ITパスポート 技術要素 情報セキュリティマネジメントと対策技術

セキュリティは技術だけでは守れません。組織として計画的に取り組む枠組みが情報セキュリティマネジメントです。

ISMSとPDCA

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)は、組織的にセキュリティを維持・改善する仕組みで、PDCAサイクル(計画→実行→点検→改善)を回し続けます。方針の頂点にあるのが情報セキュリティポリシーで、経営陣が承認する基本方針から、対策基準、実施手順へと展開されます。従業員への周知徹底が前提です。

リスクへの4つの対応

  • リスク回避:原因となる活動をやめる・取り除く
  • リスク低減:対策や教育で発生可能性・影響を下げる
  • リスク共有(移転・分散):保険への加入で損失の負担を第三者に移したり、拠点や機能の分散で影響を分けたりする
  • リスク保有(受容):影響が小さいものは、あえて対策せず受け入れる

その前段として、リスクの特定→分析→評価を行うのがリスクアセスメントです。

組織と体制

インシデント対応を主に担うのがCSIRT、常時監視・検知を主に担うのがSOCです。組織によって役割が一部重なる場合もあります。

技術的・物理的な対策

対策 役割
ファイアウォール 通信の制御(通す/通さない)
WAF Webアプリへの攻撃を検知・防御
IDS/IPS IDSは侵入の検知、IPSは防御まで実施
DMZ 公開サーバを内部ネットワークと分離して設置する領域
VPN 公衆回線上に暗号化された仮想専用線を作る
MDM モバイル端末の一元管理・遠隔ロック
検疫ネットワーク 接続前に端末の安全性を検査

実際に攻撃を試みて防御を検証するペネトレーションテスト、入退室管理・クリアデスク・UPSといった物理的対策も、情報セキュリティ対策の重要な一部です。

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