1級土木施工管理技士 土木一般 一問一答・四肢択一(全24問)|土留め支保工と掘削底面の安定

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1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、土留め支保工と掘削底面の安定の問題です(分野:土木一般・重要度A)。一問一答9問 → 四肢択一15問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版による場合、施工計画の所定支保部材の取付けが完了する前に、次段階の掘削へ進む。

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正解:×

正解は×です。所定部材の取付けを完了してから次段階を掘削します。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第5章第2節2(2)/PDF40、冊子32。


難易度:★☆☆

問2:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、仮設鋼矢板の引抜跡の空洞は、地盤の沈下等を生じさせないよう砂等で充填する。

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正解:○

正解は○です。撤去後の地盤状態も確保します。

根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 3-2-10-5第14項/PDF320。


難易度:★☆☆

問3:労働安全衛生規則第371条では、土止め支保工の圧縮材の継手について、火打ちを除き突合せ継手とする。

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正解:○

正解は○です。火打ちの除外を落とさないようにします。

根拠:労働安全衛生規則 第371条第1〜3号。


難易度:★☆☆

問4:労働安全衛生規則第371条によれば、切梁・腹起しは脱落しないよう矢板・杭等へ確実に取り付ける。

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正解:○

正解は○です。労働安全衛生規則第371条によれば、切梁・腹起しは脱落しないよう矢板・杭等へ確実に取り付ける。

根拠:労働安全衛生規則:第371条第1〜3号(暫定法令施行基準2026-10-10を指定したAPI2本文。revision=347M50002000032_20261001_508M60000100116)

https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032


難易度:★☆☆

問5:政令で定める土止め支保工の切梁・腹起しの取付け又は取外し作業では、所定技能講習を修了した者から土止め支保工作業主任者を選任する。

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正解:○

正解は○です。第374条が定める選任です。対象作業を前提とし、全ての掘削作業へ無条件に広げていません。

根拠:労働安全衛生規則 第374条。


難易度:★☆☆

問6:建築基準法施行令第136条の3第4項(2026年10月10日施行状態)の山留めの設置義務には、地盤の崩壊のおそれや周辺の危害防止上の状況に関する除外の定めがある。

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正解:○

正解は○です。同項は1.5m以上という深さの条件に加え、地盤と周辺の状況に関する除外を定めています。この問題は除外の存在を問うもので、個別現場で省略が認められるかや、列記された条件の論理接続の解釈を判定するものではありません。

根拠:建築基準法施行令 e-Gov API2 2026年10月10日指定(建築基準法施行令136条の3第4項、asof=2026-10-10);国交省 建設工事公衆災害防止対策要綱 土木工事編 令和元年9月(土木工事編第47、PDF28–29)。


難易度:★★☆

問7:九州地方整備局「櫛形鋼矢板壁工法マニュアル(案)」令和4年4月版が示す鋼矢板壁の説明では、壁天端に水平方向の変位が生じたという事実だけで、継手が健全な壁も遮水機能を失ったと判断する。

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正解:×

正解は×です。指定資料は、変位を生じても継手が健全で遮水機能を保った事例や解析を説明しています。変位だけで機能喪失を一律に判定することはできません。一方で、どの変位や地盤でも性能が保証されるという意味でもありません。

根拠:九州地方整備局 櫛形鋼矢板壁工法マニュアル案 令和4年4月(§1の鋼矢板壁の特徴、PDF8–9(冊子2–3))。


難易度:★★☆

問8:軟弱粘性土地盤の掘削でヒービングへの対策を検討するとき、山留め壁の根入れを深くすることや地盤改良は、地盤条件に応じて検討する対策の候補となる。

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正解:○

正解は○です。江戸川清掃工場建替事業の公開工事計画の説明でも、ヒービングへの対策として整理されています。必要な効果は土質・地層や掘削条件と照合し、根入れを増やせば安定照査を省けるとはしません。

根拠:

江戸川清掃工場建替事業 環境影響評価図書 工事計画:江戸川清掃工場建替事業 環境影響評価図書、表6.3-2、資料編冊子7/PDF9

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kankyo/publishdetail-341_edogawaseisou_tosho_sho-files-07201934102_01


難易度:★★☆

問9:透水性のある砂質地盤のボイリング照査では、土留め壁の根入れによる掘削面側の土の有効重量は抵抗に関係する。一方、地層や水位差が変わる場合は浸透条件も照合する。

