1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、暑中コンクリートの施工と養生の問題です(分野:土木一般・重要度A)。一問一答7問 → 四肢択一7問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★☆☆
問1:暑中コンクリートでは、特に高温・低湿度のとき、打込み直後の急激な乾燥でひび割れが生じるおそれがある。
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正解:○
正解は○です。直射日光や風等を防ぎ、初期の乾燥から保護します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-3/PDF152。
難易度:★☆☆
問2:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事では、暑中コンクリートの材料温度を、品質が確保できる範囲内に管理する。
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正解:○
正解は○です。暑中コンクリートの材料温度を、品質が確保できる範囲内に管理する。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案):1-3-9-1第3項、1-3-9-2第3項/PDF151(令和8年3月。指定仕様を採用する工事に限定。参照するJIS・有料便覧の本文や全手順は確認済みとしない。)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990182.pdf
難易度:★☆☆
問3:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、暑中の打設前には、地盤や型枠等の吸水のおそれのある部分を十分吸水させる。
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正解:○
正解は○です。打ち込むコンクリートから急に吸水しないよう準備します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第2項/PDF151。
難易度:★☆☆
問4:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、直射日光で型枠や鉄筋が高温になるおそれがある場合、散水や覆い等の適切な処置を行う。
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正解:○
正解は○です。打設前の高温への対策です。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第2項/PDF151。
難易度:★☆☆
問5:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、暑中の運搬では、コンクリートの乾燥と加熱が少なくなる装置・方法を採用する。
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正解:○
正解は○です。運搬中の乾燥と温度上昇も抑えます。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第4項/PDF151。
難易度:★★☆
問6:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、打設温度が条件別上限内なら、暑中施工でのコールドジョイント防止を施工上の検討から外す。
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正解:×
正解は×です。温度上限の管理とは別に、コールドジョイントが生じないよう打ち込みます。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第6項/PDF152。
難易度:★★☆
問7:日本橋梁建設協会「鋼橋RC床版施工手順書」2015年11月25日版の暑中施工を適用する。打込み後24時間を表面が乾かない湿潤状態に保てば、同項の養生は24時間で終了してよい。
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正解:×
正解は×です。少なくとも24時間の一時的な表面乾燥も避ける条件と、5日間以上の養生は別に記されています。初期の乾燥防止時間を全養生の終了時間と取り違えないようにします。
根拠:日本橋梁建設協会 鋼橋RC床版施工手順書(2015年11月25日、東北地方整備局サイト公開)((12)初期養生中の乾燥収縮ひび割れへの対策2)、PDF19(冊子15))。
四肢択一
難易度:★☆☆
問8:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、1-3-9-1の気温条件だけに照らし、暑中としての施工を要する予想条件はどれか。ほかの特記条件はない。
- 日平均気温25.0℃
- 日平均気温26.2℃
- 日平均気温24.8℃
- 日平均気温24.0℃で正午の瞬間気温30℃
【第8問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。規定は日平均気温が25℃を超える予想の場合です。25℃ちょうどや瞬間値と区別します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-1第2項/PDF151。
1:誤り。25℃を超える条件ではありません。
2:正しい。日平均25℃を超える予想です。
3:誤り。日平均25℃超の条件ではありません。
4:誤り。正午の瞬間値ではなく、日平均の予想で判断します。
難易度:★★☆
問9:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、打設温度36℃の二つの暑中施工を比較する。甲は所定品質を確保できると確認済み、乙はその条件に当たらない。温度上限の判定の対応はどれか。ほかの品質・施工条件はこの設問の対象外とする。
- 甲も乙も上限外
- 甲も乙も上限内
- 甲は上限内、乙は上限外
