1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、マスコンクリートの温度管理の問題です(分野:土木一般・重要度A)。一問一答3問 → 四肢択一7問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★★☆
問1:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、マスの打込み温度を22℃と計画した。実際の24℃が暑中の温度上限内なら、マスの計画温度を超える条件も満たすと扱ってよい。
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正解:×
正解は×です。マスはあらかじめ計画した温度を超えて打ち込めません。暑中の条件別上限とは別に判定します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-11-2第3項/PDF154。
難易度:★☆☆
問2:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、マスの養生では、計画した温度ひび割れ制御を行えるようにコンクリート温度を管理する。
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正解:○
正解は○です。打込み時の温度だけでなく養生段階も計画と整合させます。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-11-2第4項/PDF154。
難易度:★★☆
問3:中国地方整備局「温度ひび割れ制御対策の手引き(案)」令和5年3月・試行段階の記載について、ポストクーリングは、最高温度に達した後も冷却を続けると、温度降下を促進して逆効果となることがある。
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正解:○
正解は○です。温度上昇時に配置管へ水・空気を通して冷却する方法です。実施時期を管理します。
根拠:中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案) 2.2.1.1(7)(b)/PDF19、冊子12。
四肢択一
難易度:★★☆
問4:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、マスコンクリート施工前に検討するものはどれか。
- 検討時点:施工前/検討対象:セメント水和熱による温度応力と温度ひび割れ
- 検討時点:完成後のみ/検討対象:セメント水和熱による温度上昇だけで温度応力は対象外
- 検討時点:施工前/検討対象:セメント水和熱による温度上昇だけで温度応力は対象外
- 検討時点:完成後のみ/検討対象:セメント水和熱による温度応力と温度ひび割れ
【第4問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。施工前に水和熱による温度応力と温度ひび割れを検討します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案):1-3-11-2第1項/PDF154(令和8年3月。指定仕様を採用する工事の寒中・マス節に限定。)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990182.pdf
1:正しい。施工前に水和熱による温度応力と温度ひび割れを検討します。
2:誤り。施工前に水和熱による温度応力と温度ひび割れを検討します。
3:誤り。施工前に水和熱による温度応力と温度ひび割れを検討します。
4:誤り。施工前に水和熱による温度応力と温度ひび割れを検討します。
難易度:★★☆
問5:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、マスの打設計画について、適当な記述だけを全て挙げた組合せはどれか。
ア:温度ひび割れの検討結果を打込み区画の大きさとリフト高さへ反映する。
イ:継目の位置と構造は、温度ひび割れの検討結果とは分けて決める。
ウ:打込み時間間隔も温度ひび割れの検討結果に基づき設定する。
- ア・イ
- ア・ウ
- イ・ウ
- ア・イ・ウ
【第5問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。アとウが適当です。イの継目の位置・構造も検討結果に基づきます。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-11-2第2項/PDF154。
1:誤り。イが不適当でウが欠けます。
2:正しい。適当な記述を全て挙げています。
3:誤り。イが不適当でアが欠けます。
4:誤り。イを含めています。
ア:正しい。SP14の1-3-11-2第2項。
イ:誤り。継目の位置・構造にも検討結果を反映します。
ウ:正しい。第2項に含まれる設定項目です。
難易度:★★☆
問6:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、マス施工の型枠材料・構造と存置期間の扱いはどれか。
- 材料は想定と同じでも、温度ひび割れ制御に必要な存置期間を短縮する。
- 材料・構造は照査と違うものへ変え、存置期間だけを同じにする。
- 実施工条件での温度ひび割れ照査の想定に合わせて材料・構造を選び、適切な期間存置する。
- 完成後に型枠写真を残せば、照査時の想定と実際の型枠の対応を確認しない。
【第6問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。型枠も温度ひび割れ制御の施工条件です。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-11-2第5項/PDF154。
1:誤り。適切な期間存置する必要があります。
2:誤り。照査時の想定に合う材料・構造が必要です。
3:正しい。材料・構造と期間を合わせます。
4:誤り。写真だけは照査の条件との整合を代えません。
難易度:★★☆
