1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、解体工事の施工と安全の問題です(分野:施工管理法・重要度A)。一問一答33問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★☆☆
問1:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、取りこわしの事前調査では、部材の劣化と周辺の埋設物なども調べる。
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正解:○
正しい記述です。構造・部材・周辺環境を合わせて把握します。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節3(1)〜(5)、4(冊子142・PDF150ページ)。
難易度:★☆☆
問2:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、解体の途中で構造が変わることによる構築物への影響は、事前調査・計画の検討対象となる。
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正解:○
正しい記述です。着手前の外形だけを確認するものではありません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節3(5)、第2節2(2)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
難易度:★☆☆
問3:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、倒壊方向を制御するため、引ワイヤ等の措置を計画する。
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正解:○
正しい記述です。倒壊させる方向と制御の措置を準備します。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節5(3)②、第2節2(2)(4)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
難易度:★☆☆
問4:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、取りこわしでは、部材の落下による第三者への危害を防ぐ防護措置を講じる。
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正解:○
正しい記述です。部材落下防止支保工等も対策に含まれます。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節5(3)①③(冊子142・PDF150ページ)。
難易度:★☆☆
問5:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、作業区域へ関係する作業従事者以外の者が入ることを禁止する。
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正解:○
正しい記述です。2026-10-10施行状態の第517条の15の対象範囲です。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の15第1号;労働安全衛生法施行令 第6条第15号の5。
難易度:★☆☆
問6:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、解体に伴う粉じんの周辺環境への影響は、施工計画で対策を講じる対象となる。
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正解:○
正しい記述です。粉じんは計画段階で考慮します。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節4(2)、第2節1(3)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
難易度:★★☆
問7:建築物等の解体に先立つ石綿事前調査を行っても使用の有無が不明な場合、石綿使用とみなした所定措置を講じないなら、分析調査を行う。
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正解:○
正しい記述です。不明なまま非含有と決めず、分析又は使用とみなした措置に進みます。
根拠:石綿障害予防規則 第3条第1〜2項、第5項。
難易度:★★☆
問8:高さ5.0mのコンクリート造工作物を解体する作業は、コンクリート造の工作物の解体等作業主任者の選任対象から外れる。
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正解:×
誤りです。5m以上なので5mちょうども対象です。
根拠:労働安全衛生法施行令 第6条第15号の5;労働安全衛生規則 第517条の17。
難易度:★☆☆
問9:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、作業計画には、使用する機械等の種類と能力も示す。
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正解:○
正しい記述です。方法・順序、危険防止方法とともに計画の記載事項です。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の14第1〜2項。
難易度:★☆☆
問10:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、法定の計画周知では、作業方法・順序と危険防止方法を関係労働者へ知らせる。
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正解:○
正しい記述です。第517条の14第3項の周知事項です。機械情報を追加して知らせることを禁じる規定ではありません。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の14第2〜3項。
難易度:★☆☆
問11:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、大雨で作業の実施に危険が予想されるときは、作業を中止する。
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正解:○
正しい記述です。悪天候で危険が予想される場合の中止要件です。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の15第1〜3号。
難易度:★★☆
問12:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、外壁の引倒しで他の作業従事者に危険が生じるおそれがある場合、合図だけ済ませれば避難の確認前に引倒しを始められる。