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正解:○

正解は○です。中部地整の仮設工の説明は、土の有効重量と平均過剰間隙水圧を比較し、形状や地層による補正・注意点も示します。根入れだけで安全と決めたり、パイピングの照査式をそのままボイリングの式としたりしません。

根拠:

中部地方整備局 河川構造物設計要領 第3編仮設工等 第1章:第3編第1章、2.土留工(4)①、冊子3-1-71〜73/PDF71–73

https://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/kouzou/pdf/20_01kasetsukou3.pdf

四肢択一

難易度:★★☆

問10:国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版による場合、土留め支保工の安全計画で、適当なものはどれか。取付けはR8共通仕様書による。

  1. 地盤・水条件:掘削深さ・土質・地下水位・土圧を検討/切梁・腹起し:一様に働くよう取り付け、変形・位置ずれも管理
  2. 地盤・水条件:掘削深さのみを検討/切梁・腹起し:強度を満たせば取付け後の変形管理は省略
  3. 地盤・水条件:掘削深さ・土質・地下水位・土圧を検討/切梁・腹起し:強度を満たせば取付け後の変形管理は省略
  4. 地盤・水条件:掘削深さのみを検討/切梁・腹起し:一様に働くよう取り付け、変形・位置ずれも管理
【第10問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。地盤・水・荷重条件を検討し、部材の均等な働きと変形等を管理します。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針:第5章第2節1(1)(3)/PDF40、冊子32(令和8年3月。工種・条件ごとの安全措置だけ。)

https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf

国交省 土木工事共通仕様書(案):3-2-10-5第16項/PDF320(令和8年3月。指定仕様を採用する工事に限定。参照するJIS・有料便覧の本文や全手順は確認済みとしない。)

https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990182.pdf

1:正しい。地盤・水・荷重条件を検討し、部材の均等な働きと変形等を管理します。

2:誤り。地盤・水・荷重条件を検討し、部材の均等な働きと変形等を管理します。

3:誤り。地盤・水・荷重条件を検討し、部材の均等な働きと変形等を管理します。

4:誤り。地盤・水・荷重条件を検討し、部材の均等な働きと変形等を管理します。


難易度:★★☆

問11:掘削底面の破壊現象について、適当な記述はいくつあるか。
ア:軟弱粘性土で背面の土等が掘削底へ回り込み、底面を持ち上げる現象はヒービングである。
イ:水位差による上向き浸透流で砂質土の抵抗が失われる現象はボイリングである。
ウ:盤ぶくれで水圧が作用する難透水層には、粘性土のほか細粒分の多い砂質土も含まれる。
エ:パイピングは、土粒子の流失を伴わない水圧だけによる底面の持ち上がりを特徴とする。

  1. 0個
  2. 3個
  3. 2個
  4. 1個
【第11問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。ア・イ・ウが適当です。エはパイピングと盤ぶくれの機構を取り違えています。

根拠:国交省 荒川上流河川事務所 基礎用語集【ひ】 基礎用語集【ひ】ヒービング;国交省 大深度地下使用技術指針・同解説 参考表2.4/PDF17・冊子14。

1:誤り。ア・イ・ウが適当です。

2:正しい。ア・イ・ウの3つです。

3:誤り。ウの難透水層の範囲も適当です。

4:誤り。適当な記述は1つではありません。


難易度:★★☆

問12:国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版による場合、土留め施工中の周辺地盤・地下水の監視として適当なものはどれか。

  1. 変状を見つけても、地盤が元へ戻るまで関係者への連絡を待つ。
  2. 地盤の沈下を写真だけで残し、地下水位を観測対象から除く。
  3. 地下水位と地盤の隆起・沈下等を定期的に観測・記録し、異常時に関係者へ連絡して保全措置を講じる。
  4. 土留め部材の検査が終われば、施工中の周辺地盤の観測を終える。
【第12問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。部材の状態だけでなく、周辺地盤と水位の変化を記録します。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第5章第2節2(7)/PDF41、冊子33。

1:誤り。異常時に連絡して保全します。

2:誤り。地下水位も観測します。

3:正しい。継続監視と異常への対応です。

4:誤り。施工中の地下水位・周辺地盤も監視します。


難易度:★★☆

問13:国交省の土木工事共通仕様書(案)令和8年3月版を採用する工事について、横矢板を用いる土留めの施工として適当なものはどれか。

  1. 過掘り部分を空洞のまま残し、横矢板の位置だけを合わせる。
  2. 掘削を底まで終えてから、全段の横矢板をまとめて取り付ける。
  3. 横矢板と土壁の間の隙間を、土圧を受けないための空間として残す。
  4. 掘削と並行にはめ込み、背面の隙間を避け、過掘り時は裏込め等で固定する。
【第13問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。止水性能の全適用条件とは分け、ここでは横矢板の施工順序と隙間を問っています。

