2級建築施工管理技士 建築学 一問一答・四肢択一(全11問)|建具・ガラス

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2級建築施工管理技士 第一次検定「建築学」のうち、建具・ガラスの問題です(重要度A)。一問一答7問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★★☆

問1:公共建築工事標準仕様書によれば、外部に面するアルミニウム製建具について、性能等級の特記がない場合に表で定められている性能項目は、耐風圧性、気密性及び遮音性である。

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正解:×

外部に面するアルミニウム製建具で性能等級の特記がない場合に表で定められている性能項目は、耐風圧性、気密性及び水密性です。遮音性の等級は、防音ドア・防音サッシとする場合に特記によるとされています(標準仕様書16.2.2(2)、表16.2.1・表16.2.2)。


重要度:A 難易度:★★☆

問2:公共建築工事標準仕様書によれば、コンクリート系下地に取り付ける外部に面するアルミニウム製建具で、種別をC種と特記し、性能等級を特記していない場合、耐風圧性はS-6、気密性はA-4、水密性はW-5とする。

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正解:○

外部に面するアルミニウム製建具をコンクリート系下地又は鉄骨下地に取り付ける場合、性能等級の特記がなければ表16.2.1により、C種は耐風圧性S-6、気密性A-4、水密性W-5とされています(標準仕様書16.2.2(2)(ア)、表16.2.1)。


重要度:A 難易度:★★☆

問3:公共建築工事標準仕様書の外部に面する樹脂製建具の断熱性の等級(H-4〜H-8)は熱貫流率で区分されており、等級の数値が大きいものほど熱貫流率の上限値が大きい。

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正解:×

表16.3.3では、H-4は熱貫流率2.9W/(㎡・K)以下、H-8は1.1W/(㎡・K)以下とされ、等級の数値が大きいものほど熱貫流率の上限値が小さく(熱が伝わりにくく)、断熱性が高くなります(標準仕様書16.3.2(2)(ウ)、表16.3.3)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問4:強化ガラスは、板ガラスを熱処理して表面に圧縮応力の層をつくり強度を高めたもので、破損すると細かい粒状の破片になる。

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正解:○

強化ガラスは、板ガラスを熱処理して表面に強い圧縮応力層をつくり、破壊強さを高めたものです。普通のガラスより強度が大きく、破損すると細かい粒状の破片になります(東京消防庁消防科学研究所「ガラスの破壊に関する研究(第1報)」、製品評価技術基盤機構「ガラス製品の事故について」)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:合わせガラスは、板ガラスの間に中間膜を挟んで接着したもので、強い衝撃で破損しても破片が飛散しにくく、貫通もしにくい。

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正解:○

合わせガラスは、板ガラスの間に強靭な中間膜を挟んで接着したもので、破損しても中間膜によって破片の飛散が防止され、貫通しにくいガラスです(東京消防庁消防科学研究所「ガラスの破壊に関する研究(第1報)」、日本建築防災協会「窓ガラスの地震対策の要点」)。


重要度:A 難易度:★★☆

問6:複層ガラスは、2枚の板ガラスを樹脂の中間膜で全面接着したもので、断熱性が高く、結露の防止に効果がある。

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正解:×

複層ガラスは、板ガラスの周囲を封着し、ガラスとガラスの間に乾燥空気などの中空層を設けたもので、中空層によって断熱性を高め、結露の防止に効果があります。板ガラスを中間膜で接着したものは合わせガラスです(東京消防庁消防科学研究所「ガラスの破壊に関する研究(第1報)」、国土交通省公開資料「技術解説(複層ガラス)」)。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:Low-E複層ガラスは、複層ガラスを構成する板ガラスのうち少なくとも1枚に低放射膜(Low-E膜)を施したもので、放射による熱の移動を抑えて断熱性を高めたものである。

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正解:○

Low-E複層ガラスは、少なくとも一方のガラスに低放射膜(Low-E膜)を施したガラスを用いた複層ガラスで、中空層側のLow-E膜が放射による熱の移動を抑えることで、断熱性能が高まります(国土技術政策総合研究所・建築研究所監修の省エネルギー基準解説、国土交通省公開資料「技術解説(複層ガラス)」)。

四肢択一

重要度:A 難易度:★★☆

問8:建築用ガラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 合わせガラスは、板ガラスの間に中間膜を挟んで接着したもので、破損しても破片が飛散しにくい。
  2. 強化ガラスは、板ガラスの中に金網を封入して強度を高めたもので、破損しても破片が枠から脱落しにくい。
  3. 網入り板ガラスは、板ガラスの中に金網を入れたもので、火災時に熱で割れても破片が脱落しにくい。
  4. 複層ガラスは、板ガラスの間に乾燥空気を密封した中空層を設けたもので、断熱性が高い。
【第8問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。強化ガラスは、板ガラスを熱処理して表面に圧縮応力層をつくり強度を高めたもので、金網は入っていません。破損すると細かい粒状の破片になります。金網を封入し、割れても破片が脱落しにくいのは網入り板ガラスです(東京消防庁消防科学研究所「ガラスの破壊に関する研究(第1報)」、製品評価技術基盤機構「ガラス製品の事故について」)。