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正解:×
誤りです。合図の後、他の作業従事者が避難したことを確認してから実施します。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の16第1〜3項。
難易度:★☆☆
問13:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、転倒工法で脚部の縁切りを済ませた部材は、その状態で翌日まで放置してよい。
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正解:×
誤りです。転倒は一連の連続作業でその日中に終え、縁切り状態で放置しません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節2(2)(3)(5)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★☆☆
問14:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、圧砕機等による取壊しは、騒音・振動の周辺影響への配慮も行う。
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正解:○
正しい記述です。工法を選んだだけで周辺影響の配慮を省略しません。ブレーカとの性能比較を問う問題ではありません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節1(3)、第1節5(3)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
難易度:★☆☆
問15:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、静的破砕剤を充填した後は、充填孔からの噴出に留意する。
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正解:○
正しい記述です。噴出の危険が確認した要点です。騒音等の性能比較はこの問題の対象外です。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節7(1)(冊子144・PDF152ページ)。
難易度:★☆☆
問16:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、ワイヤソーイング工法では、防護カバーを確実に設置する。
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正解:○
正しい記述です。工法固有の防護措置です。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節4(3)、第1節5(3)④(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
難易度:★☆☆
問17:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、カッター工法では、冷却水を確保する。
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正解:○
正しい記述です。回転部の養生と併せた必要措置です。汚濁水処理の数値は問っていません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節3(1)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★☆☆
問18:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、アブレッシブウォータージェット工法で生じるスラリーは、処理の対象となる。
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正解:○
正しい記述です。工法の性能比較ではなく、指針が示す処理の要点です。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節5(1)(2)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★★☆
問19:振動障害予防対策指針の対象となる打撃工具による岩石のはつりでは、一連続の振動ばく露時間をおおむね10分以内とし、その後5分以上の休止時間を設ける。
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正解:○
正しい記述です。対象業務の連続ばく露と休止の目安です。1日全体のばく露管理とは別です。
根拠:チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針 別紙3(5)、4(2)ア。
難易度:★☆☆
問20:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、ワイヤソーにゆるみが生じないよう、必要な張力を保持する。
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正解:○
正しい記述です。防護カバーの設置とは別に張力を管理します。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節4(1)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★☆☆
問21:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、ワイヤソーの管理では、ワイヤの損耗にも注意を払う。
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正解:○
正しい記述です。張力だけを見て損耗の確認を省略しません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節4(2)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★★☆
問22:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、カッター工法で冷却水が確保されていれば、回転部の養生は省略できる。
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正解:×
誤りです。回転部の養生も必要です。冷却水はその代替措置ではありません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節3(1)(冊子143・PDF151ページ)。
難易度:★☆☆
