移動平均法 一問一答【全5問】


重要度:A 論点:移動平均法の意味と再計算のタイミング

問1(二択)

移動平均法の考え方として適切なのはどちらか。

A:新たに商品を受け入れるたびに、在庫全体の平均単価を計算し直す B:期首に決めた単価を、期末まで変えずに使い続ける

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正解:A(新たに商品を受け入れるたびに、在庫全体の平均単価を計算し直す)

解説 単価の異なる商品が混ざるのは受入(仕入)のときなので、そのたびに平均単価を作り直します。「移動」平均という名前も、受け入れるたびに平均が動いていくことに由来します。 Bが誤りやすい理由:単価が期中ずっと一定なら平均単価を計算する必要がありません。単価が変わる商品を扱うからこそ、この方法が必要になります。


重要度:A 論点:払出時は再計算しない

問2(○×)

移動平均法では、通常の売上によって商品を払い出すたびにも平均単価を計算し直す。

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正解:×

解説 通常の売上による払出では、直前の平均単価をそのまま使い、再計算しません。@230円の在庫が15個から10個に減っても、残った在庫は@230円のままです。なお、仕入返品のように直前の平均単価とは異なる単価の商品を在庫から取り除く場合は、返品後の平均単価を求め直すことがあります。


重要度:A 論点:平均単価の計算式

問3(語句選択)

残高10個(@200円・2,000円)のところへ、商品30個(@240円・7,200円)を仕入れた。移動平均法による新しい平均単価はいくらか。

ア.@220円  イ.@230円  ウ.@240円

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正解:イ.@230円

解説 平均単価 =(2,000 + 7,200)÷(10 + 30)= 9,200 ÷ 40 = @230円。 アの@220円は(@200 + @240)÷ 2 という単価の単純平均で、数量の重みを無視した誤りです。@240円の商品のほうが多い(30個 対 10個)ため、平均は@220円より高くなります。必ず金額合計÷数量合計で計算します。


重要度:B 論点:残高欄の形(先入先出法との違い)

問4(○×)

移動平均法による商品有高帳では、単価の異なる残高を層に分けて複数行で記入する。

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正解:×

解説 先入先出法では単価ごとの層を残すのに対し、移動平均法では受入後の在庫を平均単価で1本化して管理します。そのため、通常の基本問題では残高欄は1行です。この2方式を比べる問題では、複数の単価層が残っていれば先入先出法を見分ける手掛かりになります。


重要度:A 論点:方法の違いと売上原価

問5(○×)

同じ取引を先入先出法で記帳しても移動平均法で記帳しても、その月の売上原価は同じ金額になる。

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正解:×

解説 払出単価の決め方が違うため、同じ取引でも払出原価の合計や売上総利益が異なることがあります。問題で「先入先出法による」「移動平均法による」などの方法が指定されているときは、その指定を読み落とさないようにします。



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