根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 3-2-10-5第17項/PDF320。

1:誤り。適切な材料の裏込めと固定が必要です。

2:誤り。掘削と並行にはめ込みます。

3:誤り。背面に隙間を残さない施工です。

4:正しい。掘削の進行と背面の密着を管理します。


難易度:★★☆

問14:国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版による場合、根入れ・応力・変位を照査した土留め壁について、掘削底面の安全確認はどれか。

  1. 壁の照査に加えて、土質・地下水等の条件に応じてボイリングやヒービングの安全を検討する。
  2. 壁の部材応力の照査を、浸透水に関するボイリングの照査に共通の安全確認として用いる。
  3. 根入れ長の照査を行ったことをもって、土質条件に応じたヒービングの検討にも代える。
  4. 壁の変位の照査結果を、底面の破壊に関する二つの検討の代わりに用いる。
【第14問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。根入れ・応力・変位の照査に加え、土質等に応じた底面の安全を確認します。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第5章第2節1(4)/PDF40、冊子32。

1:正しい。根入れ・応力・変位の照査に加え、土質等に応じた底面の安全を確認します。

2:誤り。部材応力と、浸透水に関わる底面の安全は異なる照査です。

3:誤り。根入れに関する照査だけで、土質に応じたヒービングの検討を済ませたことにはなりません。

4:誤り。壁の変位だけでは、ボイリング・ヒービングに対する底面の安全確認を代替できません。


難易度:★★☆

問15:国交省「市街地液状化対策推進ガイダンス【本編】」令和元年6月版5-12の開削施工について、ボイリング・盤ぶくれ等への地下水位低下対策を行う場合の留意点はどれか。

  1. 地下水位を下げる対策であるため、周辺地盤の沈下を監視対象から除く。
  2. 周辺地盤の不同沈下や家屋への影響を考慮し、水位と沈下量の基準値・監視体制を定める。
  3. 基準値を超えても排水量を増し、施工計画の見直しを行わない。
  4. 土留め矢板の撤去時に周辺地盤が緩む影響を検討しない。
【第15問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。水位を下げれば周辺も無条件に安全とはなりません。指定資料の開削時の留意点です。

根拠:国交省 市街地液状化対策推進ガイダンス【本編】 5-12施工時留意点/PDF154・冊子149。

1:誤り。不同沈下等の影響があります。

2:正しい。対策そのものによる周辺影響も監視します。

3:誤り。基準値超過時は施工中止と計画見直しが必要です。

4:誤り。撤去による地盤への影響も含みます。


難易度:★★☆

問16:労働安全衛生規則第370条の土止め支保工の組立図について、記載する事項と作成時点として適当な組合せはどれか。

  1. 記載事項:部材配置・寸法・材質のみ/作成時点:組立て完了後
  2. 記載事項:部材配置・寸法・材質、取付け時期・順序/作成時点:組立て完了後
  3. 記載事項:部材配置・寸法・材質のみ/作成時点:組立て前
  4. 記載事項:部材配置・寸法・材質、取付け時期・順序/作成時点:組立て前
【第16問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。あらかじめ配置・寸法・材質・取付け時期と順序を示した図を作り、その図により組み立てます。

根拠:労働安全衛生規則:第370条(暫定法令施行基準2026-10-10を指定したAPI2本文。revision=347M50002000032_20261001_508M60000100116)

https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032

1:誤り。あらかじめ配置・寸法・材質・取付け時期と順序を示した図を作り、その図により組み立てます。

2:誤り。あらかじめ配置・寸法・材質・取付け時期と順序を示した図を作り、その図により組み立てます。

3:誤り。あらかじめ配置・寸法・材質・取付け時期と順序を示した図を作り、その図により組み立てます。

4:正しい。あらかじめ配置・寸法・材質・取付け時期と順序を示した図を作り、その図により組み立てます。


難易度:★★☆

問17:労働安全衛生規則第373条の土止め支保工の点検について、適当なものはどれか。

  1. 7日を超えない期間ごとの点検に加え、中震以上の地震後や大雨等で地山軟弱化のおそれのある事態後にも点検する。
  2. 7日ごとの点検を行えば、その間の地震・大雨後の点検は省く。
  3. 前回点検から14日以内であれば、定期点検の期間条件を満たす。
  4. 異常を見つけても、補強や補修は次の定期点検日にまとめる。
【第17問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。定期点検と地震・大雨等の後の点検は別の条件です。

