1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、管理図・工程能力と品質データの判断の問題です(分野:施工管理法・重要度A)。一問一答11問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★☆☆
問1:品質管理の管理限界は工程の安定性を判断するためのもので、製品に要求される規格限界とは役割が異なる。
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正解:○
正しい記述です。工程の状態と規格への適合は別に判断します。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 参考資料19-2、19-15(PDF170、183ページ)。
難易度:★★☆
問2:管理図で点が管理限界内にあるときは、中心線の片側への連続や上昇傾向を調べなくてよい。
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正解:×
誤りです。限界内でも点の並びが工程変化の手掛かりとなります。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-18、19-19(PDF186、187ページ)。
難易度:★☆☆
問3:管理限界外の点を調べる際は、材料や施工条件だけでなく、試料採取、測定、計算や打点の誤りも確認する。
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正解:○
正しい記述です。異常原因の追究に先立ち、データを得た手順も確認します。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-18〜19-20(PDF186〜188ページ)。
難易度:★☆☆
問4:長さの連続的な測定値と、不適合品数の計数値とは、同じデータ特性として管理図の種類を選ぶ。
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正解:×
誤りです。計量値と計数値を区別して選びます。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3 表1(PDF171ページ)。
難易度:★☆☆
問5:x̄管理図は、群ごとの平均値の変動を監視するために用いる。
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正解:○
正しい記述です。群平均を管理する図です。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3〜19-5(PDF171〜173ページ)。
難易度:★☆☆
問6:R管理図で用いる群内範囲は、群の最大値から最小値を引いて求める。
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正解:○
正しい記述です。群内のばらつきを範囲で表します。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3〜19-5(PDF171〜173ページ)。
難易度:★☆☆
問7:p管理図で管理するのは、不適合品率である。
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正解:○
正しい記述です。不適合品数そのものとは区別します。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3 表1(PDF171ページ)。
難易度:★☆☆
問8:検査品数を一定に保つ場合のnp管理図は、不適合品数を管理する図である。
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正解:○
正しい記述です。品数と率を区別して選びます。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3 表1(PDF171ページ)。
難易度:★★☆
問9:同じ大きさの検査単位で欠点数を管理するc管理図では、1品に欠点が3件あっても、不適合品数と同じ1を記録する。
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正解:×
誤りです。欠点数は3です。不適合品を1と数える場合でも、欠点の件数とは違います。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3 表1(PDF171ページ)。
難易度:★☆☆
問10:検査単位の大きさが異なるとき、u管理図は単位当たりの欠点数を管理するために用いられる。
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正解:○
正しい記述です。検査単位の大きさを考慮する図です。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3 表1(PDF171ページ)。
難易度:★☆☆
問11:x̄-R管理図のx̄側で用いる係数A2は、群試料の大きさnが変わっても同じ値を使用する。
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正解:×
誤りです。A2は群の大きさに応じて定まります。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-5 手順6(PDF173ページ)。
四肢択一
難易度:★★☆
問12:管理図と規格の判断について、次のア〜エのうち正しい記述はいくつあるか。
ア:規格内の値でも、工程の変化を示す並びが生じることがある。
イ:管理限界内の並びも、異常の手掛かりとして確認する。
ウ:工程が統計的に安定していれば、その分布が規格内に収まるかを調べる必要はない。
エ:群平均の変化を監視する図はx̄管理図である。
- 0個
- 1個
- 2個
- 3個
【第12問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。正しい。アは規格と安定性の別判断、イは並びの確認、エは群平均の図です。ウは規格との比較を省いており誤りです。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-18、19-19(PDF186、187ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 参考資料19-2、19-15(PDF170、183ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-2、19-15(PDF170、183ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3〜19-5(PDF171〜173ページ)。
1:誤り。ア・イ・エが正しいため0個ではありません。
2:誤り。正しい記述は1個ではなく3個です。
3:誤り。ウ以外の3記述が正しいです。
4:正しい。アは規格と安定性の別判断、イは並びの確認、エは群平均の図です。ウは規格との比較を省いており誤りです。
難易度:★★★
問13:x̄-R管理図を作るため、各群4個の測定値を得た。
第1群:(28,30,32,30)
第2群:(30,32,34,32)
第3群:(29,31,33,31)
測定単位はN/mm²。A2=0.729とする。x̄側の下方管理限界LCLはどれか。小数第3位を四捨五入し小数第2位まで求める。
- 26.08 N/mm²
- 28.08 N/mm²
- 31.00 N/mm²
- 33.92 N/mm²
【第13問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。正しい。群平均30,32,31の総平均は31、各Rは4なのでLCL=31−0.729×4=28.084、丸めて28.08です。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-3〜19-5(PDF171〜173ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-5 手順6(PDF173ページ)。
1:誤り。総平均31から0.729×4を引くため26.08にはなりません。
2:正しい。群平均30,32,31の総平均は31、各Rは4なのでLCL=31−0.729×4=28.084、丸めて28.08です。
3:誤り。31.00は中心線の値です。
4:誤り。33.92は上方管理限界です。
難易度:★★☆
問14:ある品質特性の規格限界は9〜15、管理限界は10〜14で、どちらも端点を含む。最新の値14.5の扱いとして正しいものはどれか。ほかの値の並びは判断対象としない。
- 規格外であり、管理限界も超える。
- 規格内だが、管理限界を超えるため原因調査の対象となる。
- 規格内かつ管理限界内なので、原因調査の対象とはならない。
- 管理限界を超えるので、規格限界を上げて適合扱いにする。
【第14問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。正しい。14.5≤15で規格内ですが、14.5>14で管理限界外です。
根拠:九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 参考資料19-2、19-15(PDF170、183ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-18〜19-20(PDF186〜188ページ);九州地方整備局 土木工事施工管理の手引【基本版】 19-2、19-15(PDF170、183ページ)。
1:誤り。14.5は9〜15の規格内です。
2:正しい。14.5≤15で規格内ですが、14.5>14で管理限界外です。
3:誤り。上方管理限界14を超えています。
4:誤り。管理限界超過は規格を変更する根拠ではなく、原因を調べる対象です。
難易度:★★★
問15:正規分布し独立な個々の測定値について、工程平均100、母標準偏差6を既知とする。大きさ9の標本平均を管理する3σ方式のX̄管理図で、上下限はいくらか。標本平均の標準偏差は母標準偏差÷√標本数とし、単位は測定値と同じ、丸めなし。
- 下限82、上限118。
- 下限98、上限102。
- 下限96、上限104。
- 下限94、上限106。
【第15問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。標本平均の標準偏差=6/√9=2、管理幅=3×2=6です。下限100−6=94、上限100+6=106になります。個々の値の標準偏差6を平均の標準偏差と混同しません。
根拠:NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods 6.3.1 What are Control Charts? Characteristics of control charts、Why control charts work、3-sigma limits;中小企業基盤整備機構 J-Net21 不良品を出さないための工程管理方法について教えてください 管理限界と規格限界の説明。
1:誤り。個々の値の標準偏差6へ3を掛けています。
2:誤り。平均の標準偏差2の幅で、3倍していません。
3:誤り。3σではなく2σの幅になっています。
4:正しい。平均の標準偏差2の3倍を中心100の上下に取ります。
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