1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、コンクリート用骨材の性質と品質の問題です(分野:土木一般・重要度A)。一問一答9問 → 四肢択一15問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★☆☆
問1:骨材の粒度は、コンクリートのワーカビリティーに影響する要因の一つである。
解答を見る
正解:○
正解は○です。粒度は粒の大きさの分布で、コンクリートの品質に関係します。
根拠:公益社団法人日本コンクリート工学会「コンクリートの基礎知識」「粒度」 本文粒度。
難易度:★☆☆
問2:骨材中の有害な有機物や塩化物等は、コンクリートの強度や鋼材腐食などの品質問題の要因となりうる。
解答を見る
正解:○
正解は○です。有害物の種類と影響を確認します。全ての微粒分を一律に有害とする意味ではありません。
根拠:公益社団法人日本コンクリート工学会「コンクリートの基礎知識」「不純物」 本文有害物。
難易度:★★☆
問3:国交省の令和8年3月版共通仕様書2-2-3-2第3項では、気象作用を受けない構造物に用いる細骨材について、同第2項の安定性に関する使用規定を適用しなくてもよい。
解答を見る
正解:○
正解は○です。対象は気象作用を受けない構造物の細骨材です。気象作用が少ないことや粗骨材全般へ拡張せず、任意の不適用として扱います。
根拠:国交省 土木工事共通仕様書(案) 2-2-3-2第2・3項/PDF168・冊子2-7。
難易度:★☆☆
問4:ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験は、粗骨材の摩耗・摩削に対する抵抗性を評価する。
解答を見る
正解:○
正解は○です。ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験は、粗骨材の摩耗・摩削に対する抵抗性を評価する。
根拠:土木管理総合試験所 公開説明・骨材試験:本文「ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験」(取得2026-10-12。ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験の目的だけ。試験機関自身が公表した一般原理。規格全手順・数値は採用しない。)
https://service.dksiken.co.jp/service/test-survey-analysis/aggregate-test
難易度:★☆☆
問5:同じ指定ふるい列で粒度を比較すると、粒度が粗い方ほど粗粒率は小さくなる。
解答を見る
正解:×
正解は×です。粗い方ほど累加残留率が大きくなるため、粗粒率は大きくなります。粗粒率だけで骨材品質の全ては判断できません。
根拠:坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図5粗粒率の定義/PDF4;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;三重県建設資材試験センター 相談・支援・指導事業 相談コーナー 材料No.2、累加残留質量百分率・粗さの定義。
難易度:★★☆
問6:国交省のアルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領(平成14年7月31日通知)を適用する一般材料・配合を考える。2.3に従い化学法の試験を行う。前回試験から6か月に達していない時点で骨材の産地が変わった場合、産地変更に伴う試験は行わない。
解答を見る
正解:×
正解は×です。6か月ごとの試験とは別に、産地が変わった場合も試験を行います。期間だけで変更時の確認を省きません。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領 2.3/PDF2下部。
難易度:★☆☆
問7:国交省の公開S43成果報告資料の実験結果では、水セメント比を同一にして比較したコンクリートの粗骨材吸水率は、凍結融解に対する耐久性指数と関係が認められている。
解答を見る
正解:○
正解は○です。公表された実験の範囲で相関が示されています。吸水率だけで全ての骨材の使用可否を決められるという意味ではありません。
根拠:国土交通省 建築基準整備促進事業S43 2023年度成果報告会資料 PDF12、図13及びその他の本文。
難易度:★★☆
問8:国交省の令和8年4月版空港土木工事共通仕様書の表2-19を適用するコンクリート舗装用の砂で、NaCl換算塩化物量は絶乾質量に対し0.041%であった。この砂は同表の塩化物量の上限を満たす。
解答を見る
正解:×
正解は×です。指定表の限度はNaCl換算0.04%以下です。0.041%は0.04%を超えます。PC用海砂やコンクリート全量のkg/m³基準とは分けます。