問7:中国地方整備局「温度ひび割れ制御対策の手引き(案)」令和5年3月・試行段階の記載について、外部拘束が卓越する場合の保温養生について、適当なものはどれか。
- 最高温度到達後は、温度降下を急激にすることを保温養生の目的とする。
- 外部拘束が卓越していても、温度上昇中に保温を強めれば温度ひび割れは起きない。
- 保温は内部拘束の温度差低減に使えない。
- 温度上昇時の保温は最高温度を高めうるため、最高温度到達後の実施が重要である。
【第7問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。保温を全状況で無条件に有効とはしません。
根拠:中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案) 2.2.1.1(7)(a)/PDF19、冊子12。
1:誤り。温度降下を緩やかにします。
2:誤り。最高温度を高め逆効果となりうる条件です。
3:誤り。内部拘束への温度差低減に効果があります。
4:正しい。拘束の種類と実施時期を区別します。
難易度:★★☆
問8:中国地方整備局「温度ひび割れ制御対策の手引き(案)」令和5年3月・試行段階の記載について、内部拘束と外部拘束の基本的な機構の対応はどれか。
- 内部拘束:中心と表面の膨張差による部材内の拘束/外部拘束:温度低下時の収縮が岩盤・既設コンクリート等に拘束されること
- 内部拘束:温度低下時の収縮が岩盤等に拘束されること/外部拘束:中心と表面の膨張差による部材内の拘束
- 内部拘束:中心と表面の膨張差による部材内の拘束/外部拘束:中心と表面の膨張差による部材内の拘束
- 内部拘束:温度低下時の収縮が岩盤等に拘束されること/外部拘束:温度低下時の収縮が岩盤・既設コンクリート等に拘束されること
【第8問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。内部の温度差による拘束と、岩盤等による外部からの拘束を区別します。
根拠:中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案):2.1.2(1)(2)/PDF13、冊子6(令和5年3月・試行段階。内部/外部拘束と保温・ポストクーリングの事実のみ。転載図・表・計算例は使わず、全国一律の義務と扱わない。)
https://www.cgr.mlit.go.jp/ctc/pdf/technology/concrete/2023-01.pdf
1:正しい。内部の温度差による拘束と、岩盤等による外部からの拘束を区別します。
2:誤り。内部の温度差による拘束と、岩盤等による外部からの拘束を区別します。
3:誤り。内部の温度差による拘束と、岩盤等による外部からの拘束を区別します。
4:誤り。内部の温度差による拘束と、岩盤等による外部からの拘束を区別します。
難易度:★★☆
問9:中国地方整備局「温度ひび割れ制御対策の手引き(案)」令和5年3月・試行段階の記載について、内部拘束による温度ひび割れを低減するための保温養生の主な働きはどれか。外部拘束が卓越する温度上昇時の扱いは別に検討する。
- 中心部と表面部の温度差を大きくし、表面部の冷却を促進する。
- 中心部と表面部の温度差を低減し、表面部の温度降下を緩やかにする。
- 表面部を急冷し、中心部の膨張との違いを大きくする。
- 岩盤や既設コンクリートとの接触を取り除き、外部拘束だけを低減する。
【第9問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。表面を保温すると部材内部と表面の温度差や、表面の温度降下速度を低減できます。
根拠:中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案) 2.2.1.1(7)(a)/PDF19、冊子12。
1:誤り。内部拘束の温度差低減と逆です。
2:正しい。断面内の差と降下速度を抑えます。
3:誤り。急冷は温度差を拡大する扱いです。
4:誤り。保温養生の作用を接触解除へ置き換えています。
難易度:★★☆
問10:中国地方整備局「温度ひび割れ制御対策の手引き(案)」令和5年3月・試行段階の記載について、収縮ひずみを低減する材料対策の説明として適当なものはどれか。
- 骨材の熱膨張係数:大きいものを用いて温度低下時の体積変化を抑える/膨張材:膨張作用を抑えることにより収縮ひずみを低減する
- 骨材の熱膨張係数:小さいものを用いて温度低下時の体積変化を抑える/膨張材:膨張作用を抑えることにより収縮ひずみを低減する
- 骨材の熱膨張係数:小さいものを用いて温度低下時の体積変化を抑える/膨張材:膨張作用により収縮ひずみを低減する
- 骨材の熱膨張係数:大きいものを用いて温度低下時の体積変化を抑える/膨張材:膨張作用により収縮ひずみを低減する
【第10問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。小さい熱膨張係数の骨材と、膨張材の膨張作用を収縮ひずみの低減へ用います。
根拠:中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案):2.2.1.2(1)/PDF19、冊子12(令和5年3月・試行段階。内部/外部拘束と保温・ポストクーリングの事実のみ。転載図・表・計算例は使わず、全国一律の義務と扱わない。)
https://www.cgr.mlit.go.jp/ctc/pdf/technology/concrete/2023-01.pdf
中国地方整備局 中国技術事務所 温度ひび割れ制御対策の手引き(案):2.2.1.2(2)/PDF19、冊子12(令和5年3月・試行段階。内部/外部拘束と保温・ポストクーリングの事実のみ。転載図・表・計算例は使わず、全国一律の義務と扱わない。)
https://www.cgr.mlit.go.jp/ctc/pdf/technology/concrete/2023-01.pdf
1:誤り。小さい熱膨張係数の骨材と、膨張材の膨張作用を収縮ひずみの低減へ用います。
2:誤り。小さい熱膨張係数の骨材と、膨張材の膨張作用を収縮ひずみの低減へ用います。
3:正しい。小さい熱膨張係数の骨材と、膨張材の膨張作用を収縮ひずみの低減へ用います。
4:誤り。小さい熱膨張係数の骨材と、膨張材の膨張作用を収縮ひずみの低減へ用います。