- 甲は上限外、乙は上限内
【第9問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。38℃は所定品質を確保できる条件付きです。それ以外の上限は35℃なので36℃は上限外です。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第3項/PDF151。
1:誤り。甲の36℃は38℃以下です。
2:誤り。乙の36℃は35℃を超えます。
3:正しい。甲の上限38℃、乙の上限35℃です。
4:誤り。二つの条件を逆にしています。
難易度:★☆☆
問10:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、暑中コンクリートの所用時間の管理区間はどれか。
- 締固め開始から表面仕上げ終了まで
- 運搬車の出発から現場到着まで
- 現場到着から荷卸し終了まで
- 練混ぜ開始から打設終了まで
【第10問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。到着や荷卸し終了の時刻だけで打設終了までの条件を満たしたとしません。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第5項/PDF151。
1:誤り。規定の開始・終了点と違います。
2:誤り。練混ぜ前後と打設終了までを落としています。
3:誤り。荷卸しの区間だけではありません。
4:正しい。この区間で1.5時間を超えない管理です。
難易度:★★☆
問11:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、暑中で減水剤・AE減水剤・流動化剤等を使うとき、遅延形の扱いについて仕様書の記述に対応するものはどれか。
- JIS A6204に適合する遅延形を使うことが望ましい。
- 遅延形を使うことを、例外のない義務とする。
- 暑中では遅延形の使用を禁止する。
- 早強セメントへ変えれば、使用する化学混和剤の規格適合を確認しない。
【第11問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。推奨と義務を区別します。JISの全試験・数値をこの設問で問っていません。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第1項/PDF151。
1:正しい。遅延形の使用は推奨です。
2:誤り。望ましいという位置づけです。
3:誤り。禁止ではなく推奨です。
4:誤り。セメント変更で混和剤の規格適合を省きません。
難易度:★☆☆
問12:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、暑中の養生開始について適当なものはどれか。
- 表面が乾いて色が変わるまで待って養生を始める。
- 打設終了後速やかに開始し、表面を乾燥から保護する。
- 日平均気温が25℃以下になる日まで養生開始を待つ。
- 夜間の気温が低くなるまで表面を保護せずに待つ。
【第12問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。養生を遅らせず、初期の急激な乾燥を防ぎます。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-3/PDF152。
1:誤り。表面を乾燥から保護します。
2:正しい。終了後速やかに始めます。
3:誤り。終了後速やかに開始する条件と違います。
4:誤り。低温になるまで乾燥保護を待ちません。
難易度:★★☆
問13:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、遅延剤を使用する際の品質確認と施工計画への記載として適当なものはどれか。
- 品質:製品の種類が同じなら品質確認を省略/施工計画書:製品名だけを記載
- 品質:使用したコンクリートの品質を確かめる/施工計画書:製品名だけを記載
- 品質:使用したコンクリートの品質を確かめる/施工計画書:使用方法・添加量等を記載
- 品質:製品の種類が同じなら品質確認を省略/施工計画書:使用方法・添加量等を記載
【第13問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。遅延剤を使用したコンクリートの品質を確かめ、使用方法・添加量等を施工計画書に記載します。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案):1-3-9-2第1項/PDF151(令和8年3月。指定仕様を採用する工事に限定。参照するJIS・有料便覧の本文や全手順は確認済みとしない。)
https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990182.pdf
1:誤り。遅延剤を使用したコンクリートの品質を確かめ、使用方法・添加量等を施工計画書に記載します。
2:誤り。遅延剤を使用したコンクリートの品質を確かめ、使用方法・添加量等を施工計画書に記載します。
3:正しい。遅延剤を使用したコンクリートの品質を確かめ、使用方法・添加量等を施工計画書に記載します。
4:誤り。遅延剤を使用したコンクリートの品質を確かめ、使用方法・添加量等を施工計画書に記載します。
難易度:★☆☆
問14:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版の暑中コンクリートで、練混ぜから打設終了までの所用時間は、何時間を超えないものとされるか。
- 0.5時間。
- 1.0時間。
- 1.5時間。
- 2.0時間。
【第14問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。1-3-9-2第5項は1.5時間を超えないものとしています。現場到着からの時間ではなく、練混ぜから打設終了までです。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-9-2第5項/PDF151。
1:誤り。指定条項の上限は1.5時間です。
2:誤り。指定条項の上限は1.5時間です。
3:正しい。条項の所用時間の上限です。
4:誤り。1.5時間の上限を超える値です。