根拠:労働安全衛生規則 第373条。

1:正しい。期間と事態後の点検を分けます。

2:誤り。事態後の点検も必要です。

3:誤り。7日を超えない期間です。

4:誤り。異常は直ちに補強又は補修します。


難易度:★★☆

問18:令和元年の建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)第47による、土留め要否・形式・掘削方法の選定はどれか。公衆に関わる区域の土木工事とする。

  1. 掘削深さと地盤性状が同じ二つの現場には、施工期間や隣接構造物が違っても同じ形式を適用する。
  2. 掘削深さ・施工期間・地盤性状・敷地及び周辺環境等を総合して、土留めの要否・形式・掘削方法を選ぶ。
  3. 施工期間が短い現場では、周辺環境を調査する前に土留め不要と決める。
  4. 敷地内の地盤調査で選んだ土留め形式を、隣接構造物への影響の判断にもそのまま適用する。
【第18問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。第47は複数の現場条件による総合判断を求めています。

根拠:建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編) 土木編第2・47/PDF2・28・29。

1:誤り。深さ・地盤以外に、期間や敷地周辺等の条件も選定へ反映します。

2:正しい。第47は複数の現場条件による総合判断を求めています。

3:誤り。短期間であることだけでは土留め不要の判断はできません。

4:誤り。敷地内の地盤だけでなく、隣接構造物等の周辺条件も含めて判断します。


難易度:★★☆

問19:国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版による場合、作業中に土留め部材の変形と地下水位の異常を発見した。次の施工に進む前の対応はどれか。

  1. 予定深度へ達するまで進めてから避難を検討する。
  2. 計測担当だけを避難させ、ほかの作業員は掘削を続ける。
  3. 作業員を避難させ、事故防止措置を講じてから次段階の施工を行う。
  4. 異常を写真に残せば、対策前に次段階の掘削を始める。
【第19問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。安全を確保するため、まず避難と必要な事故防止措置を行います。

根拠:国交省 土木工事安全施工技術指針 第5章第2節2(5)・5(2)/PDF41、冊子33。

1:誤り。異常時は直ちに避難させます。

2:誤り。作業員全員の避難が必要です。

3:正しい。避難と事故防止措置を優先します。

4:誤り。対策前に次段階へ進みません。


難易度:★★☆

問20:労働安全衛生規則による土止め支保工の管理について、適当な記述だけを全て挙げた組合せはどれか。
ア:組立図には、部材の配置・寸法・材質だけでなく、取付け時期と順序も示す。
イ:火打ち以外の圧縮材の継手は、重ね継手を標準とする。
ウ:大雨等で地山が急激に軟弱化するおそれのある事態後は、前回の定期点検から7日を待たず点検する。

  1. ア
  2. ア・イ
  3. イ・ウ
  4. ア・ウ
【第20問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。アとウが適当です。イは突合せ継手の規定を重ね継手へ置き換えています。

根拠:労働安全衛生規則 第370条;労働安全衛生規則 第371条第1〜3号;労働安全衛生規則 第373条。

1:誤り。ウも適当です。

2:誤り。イが不適当で、ウが欠けます。

3:誤り。イが不適当で、アが欠けます。

4:正しい。適当な二記述を全て挙げています。


難易度:★★☆

問21:土止め支保工について、地震後の点検対象の表記を「労働安全衛生規則第373条/国交省の土木工事安全施工技術指針令和8年3月版第5章第2節8①」の順で示すとどれか。法令は2026年10月10日施行基準の本文による。

  1. 大雨後のみで地震の記載なし/震度4以上
  2. 震度4以上/中震以上
  3. 中震以上/震度5以上
  4. 中震以上/震度4以上
【第21問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。規則は「中震以上」、R8指針は「震度4以上」と表記します。R8指針では速やかな点検と、安全確認後の作業再開も必要です。法令本文に震度の数値が書かれていると読み替える問題ではありません。

根拠:労働安全衛生規則 第373条;国交省 土木工事安全施工技術指針 第5章第2節8①/PDF41、冊子33;労働安全衛生規則 第373条(暫定施行基準2026-10-10)。

