2級建築施工管理技士 建築学 一問一答・四肢択一(全8問)|石材・タイル・セメント系材料

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2級建築施工管理技士 第一次検定「建築学」のうち、石材・タイル・セメント系材料の問題です(重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:大理石は酸に弱い石材であり、屋外で酸性雨にさらされると、表面が侵食されて劣化が進みやすい。

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正解:○

大理石は酸に弱く、屋外で酸性雨などにさらされると表面が溶けて重量が減り、年数とともに劣化が進むことが、東京都環境科学研究所の暴露試験や環境省の研究報告で示されています。なお、標準仕様書10.1.5では、石材面の清掃に酸類を使ってよい例外は花こう岩類に限られています。


重要度:B 難易度:★★☆

問2:押出成形セメント板は、内部に微細な気泡を多く含む軽量気泡コンクリートを板状にしたパネルであり、中空部をもたない。

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正解:×

押出成形セメント板は、セメント・けい酸質原料・繊維質原料を主原料とし、中空を有する板状に押出成形してオートクレーブ養生したパネルで、主に外壁や間仕切壁に用いられます(建築研究所の公開資料、標準仕様書8.5節)。内部に気泡を多く含む軽量気泡コンクリートのパネルはALCパネルです。


重要度:B 難易度:★★☆

問3:公共建築工事標準仕様書によれば、内装タイル接着剤張りに用いる有機系接着剤(JIS A 5548)のうち、湿っている下地に張り付け、張付け後に長期間にわたり水や温水の影響を受ける箇所には、タイプⅡを用いる。

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正解:×

標準仕様書11.3.3(表11.3.1)では、湿っている下地に張り付け、張付け後に長期間水や温水の影響がある箇所はタイプⅠとしています。タイプⅡは、ほぼ乾燥している下地に張り付け、張付け後に間欠的に水や温水の影響がある箇所に用います。


重要度:B 難易度:★☆☆

問4:ALCパネルは、石灰質原料及びけい酸質原料を主原料とし、オートクレーブ養生(高温高圧の蒸気養生)した軽量気泡コンクリートのパネルであり、軽量で断熱性を有する。

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正解:○

ALCパネルは、石灰質原料とけい酸質系原料を主原料とし、オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートの製品で、軽量で断熱性などの性能を備えています(建築研究所・名城大学の公開資料)。中空を有する板状に押出成形したパネルは押出成形セメント板です。

四肢択一

重要度:B 難易度:★★☆

問5:石材及びセメント系材料に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. ALCパネルは、内部に気泡を含むが吸水性はほとんどないため、公共建築工事標準仕様書では、ALCパネルの目地用モルタルの水量をパネルの吸水性を考慮せずに定めることとしている。
  2. 凝灰岩の一種である大谷石は、軟らかく加工しやすい石材である。
  3. 公共建築工事標準仕様書によれば、テラゾに用いる種石の種類は、特記がなければ花こう岩とする。
  4. 押出成形セメント板は外壁専用のパネルであり、間仕切壁には用いられない。
【第5問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。凝灰岩の一種である大谷石は、軟らかく加工しやすい石材です(政府広報オンライン、産業技術総合研究所の公開資料)。したがって、選択肢2が正しい記述です。

1:誤り。ALCパネルは吸水率が高い材料です。標準仕様書8.4.2(表8.4.1)でも、目地用モルタルの水量は「パネルの吸水性を考慮して定める」としています。

2:正しい。大谷石(凝灰岩)は軟らかく加工しやすい石材です(政府広報オンライン、産業技術総合研究所の公開資料)。

3:誤り。標準仕様書10.2.1(2)では、テラゾの種石は、特記がなければ種類を大理石、大きさを1.5~12mmとしています。

4:誤り。押出成形セメント板は外壁と間仕切壁に用いられます。標準仕様書8.5節も外壁及び間仕切壁に用いる工事を対象とし、外壁パネル工法(8.5.3)と間仕切壁パネル工法(8.5.4)を定めています。


