2級建築施工管理技士 建築学 一問一答・四肢択一(全12問)|防水材料・シーリング材

1問ずつ解いて記録できます演習モードで解く ›

2級建築施工管理技士 第一次検定「建築学」のうち、防水材料・シーリング材の問題です(重要度A)。一問一答8問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★★☆

問1:公共建築工事標準仕様書によるアスファルト防水の屋根露出防水絶縁工法では、砂付あなあきルーフィングを防水層の最上層に用い、その上に仕上塗料を塗る。

解答を見る

正解:×

砂付あなあきルーフィングは、絶縁工法でアスファルトプライマー塗りの次の工程に用いる、防水層の最下層のルーフィングです。屋根露出防水絶縁工法で最上層に用い、仕上塗料を塗るのは砂付ストレッチルーフィングです(標準仕様書 表9.2.7)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問2:アスファルトプライマーは、アスファルトを主成分とし、アスファルトの接着に適した材料で、アスファルト防水では防水層の最初の工程として下地に塗布する。

解答を見る

正解:○

標準仕様書では、アスファルトプライマーはアスファルトを主成分とし、アスファルトの接着に適した製品とされています。各種別の工程表でも、最初の工程(工程1)がアスファルトプライマー塗りです(標準仕様書 9.2.2(1)、表9.2.3〜表9.2.9)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問3:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がない場合、ガラスとガラスの目地に用いるシーリング材は、変成シリコーン系とする。

解答を見る

正解:×

標準仕様書の表9.7.1では、ガラスとガラス、金属とガラスなどのガラス回りの目地にはシリコーン系(SR-1)を用いるとされています。変成シリコーン系は、金属とコンクリートの目地などに用いる種類です(標準仕様書 表9.7.1)。


重要度:A 難易度:★★☆

問4:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がない場合、ALCパネル相互の目地で、シーリング材の表面に仕上塗材や塗装を行うときは、ポリウレタン系シーリング材を用いる。

解答を見る

正解:○

標準仕様書の表9.7.1では、ALCパネル相互の目地は、表面に仕上塗材・塗装等を行う「仕上げあり」の場合はポリウレタン系(PU-2)、「仕上げなし」の場合は変成シリコーン系(MS-2)とされています(標準仕様書 表9.7.1、注1)。


重要度:A 難易度:★★☆

問5:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がない場合、石材相互の目地のうち外壁乾式工法の目地には、変成シリコーン系シーリング材を用いる。

解答を見る

正解:○

標準仕様書の表9.7.1では、石材相互の目地のうち外壁乾式工法の目地は変成シリコーン系(MS-2)とし、それ以外の石材相互の目地はポリサルファイド系(PS-2)とされています(標準仕様書 表9.7.1)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問6:1成分形シーリング材は、基剤と硬化剤を施工現場で練り混ぜ、その化学反応によって硬化させるものである。

解答を見る

正解:×

基剤と硬化剤を混合して反応により硬化させるのは2成分形シーリング材です。1成分形シーリング材は練り混ぜを要さず、空気中の湿気による硬化(湿気硬化)や乾燥による硬化などで硬化します(製品評価技術基盤機構「建築材料用接着剤・シーリング材の製品情報」、建築研究所「建築研究資料No.145」4.2.6、標準仕様書 9.7.2(3)・9.7.4(4)(ウ))。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:公共建築工事標準仕様書による合成高分子系ルーフィングシート防水の種別のうち、工程に仕上塗料塗りが含まれるのは、塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いる種別である。

解答を見る

正解:×

標準仕様書の工程表で仕上塗料塗りの工程があるのは、加硫ゴム系ルーフィングシートを用いる種別(S-F1、S-M1、SI-F1、SI-M1)です。塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いる種別(S-F2、S-M2、SI-F2、SI-M2)には仕上塗料塗りの工程はありません(標準仕様書 表9.4.1、表9.4.2)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問8:公共建築工事標準仕様書による改質アスファルトシート防水の常温粘着工法では、改質アスファルトシート裏面のはく離紙等をはがしながら均一に押し広げ、転圧して密着させる。

解答を見る

正解:○

改質アスファルトシート防水には、トーチバーナーでシート裏面と下地をあぶって溶融させるトーチ工法と、はく離紙等をはがしながら張り付けて転圧する常温粘着工法があります。記述は常温粘着工法の張付け方法として正しい内容です(標準仕様書 9.3.1、9.3.4(5)(ア)(b))。

四肢択一

重要度:A 難易度:★★☆

問9:公共建築工事標準仕様書によるアスファルト防水の材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 防水工事用アスファルトは、JIS K 2207に基づくもので、種類は3種とする。
  2. ストレッチルーフィングは、JIS A 6022に基づくストレッチルーフィング1500とする。
  3. 配管回りの増張りでは、網状アスファルトルーフィングを最下層に用いる。
  4. アスファルトルーフィングは、JIS A 6005に基づくアスファルトルーフィング1500とする。
【第9問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。標準仕様書では、ストレッチルーフィングはJIS A 6022に基づくストレッチルーフィング1000とされています。1500はアスファルトルーフィングの指定です(標準仕様書 9.2.2(3))。

1:適当。標準仕様書9.2.2(2)のとおりです。

2:不適当。ストレッチルーフィングは「ストレッチルーフィング1000」とされています(標準仕様書9.2.2(3)(イ))。

3:適当。配管回りは、最下層に網状アスファルトルーフィングを増張りします(標準仕様書9.2.4(4)(エ)(c))。網状アスファルトルーフィングはJIS A 6012に基づく合成繊維ルーフィングです。