問23:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、静的破砕剤の膨張圧発現時間は気温と関連するため、使用条件に適する破砕剤を選ぶ。
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正解:○
正しい記述です。気温と時間の関係を考慮します。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節7(2)(冊子144・PDF152ページ)。
難易度:★☆☆
問24:振動工具は、振動障害予防対策指針に従い、手首に強く力を入れて筋の緊張を持続させる方法を避ける。
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正解:○
正しい記述です。過度な握りや押付けを避け、身体に負担のある操作を続けません。
根拠:チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針 別紙4(1)ア〜イ、4(2)ア。
難易度:★☆☆
問25:高さ5m以上のコンクリート造工作物の解体等作業主任者は、作業方法と労働者の配置を決め、作業を直接指揮する。
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正解:○
正しい記述です。主任者の職務は方法・労働者配置の決定と直接指揮です。作業計画に記す方法・順序とは列挙が異なります。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の18第1号。
難易度:★☆☆
問26:高さ5m以上のコンクリート造工作物の解体等作業主任者は、器具や保護帽等の機能点検で不良品を見つけても、作業終了までは使用を認めてよい。
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正解:×
誤りです。機能を点検し、不良品を取り除く職務があります。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の18第2号。
難易度:★☆☆
問27:高さ5m以上のコンクリート造工作物の解体等作業主任者は、要求性能墜落制止用器具等と保護帽の使用状況を監視する。
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正解:○
正しい記述です。器具・保護帽の機能点検とは別に、使用状況も監視します。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の18第3号。
難易度:★☆☆
問28:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、取りこわしの施工計画では、廃棄物の処理に対する計画を立案する。
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正解:○
正しい記述です。処理計画の立案が指針の要点です。分別搬出の具体的な適合要件まではこの問題で問っていません。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第1節4(3)(冊子142・PDF150ページ)。
難易度:★☆☆
問29:静的破砕剤工法は、削孔へ充填した膨張性材料の膨張圧を利用して、コンクリートにひび割れや破砕を生じさせる工法である。
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正解:○
正解は○です。材料の膨張圧を利用します。削孔で火薬を爆発させる機構や、ブレーカの衝撃でたたき割る機構と区別します。
根拠:
澤田一郎 コンクリート構造物の解体工法の概説 コンクリート工学29巻7号1991年:1991年7月、3.13、冊子20/PDF6;表2、冊子17/PDF3
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/29/7/29_15/_pdf
国交省 土木工事安全施工技術指針 令和8年3月:第19章第2節7、冊子144/PDF152
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf
難易度:★☆☆
問30:静的破砕剤を充填した後は、反応の進み具合を確認するため、充填孔の真上から孔内をのぞき込む。
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正解:×
正解は×です。充填孔から破砕剤が噴出する危険があるため、のぞき込んではいけません。膨張圧を利用する工法でも、噴出の危険がなくなるわけではありません。
根拠:
澤田一郎 コンクリート構造物の解体工法の概説 コンクリート工学29巻7号1991年:1991年7月、3.13、冊子20/PDF6;表2、冊子17/PDF3
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/29/7/29_15/_pdf
国交省 土木工事安全施工技術指針 令和8年3月:第19章第2節7、冊子144/PDF152
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf
難易度:★★☆
問31:静的破砕剤は材料の膨張圧で破砕するため、その破砕作用の騒音・振動は比較的小さいと整理される。先立つ削孔などの周辺作業が発生させる騒音・振動とは区別する。
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正解:○
正解は○です。解体工法の定性的比較では、静的破砕剤の騒音・振動を小としています。破砕作用が静的でも、削孔を含む工事現場全体が無騒音・無振動になる保証ではありません。
根拠:
澤田一郎 コンクリート構造物の解体工法の概説 コンクリート工学29巻7号1991年:1991年7月、3.13、冊子20/PDF6;表2、冊子17/PDF3
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/29/7/29_15/_pdf
国交省 土木工事安全施工技術指針 令和8年3月:第19章第2節7、冊子144/PDF152
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf
難易度:★★☆
問32:解体機械の作業可能な旋回範囲を半径5m以内とする独自の平面モデルで、残しておく柱が旋回中心から4mの位置にある。人の立入禁止だけを行っても、機械と柱の接触の可能性はなくならない。柱に接触した場合の安全性は、柱の耐力等の別の条件も必要となる。
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正解:○
正解は○です。4mは5mの旋回範囲内にあるため、機械と柱が接触し得る配置です。人への接触防止だけでは構造物への接触を除けません。接触力や柱の耐力が与えられていないので、柱の安全を断定することもできません。5mと4mは独自の仮定値です。
根拠:
計算・論理で検証(A独自モデル):独自平面モデル:作業半径5m、残置柱まで4m、柱の耐力は未指定
難易度:★☆☆
問33:R8安全施工技術指針の転倒工法では、引ワイヤ等を自立安定と施工時の倒壊制御のために設ける。
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正解:○
正解は○です。引ワイヤの基本目的です。周辺への影響調査、合図、縁切り後の連続作業等も別途必要です。
根拠:土木工事安全施工技術指針:第19章第2節2(2)(3)(5)(冊子143・PDF151ページ)(令和8年3月。技術指針。2026-10-01施行後の法文と異なる人の範囲は現行法文を優先。)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf
英国HSE Demolition:Stability and controlling debris、Exclusion zones and safe working spaces(Web本文の更新表示2024-11-22。2026-10-18再照合。)
https://www.hse.gov.uk/construction/safetytopics/demolition.htm
国土交通省 建築物解体工事共通仕様書 令和4年版:3.8.2(3)(ウ)、冊子14/PDF17(令和4年版の指定資料)
https://www.mlit.go.jp/common/001472934.pdf
国交省 土木工事安全施工技術指針 令和8年3月:第19章第1節3〜5及び第2節2、冊子142・143/PDF150・151(指定資料の版・条件による)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf
四肢択一
難易度:★★☆
問34:国交省の令和8年版安全施工技術指針による場合、圧砕機等の重機による取りこわし作業について、誤っているものはどれか。
- 重機の作業半径内へ作業員を待機させ、作業を続ける。
- 重機足元の安定を確認する。
- 騒音・振動の周辺への影響に配慮する。
- 粉じんによる周辺への影響に配慮する。
【第34問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。誤りであり、設問の正解です。重機作業半径内は立入禁止の措置を講じます。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第19章第2節1(1)(2)(冊子143・PDF151ページ);土木工事安全施工技術指針 第19章第2節1(3)、第1節5(3)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ);土木工事安全施工技術指針 第19章第1節4(2)、第2節1(3)(冊子142〜143・PDF150〜151ページ)。
1:誤りであり、設問の正解です。重機作業半径内は立入禁止の措置を講じます。
2:正しい。足元の安定を確認します。
3:正しい。騒音・振動にも配慮します。
4:正しい。防じんへの配慮も必要です。
難易度:★★☆
問35:高さ5m以上のコンクリート造工作物を解体・破壊する作業で、安衛則第517条の15の措置として正しいものの組合せはどれか。
ア:関係する作業従事者以外は作業区域へ立入禁止とする。
イ:大雪で危険が予想される場合も作業を継続する。
ウ:器具等の上げ下ろしにはつり綱・つり袋等を用いる。
エ:周囲への影響があっても作業区域の立入制限は不要とする。
- ア・イ
- イ・ウ
- ウ・エ
- ア・ウ
【第35問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。正しい。ア・ウが必要措置で、イ・エは誤りです。
根拠:労働安全衛生規則 第517条の15第1〜3号。
1:誤り。イは危険が予想される悪天候での中止要件に反します。
2:誤り。ウは正しいですがイが誤りです。
3:誤り。エは立入禁止要件に反します。
4:正しい。ア・ウが必要措置で、イ・エは誤りです。
難易度:★★☆
問36:コンクリートの圧砕機による解体について、適当なものはどれか。騒音・振動は、澤田一郎の1991年の一般的工法の定性的比較を踏まえる。
- 騒音が比較的小さいため、粉じん用の散水も不要になる。
- 圧砕機は大型ブレーカより騒音・振動が大と評価される。
- 大型ブレーカより騒音・振動が小さいとの整理でも、散水や飛散防止に配慮する。
- 飛散対策を行えば、粉じんの発生も原理上なくなる。
【第36問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。圧砕機は大型ブレーカより騒音・振動を小とする整理ですが、粉じんや破片の飛散への対策は別に必要です。個別現場の測定値が機種・距離等を問わず決まるという比較ではありません。
根拠:
澤田一郎 コンクリート構造物の解体工法の概説 コンクリート工学29巻7号1991年:表1、冊子16/PDF2、表の適用条件に関する本文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj1975/29/7/29_15/_pdf
選択肢ごとの確認:
1:誤り。騒音と粉じんは別の管理対象です。
2:誤り。指定比較では圧砕機は小、大型ブレーカは大です。
3:正しい。騒音・振動と、粉じん・飛散対策を区別します。
4:誤り。破片の飛散対策だけで粉じんが生じなくなるわけではありません。
難易度:★★☆
問37:英国HSEの解体ガイダンスに基づき、転倒を伴う解体の区域と工法を検討する。区域内へ倒壊物を収める対象(甲)と、必要な空間を確保できない場合の対応(乙)の組合せはどれか。日本の法定離隔距離の問題ではない。
- 甲:計画した倒壊。乙:引ワイヤによる方向制御を条件に、同じ工法で進める。
- 甲:偶発的な倒壊。乙:より適切な解体方法を検討する。
- 甲:計画した倒壊及び偶発的な倒壊。乙:より適切な解体方法を検討する。
- 甲:計画した倒壊及び偶発的な倒壊。乙:立入禁止の表示を条件に、同じ工法で進める。
【第37問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。両方の倒壊を考慮し、空間が不足する場合は解体方法を再検討します。
根拠:英国HSE Demolition:Stability and controlling debris、Exclusion zones and safe working spaces
https://www.hse.gov.uk/construction/safetytopics/demolition.htm
1:誤り。偶発的な倒壊も対象です。方向制御は、倒壊物を収める空間確保の代替にはなりません。
2:誤り。偶発的な倒壊に加え、計画した倒壊による倒壊物も区域内に収める計画が必要です。
3:正しい。両方の倒壊を考慮し、空間が不足する場合は解体方法を再検討します。
4:誤り。立入禁止の表示だけでは、倒壊物が区域外へ達する問題を解消しません。
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