1:適当。中間膜によって破片の飛散が防止されます(東京消防庁消防科学研究所の研究報告、日本建築防災協会「窓ガラスの地震対策の要点」)。

2:不適当。強化ガラスは熱処理によって強度を高めたもので、破損すると細かい粒状の破片になります。記述は網入り板ガラスとの混同です。

3:適当。網入り板ガラスは、火災時に割れても破片が脱落しにくく、延焼の防止に役立ちます(東京消防庁消防科学研究所の研究報告)。

4:適当。複層ガラスは中空層によって断熱性を高めたガラスです(東京消防庁消防科学研究所の研究報告、国土交通省公開資料「技術解説(複層ガラス)」)。


重要度:A 難易度:★★☆

問9:公共建築工事標準仕様書に定める建具の性能等級に関する記述として、最も適当なものはどれか。ただし、性能等級の特記はないものとする。

  1. 鋼製建具の簡易気密型ドアセットの性能等級は、気密性A-4、水密性W-5とされている。
  2. 外部に面する樹脂製建具の断熱性の等級H-6は、熱貫流率2.3W/(㎡・K)以下とされている。
  3. コンクリート系下地に取り付ける外部に面するアルミニウム製建具のA種とB種は、耐風圧性の等級が同じで、気密性及び水密性の等級が異なる。
  4. 木下地に取り付ける外部に面するアルミニウム製建具のD種及びE種は、高さ13m以下の木造の建築物に用いるものとされている。
【第9問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。木下地に取り付ける外部に面するアルミニウム製建具(表16.2.2)のD種・E種は、木造の建築物の高さ13m以下の場合に用いるものとされています(標準仕様書16.2.2(2)(ア)、表16.2.2注)。

1:不適当。簡易気密型ドアセットの性能等級は、気密性A-3、水密性W-1です(標準仕様書16.4.2(2)(ア)、表16.4.1)。

2:不適当。熱貫流率2.3W/(㎡・K)以下はH-5で、H-6は1.9W/(㎡・K)以下です(標準仕様書表16.3.3)。

3:不適当。A種(S-4)とB種(S-5)は耐風圧性の等級が異なり、気密性(A-3)と水密性(W-4)は同じです(標準仕様書表16.2.1)。

4:適当。標準仕様書表16.2.2の注のとおりです。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:公共建築工事標準仕様書による樹脂製建具に関する次の文の(A)・(B)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「樹脂製建具に用いるガラスは、特記がなければ(A)とする。また、防音ドア、防音サッシとする場合の遮音性の等級は(B)とし、適用は特記による。」

  1. (A)複層ガラス (B)T-1又はT-2
  2. (A)複層ガラス (B)H-1又はH-2
  3. (A)合わせガラス (B)T-1又はT-2
  4. (A)合わせガラス (B)H-1又はH-2
【第10問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。樹脂製建具のガラスは、特記がなければ複層ガラスとします(標準仕様書16.3.3(8))。防音ドア・防音サッシとする場合の遮音性の等級はT-1又はT-2とし、適用は特記によります(標準仕様書16.3.2(2)(イ))。Hは断熱性の等級の記号です(表16.3.3)。

1:正しい。標準仕様書16.3.3(8)、16.3.2(2)(イ)のとおりです。

2:誤り。Hは断熱性の等級の記号で、遮音性の等級はT-1又はT-2です。

3:誤り。特記がない場合のガラスは複層ガラスです。

4:誤り。ガラスは複層ガラス、遮音性の等級はT-1又はT-2です。


重要度:A 難易度:★★☆

問11:建築用ガラスに関する次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
a.合わせガラスは、中間膜によって、強い衝撃を受けても貫通しにくい。
b.網入り板ガラスは、防火設備のガラスとして用いられることがある。
c.Low-E複層ガラスは、低放射膜によって放射による熱の移動が大きくなるため、一般的な複層ガラスより断熱性が低い。
d.複層ガラスは、中空層によって断熱性を高めたもので、結露の防止に効果がある。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第11問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。適当なものはa、b、dの3つです。cは誤りで、Low-E膜は放射による熱の移動を抑えるため、Low-E複層ガラスは断熱性能が高くなります(国土交通省公開資料「技術解説(複層ガラス)」、国土技術政策総合研究所・建築研究所監修の省エネルギー基準解説)。

1:誤り。適当なものはa、b、dの3つです。

2:誤り。適当なものはa、b、dの3つです。

3:正しい。a(東京消防庁消防科学研究所の研究報告)、b(防火設備の構造方法を定める告示(平成12年建設省告示第1360号)の令和5年改正で、網入りガラスを用いた複層ガラスが規定されています)、d(国土交通省公開資料「技術解説(複層ガラス)」)が適当で、cは不適当です。

4:誤り。cは不適当です。Low-E膜は放射による熱の移動を抑え、断熱性を高めます。

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