4:適当。標準仕様書9.2.2(3)(ア)のとおりです。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:公共建築工事標準仕様書において、特記がない場合のシーリング材の種類の選定に関する記述として、最も適当なものはどれか。ただし、カーテンウォール目地及び外装壁タイル接着剤張りの目地は除くものとする。

  1. 浴室・洗面化粧台回りなどの水回りの目地には、防かびタイプの2成分形ポリウレタン系シーリング材を用いる。
  2. ALCパネルを被着体とする目地には、引張接着性試験における50%引張応力が0.2N/mm²以上の製品を用いる。
  3. コンクリートの打継ぎ目地で、シーリング材の表面に仕上げを行わない場合は、ポリサルファイド系シーリング材を用いる。
  4. 押出成形セメント板相互の目地で、シーリング材の表面に仕上げを行う場合は、ポリウレタン系シーリング材を用いる。
【第10問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。標準仕様書の表9.7.1では、コンクリートの打継ぎ目地・ひび割れ誘発目地は、仕上げなしの場合はポリサルファイド系(PS-2)、仕上げありの場合はポリウレタン系(PU-2)とされています(標準仕様書 表9.7.1)。

1:不適当。水回りは防かびタイプの1成分形シリコーン系とされています(表9.7.1、注3)。

2:不適当。ALCパネルの場合は、50%引張応力が0.2N/mm²「以下」の製品を用います(表9.7.1 注2)。

3:適当。表9.7.1のとおりです。

4:不適当。押出成形セメント板相互の目地は、仕上げありの場合も変成シリコーン系とし、ノンブリードタイプとします(表9.7.1、注5)。


重要度:A 難易度:★★☆

問11:公共建築工事標準仕様書による防水材料に関する次の記述a〜dのうち、適当なものはいくつあるか。
a.合成高分子系ルーフィングシート防水の屋内保護密着工法では、加硫ゴム系ルーフィングシートをポリマーセメントペーストで張り付ける。
b.塩化ビニル樹脂系ルーフィングシートを用いる機械的固定断熱工法では、断熱材が硬質ウレタンフォーム断熱材の場合を除き、断熱材の上に可塑剤移行防止用シートを敷設する。
c.塗膜防水の主材料は、JIS A 6021の屋根用に基づくウレタンゴム系高伸長形又はゴムアスファルト系とし、立上り部には立上り用又は共用を用いる。
d.ゴムアスファルト系塗膜防水は、屋根の露出防水に用いる種別として規定されている。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第11問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。適当なものはbとcの2つです。aの屋内保護密着工法に用いるシートはエチレン酢酸ビニル樹脂系、dのゴムアスファルト系塗膜防水は地下外壁防水(Y-1)と屋内防水(Y-2)に適用する種別です(標準仕様書 表9.4.2、表9.4.3、9.5.2(1)、表9.5.2)。

1:不正解。適当なものはb・cの2つです。

2:正解。a:不適当。屋内保護密着工法(S-C1)では、エチレン酢酸ビニル樹脂系ルーフィングシートをポリマーセメントペーストで張り付けます(表9.4.3)。b:適当(表9.4.2 SI-M2、注5、9.4.2(2))。c:適当(9.5.2(1))。d:不適当。ゴムアスファルト系はY-1が地下外壁防水、Y-2が屋内防水に適用されます(表9.5.2 注1)。

3:不正解。aとdは不適当です。

4:不正解。aとdは不適当です。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:公共建築工事標準仕様書によるシーリングに関する次の文の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「目地深さが所定の寸法の場合は、原則として、目地底に(A)を用いて(B)とする。(A)は、紙、布、プラスチックフィルム等の粘着テープで、シーリング材と(C)ものとする。」

  1. (A)バックアップ材 (B)三面接着 (C)接着しない
  2. (A)ボンドブレーカー (B)三面接着 (C)よく接着する
  3. (A)バックアップ材 (B)二面接着 (C)よく接着する
  4. (A)ボンドブレーカー (B)二面接着 (C)接着しない
【第12問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。目地深さが所定の寸法の場合は、目地底にボンドブレーカーを用いて二面接着とします。ボンドブレーカーは紙、布、プラスチックフィルム等の粘着テープで、シーリング材と接着しないものです。なお、動きの小さい打継ぎ目地、ひび割れ誘発目地、建具枠回り等は三面接着とすることができます(標準仕様書 9.7.2(5)(ウ)、9.7.4(2)(ウ))。

1:誤り。粘着テープで目地底に用いるのはボンドブレーカーで、原則は二面接着です。バックアップ材は、目地が深い場合に所定の深さを得るために装着する合成樹脂又は合成ゴム製の材料です(9.7.2(5)(イ)、9.7.4(2)(イ))。

2:誤り。原則は二面接着で、ボンドブレーカーはシーリング材と接着しないものです。

3:誤り。(A)はボンドブレーカーで、シーリング材と接着しないものです。

4:正しい。標準仕様書9.7.2(5)(ウ)、9.7.4(2)(ウ)のとおりです。

「建築学」の他の論点

この論点を演習モードで解く1問ずつ解いて、結果がブラウザに残ります
タイトルとURLをコピーしました