全て終了すると直ちに開始できる。資源制約・休日・待ち時間・別途の締切はなく、終了時刻を最早完了時刻とする。日数は整数で、丸めない。作業Bの全余裕と自由余裕の組合せはどれか。

作業:日数/直接の先行作業
A:2日/なし
B:3日/A
C:2日/B
D:12日/なし
E:1日/C、D

  1. 全余裕0日・自由余裕0日
  2. 全余裕5日・自由余裕5日
  3. 全余裕0日・自由余裕5日
  4. 全余裕5日・自由余裕0日
【第21問:正解と解説】

正解:4

正解は4(全余裕5日・自由余裕0日)です。

最早終了はA=2、B=5、C=7、D=12、E=max(7,12)+1=13日です。後退するとEの最遅開始=12、Cの最遅開始=12−2=10、Bの最遅開始=10−3=7日です。Bの全余裕=7−2=5日、自由余裕=Cの最早開始5−Bの最早終了5=0日です。maxは最大値を表します。

根拠:海洋開発ビジネス概論 改訂第2版 §5.5.5〜5.5.7、冊子Ⅱ-46〜49(PDF216〜219ページ);独自条件の計算・論理検証 M1〜M6 M1・M2、共通条件と前進/後退式。

1:誤り。Bの最遅開始7日と最早開始2日の差は5日です。

2:誤り。自由余裕を5日とすると、Cの最早開始を遅らせます。

3:誤り。全余裕と自由余裕を取り違えています。

4:正しい。全体工期は13日のまま、Bの開始を5日遅らせられますが、Cの最早開始を保つ余裕は0日です。


難易度:★★☆

問22:アロー型工程の作業i→jの所要日数は3日、結合点iの最早時刻は4日、結合点jの最早時刻は9日、最遅時刻は13日である。この作業の全余裕と自由余裕の組合せはどれか。開始時刻は0日、資源制約・休日・待ち時間・別途締切はなく、終点の最遅時刻を最早完了時刻に置く。日数は整数、丸めなしとする。

  1. 全余裕6日・自由余裕2日
  2. 全余裕2日・自由余裕6日
  3. 全余裕9日・自由余裕5日
  4. 全余裕6日・自由余裕6日
【第22問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。

1:正しい。全余裕=13−4−3=6日、自由余裕=9−4−3=2日です。根拠:独自計算M7、海洋開発ビジネス概論§5.5.7。

2:誤り。全余裕と自由余裕を取り違えています。

3:誤り。結合点時刻の差だけでは作業の所要日数を除いていません。

4:誤り。全体工期を保てる余裕と、後続の最早開始を保てる余裕は異なります。

「施工管理法」の他の論点(32)
この論点を演習モードで解く1問ずつ解いて、結果がブラウザに残ります
タイトルとURLをコピーしました