2級建築施工管理技士 建築学 一問一答・四肢択一(全8問)|日照・日射

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2級建築施工管理技士 第一次検定「建築学」のうち、日照・日射の問題です(重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:日照率は、可照時間に対する日照時間の割合であり、一般に百分率で表される。

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正解:○

日照率は、日照時間を可照時間で除した値で、百分率で表すのが一般的です。昼の長さ(季節・緯度)の違いを除いて晴れ具合を比べるための指標で、終日快晴なら100%になります(気象庁 気象月報の解説、日本気象学会「天気」掲載論文)。


重要度:B 難易度:★☆☆

問2:天空日射とは、太陽から大気を透過して地表に直接到達する日射をいう。

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正解:×

太陽から大気を透過して直接地表に届く日射は「直達日射」です。天空日射(散乱日射)は、大気中の分子や雲などで散乱・反射され、天空の全方向から届く日射をいいます(気象庁「日射・赤外放射について よくある質問」、高層気象台「日射観測」)。


重要度:B 難易度:★★☆

問3:北緯35度付近の晴天日において、夏至の日の終日直達日射量は、南向き鉛直面のほうが東向き鉛直面より多い。

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正解:×

夏至は太陽高度が高く、南向き鉛直面には浅い角度でしか日射が当たらないため、南向き鉛直面の終日直達日射量は東・西向き鉛直面より少なくなります。東・西向き鉛直面は、朝夕に面に対して直角に近い日射を長く受けます(熊本県立大学 建築環境工学Ⅰ講義資料「夏至の建物各面の直達日射量(北緯35°)」、建築研究所「外皮の日射熱取得の計算方法」冷房期の方位係数)。


重要度:B 難易度:★★☆

問4:東・西面の窓は、朝夕の太陽高度が低い時間帯に日射を受けるため、水平の庇だけでは日射を遮りにくい。

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正解:○

東・西面の窓に当たる日射は太陽高度が低いため、水平の庇では効果が小さくなります。東・西面には、縦型ルーバーや外付けブラインド・シャッターなど外付けの遮蔽部材が有効です。水平の庇が効果的なのは、夏に太陽高度が高い南面の窓です(国土交通省住宅局 編集協力「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」令和7年3月、埼玉県「外付け日除け」資料)。

四肢択一

重要度:B 難易度:★★☆

問5:日照・日射に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、日射量は北緯35度付近の晴天日の終日直達日射量とする。

  1. 夏至の日は、南向き鉛直面の日射量が水平面の日射量より多い。
  2. 南向き鉛直面の日射量は、夏至の日より冬至の日のほうが多い。
  3. 南面の窓には縦型ルーバーが、東・西面の窓には水平の庇が、それぞれ日射遮蔽に有効である。
  4. 天空日射量は、直達日射量の水平面成分と全天日射量との和である。
【第5問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。南向き鉛直面は、太陽高度が低い冬至の日に日射を正面に近い角度で受けるため、終日直達日射量は夏至の日より多くなります(熊本県立大学 環境設備原論講義資料「方位による日射特性」、建築研究所「外皮の日射熱取得の計算方法」方位係数)。

1:誤り。夏至の日は太陽高度が高いため水平面の日射量が最も多く、南向き鉛直面は少なくなります。

2:正しい。南向き鉛直面は、冬に多く、夏に少なくなります。

3:誤り。南面と東・西面が逆です。南面には水平の庇が、太陽高度の低い日射を受ける東・西面には縦型ルーバー等が有効です。

4:誤り。全天日射量が、直達日射量の水平面成分と天空日射量との和です。


重要度:B 難易度:★★☆

問6:日照・日射に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 水平面の全天日射量は、直達日射量の水平面成分と天空日射量との和である。
  2. 可照時間は、地形や建物などの障害物がないものとしたときの、日の出から日の入りまでの時間である。
  3. 南面の窓は、夏には太陽高度の高い日射を受けるため、水平の庇によって日射を遮りやすい。
  4. 日照率は、日照時間に対する可照時間の割合である。
【第6問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。日照率は、可照時間に対する日照時間の割合(日照時間÷可照時間)です。分母と分子が逆になっているため誤りです(気象庁 気象月報の解説、日本気象学会「天気」掲載論文)。

1:正しい。全天日射量は、直達日射量の水平面成分と天空日射量との和です(気象庁「日射・赤外放射について よくある質問」)。

2:正しい。可照時間は、太陽が地平線から出て沈むまでの時間です。実際に日が照った時間(日照時間)とは区別します。

3:正しい。夏の南面は太陽高度が高い日射を受けるので、軒・庇で遮りやすくなります。

4:誤り。日照率は、可照時間に対する日照時間の割合です。


重要度:B 難易度:★★☆

問7:日照・日射に関する次の記述a〜dのうち、正しいものはいくつあるか。
a.天空日射は、大気中で散乱・反射された日射が、天空の全方向から地表に届くものである。
b.北緯35度付近の晴天日において、夏至の日の終日直達日射量は、水平面が鉛直面(東・西・南・北向き)のいずれよりも多い。
c.可照時間とは、日照計によって実際に日照が観測された時間の合計をいう。
d.東・西面の窓に、南面の窓と同じ出の水平の庇を設ければ、南面と同程度の日射遮蔽効果が得られる。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第7問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。正しいものはaとbの2つです。cは日照時間の説明であり、dは東・西面では太陽高度が低い日射を受けるため庇の効果が小さくなるので、いずれも誤りです(気象庁「日射・赤外放射について よくある質問」、熊本県立大学 建築環境工学Ⅰ講義資料、国土交通省住宅局 編集協力「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」)。

1:誤り。正しいものはa・bの2つです。

2:正しい。a・bが正しく、c・dが誤りです。

3:誤り。cは日照時間の説明、dは東・西面の庇の効果を過大に見ており、どちらも誤りです。

4:誤り。c・dは誤りです。


重要度:B 難易度:★★☆

問8:日射に関する次の文の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、(B)(C)は北緯35度付近の晴天日の終日直達日射量についての記述とする。
「水平面の全天日射量は、直達日射量の水平面成分と(A)日射量との和である。南向き鉛直面の日射量は、夏至の日より(B)の日のほうが多い。また、冬至の日には、南向き鉛直面の日射量は東向き鉛直面の日射量より(C)。」

  1. A:天空 B:冬至 C:多い
  2. A:天空 B:夏至 C:少ない
  3. A:地表反射 B:冬至 C:多い
  4. A:地表反射 B:夏至 C:少ない
【第8問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。全天日射量は直達日射量の水平面成分と天空日射量との和です(A:天空)。南向き鉛直面は太陽高度が低い冬に日射を多く受けるため、終日直達日射量は冬至の日のほうが多く(B:冬至)、冬至の日には東・西向き鉛直面より多くなります(C:多い)(気象庁「日射・赤外放射について よくある質問」、熊本県立大学 環境設備原論講義資料、建築研究所「外皮の日射熱取得の計算方法」暖房期の方位係数)。

1:正しい。

2:誤り。Bは「冬至」、Cは「多い」です。

3:誤り。Aは「天空」です。水平面の全天日射量は、直達日射量の水平面成分と、大気中で散乱された天空日射量との和です。

4:誤り。Aは「天空」、Bは「冬至」、Cは「多い」です。

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