1:誤り。第373条にも地震後の点検が規定されています。

2:誤り。出典の表記を逆にしています。

3:誤り。R8指針は震度4以上です。

4:正しい。それぞれの本文の表記です。


難易度:★★☆

問22:建築基準法施行令第136条の3第4項(2026年10月10日施行状態)の対象となる根切り工事を考える。同項の山留めを省略できる除外事由には該当しない。深さの条件だけで山留めの設置が必要となる範囲はどれか。

  1. 1.5mを超える範囲で、ちょうど1.5mは含めない。
  2. 2.0m以上の範囲。
  3. 1.5m以下の範囲。
  4. 1.5m以上の範囲。
【第22問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。同項の深さの境界は1.5m以上であり、ちょうど1.5mも含みます。設問は同項の対象工事に限定し、除外事由は適用しない条件です。

根拠:建築基準法施行令 e-Gov API2 2026年10月10日指定(建築基準法施行令136条の3第4項、asof=2026-10-10);国交省 建設工事公衆災害防止対策要綱 土木工事編 令和元年9月(土木工事編第47、PDF28–29)。

1:誤り。1.5mちょうども含みます。

2:誤り。同項の境界は1.5mです。

3:誤り。深さの範囲が逆です。

4:正しい。対象工事で除外事由がないという条件下の範囲です。


難易度:★★☆

問23:地下水の出水が問題になる掘削の土留めを検討する。親杭横矢板と鋼矢板の一般的な性質として、適当なものはどれか。

  1. 親杭横矢板は止水壁なので、地下水条件を調べずに採用できる。
  2. 親杭横矢板の横矢板を入れれば、地下水への対策と壁の力学照査を同時に省略できる。
  3. 鋼矢板は止水性を検討できないので、出水への対策の候補から除く。
  4. 親杭横矢板は透水性のある土留めとして扱い、地下水位等に応じて止水性のある工法や補助対策も検討する。
【第23問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。親杭横矢板自体に止水壁としての機能を期待せず、地下水条件を含め工法・補助対策を検討します。出水に対応する設計変更で鋼矢板を検討する公的事例もあります。

根拠:

職業能力開発総合大学校 基盤整備センター 仮設工事計画 教材7 指導案1997-03-11:教材7、1997-03-11、指導案 山留め工事2

https://www.tetras.uitec.jeed.go.jp/database/teaching_material/detail/7/?stat=3

鉄道・運輸機構 設計変更ガイドライン 令和4年3月:土木工事 事例2 親杭横矢板仮土留めから鋼矢板への変更

https://www.jrtt.go.jp/procurement/asset/sekkeihenkou-guideline-R4-3.pdf

選択肢ごとの確認:

1:誤り。親杭横矢板の止水性を取り違えています。

2:誤り。止水対策と力学上の安全確認を省く根拠にはなりません。

3:誤り。出水対策で止水性のある鋼矢板を検討する例があります。

4:正しい。地下水条件と工法の性質を対応させます。


難易度:★★☆

問24:開削土留めで地下水位を下げる対策の目的を比較する。ボイリングと、水圧による盤ぶくれへの効果の組合せとして適当なものはどれか。必要な排水が対象の帯水層に作用する条件とする。

  1. ボイリング:上向き浸透の水頭差を減らす。盤ぶくれ:底面下の作用水圧を減らす。
  2. ボイリング:上向き浸透の水頭差を増やす。盤ぶくれ:底面下の作用水圧を減らす。
  3. ボイリング:上向き浸透の水頭差を減らす。盤ぶくれ:底面下の作用水圧を増やす。
  4. ボイリング:上向き浸透の水頭差を増やす。盤ぶくれ:底面下の作用水圧を増やす。
【第24問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。同じ流路長ではi=Δh/Lなので水頭差の低減は動水勾配を下げ、u=γw hなので対象帯水層の水頭低下は作用水圧を下げます。

根拠:国交省 市街地液状化対策推進ガイダンス【本編】:5-12、冊子149/PDF154

https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001470556.pdf

計算・論理で検証(A独自条件・c02):i=Δh/L及びu=γw hの同条件比較

1:正しい。同じ流路長ではi=Δh/Lなので水頭差の低減は動水勾配を下げ、u=γw hなので対象帯水層の水頭低下は作用水圧を下げます。

2:誤り。ボイリング対策として水頭差を下げる方向を、増やす方向へ逆転しています。

3:誤り。盤ぶくれ対策として作用水圧を下げる方向を、増やす方向へ逆転しています。

4:誤り。両方の作用の方向が逆です。周辺沈下は別に検討・監視する影響です。

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