重要度:B 難易度:★★☆

問6:公共建築工事標準仕様書によるタイル張りの材料に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. セメントモルタルによるタイル張りの張付けモルタルに用いるセメントは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)とする。
  2. 張付けモルタルにセメント混和用ポリマーディスパージョンを用いる場合、その使用量は、セメント質量の5%(全固形分換算)程度とする。
  3. 屋外の有機系接着剤によるタイル張りに使用する接着剤は、JIS A 5557に基づく二液反応硬化形のエポキシ樹脂系とする。
  4. 内装タイル接着剤張りに使用する有機系接着剤のホルムアルデヒド放散量は、特記がなければF☆☆☆☆とする。
【第6問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。標準仕様書11.3.3(2)では、屋外に使用する有機系接着剤は、JIS A 5557に基づく一液反応硬化形の変成シリコーン樹脂系としています。二液反応硬化形のエポキシ樹脂系とする記述は誤りです。

1:正しい。標準仕様書11.2.3(1)(ア)のとおりです。

2:正しい。標準仕様書の表11.2.2の注1のとおりです。

3:誤り。屋外用は一液反応硬化形の変成シリコーン樹脂系です(標準仕様書11.3.3(2))。

4:正しい。標準仕様書11.3.3(1)では、ホルムアルデヒド放散量は特記により、特記がなければF☆☆☆☆としています。


重要度:B 難易度:★★☆

問7:公共建築工事標準仕様書による石材及びタイル張りの材料に関する次の記述a~dのうち、正しいものはいくつあるか。
a.白色系の大理石を使用する場合、石工事に用いるセメントモルタルは、セメントを白セメントとし、砂を寒水石粒等とする。
b.石材面の清掃には酸類を使用しないが、大理石の場合は、やむを得ないときに限り、周辺の金物を養生し、石材面に清水を注ぎ掛けたあとで酸洗いを行うことができる。
c.セメントモルタルによるタイル張りの引金物は、なましステンレス鋼線(SUS304)の径0.6mm以上とし、働き長さ200mm程度のものとする。
d.張付けモルタルに用いる保水剤は、メチルセルロース等の水溶性樹脂とする。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第7問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。正しいものは a・c・d の3つです。b は、酸洗いの例外が認められているのは花こう岩類であり、大理石ではないため誤りです(標準仕様書10.1.5(2))。

1:誤り。正しいものは a・c・d の3つです。

2:誤り。正しいものは a・c・d の3つです。

3:正しい。a(標準仕様書10.2.3(1)(ア))、c(11.2.4(1))、d(11.2.3(2)(ア))が正しく、b は誤りです。石材面の清掃に酸類を使える例外は花こう岩類だけで、大理石には認められていません(10.1.5(2))。

4:誤り。b は誤りです。酸洗いの例外は花こう岩類に限られます(標準仕様書10.1.5(2))。


重要度:B 難易度:★★☆

問8:公共建築工事標準仕様書による、セメントモルタルによるタイル張りの張付けモルタル等に用いる細骨材の最大粒径について、次の文の(A)~(C)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
細骨材の最大粒径は、一般の場合は(A)mm、ユニットタイルの場合は(B)mm、目地モルタルの場合は(C)mmとする。

  1. (A)2.5 (B)1.2 (C)0.6
  2. (A)2.5 (B)0.6 (C)1.2
  3. (A)1.2 (B)2.5 (C)0.6
  4. (A)5.0 (B)2.5 (C)1.2
【第8問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。標準仕様書11.2.3(1)(ウ)の表11.2.1では、細骨材の最大粒径を、一般の場合2.5mm、ユニットタイルの場合1.2mm、目地モルタル0.6mmとしています。

1:正しい。表11.2.1のとおりです。

2:誤り。ユニットタイルは1.2mm、目地モルタルは0.6mmで、BとCが逆です。

3:誤り。一般の場合は2.5mm、ユニットタイルの場合は1.2mmで、AとBが逆です。

4:誤り。一般2.5mm、ユニットタイル1.2mm、目地モルタル0.6mmです。

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