根拠:国土交通省 空港土木工事共通仕様書 第5編2-4-2、表2-19・注2、PDF192/2-48。
難易度:★☆☆
問9:国総研資料122号(平成15年8月)の示方配合では、骨材の含水状態を絶乾状態として表示する。
解答を見る
正解:×
正解は×です。指定資料では、細骨材・粗骨材を表面乾燥飽水状態として示します。現場で使用する骨材がその状態と異なる場合は、表面水や有効吸水等を考慮して現場配合へ補正します。
根拠:
国総研資料122号 鋼道路橋PC床版の施工品質向上策に関する検討II(平成15年8月)第5章:第5章、冊子43/PDF7、(1)-11)
https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0122pdf/ks0122009.pdf
四肢択一
難易度:★★☆
問10:骨材の表乾質量を基準に配合を与える。使用骨材の表面水を補正する方法として適当なものはどれか。内部の吸水量は既に表乾質量に含まれる。
- 骨材の表面水を水量へ算入し、その分を投入する練混ぜ水から差し引く。
- 骨材の表面水はコンクリートの水量に含まれないので、補正しない。
- 表面水の分だけ、投入する練混ぜ水をさらに増やす。
- 表乾質量に含まれる内部水を、表面水と同じ自由水として全て差し引く。
【第10問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。表乾状態を基準に与えた配合では、外側の表面水を練混ぜ水に反映させます。
根拠:中村有吾・清水昭之・今本啓一 細骨材の表面水率簡易測定方法に関する研究(コンクリート工学年次論文集31) 1はじめに・3.4式4/PDF1・3;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-3-3第4・6項、表1-3-1注記/PDF136・137;坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4、表乾状態の質量定義。
1:正しい。与えた表乾基準へ合わせた質量収支です。
2:誤り。表面水は水量の補正に関係します。
3:誤り。表面水を余分に加算する方向です。
4:誤り。内部の吸水と表面水を区別します。
難易度:★★☆
問11:骨材試料の絶乾質量が160g、表乾質量が164gである。吸水率は何%か。端数処理は不要とする。
- 2.439%
- 2.5%
- 102.5%
- 4.0%
【第11問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。(164−160)/160×100=2.5%です。表面水率と分母を区別します。
根拠:坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4・冊子36。
1:誤り。表乾質量で除した値に近く、吸水率の分母が違います。
2:正しい。内部水4gを絶乾160gで除します。
3:誤り。表乾質量全体を絶乾質量で除しています。
4:誤り。内部水4gの数値をそのまま百分率にしています。
難易度:★★☆
問12:国交省のアルカリ骨材反応抑制対策通知が骨材の安全確認に挙げる反応性試験の組合せはどれか。
- ロサンゼルスすりへり試験・粒度試験
- スランプ試験・空気量試験
- 化学法・モルタルバー法
- 標準貫入試験・含水比試験
【第12問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。方法の名称・対象を問います。現行JISの全手順や判定数値はこの問題で問いません。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木・建築共通)・土木構造物実施要領 別紙1・2.3/PDF1。
1:誤り。骨材の別の性質を調べる試験です。
2:誤り。反応性を判定する方法ではありません。
3:正しい。通知2.3が挙げる方法です。
4:誤り。土質試験の組合せです。
難易度:★★☆
問13:骨材試料の表乾質量は750g、表面水を含む湿潤質量は780gである。表面水率は何%か。端数処理は不要とする。
- 104%
- 3.846%
- 30%
- 4%
【第13問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。(780−750)/750×100=4%です。
根拠:中村有吾・清水昭之・今本啓一 細骨材の表面水率簡易測定方法に関する研究(コンクリート工学年次論文集31) 3.4式4/PDF3。絶乾・表乾質量の関係と式4から導出;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4、絶乾・表乾質量の定義。
1:誤り。表面水でなく湿潤質量全体を使っています。
2:誤り。湿潤780gで除した値で、分母が違います。
3:誤り。表面水のg数値をそのまま%にしています。
4:正しい。表面水30gを表乾750gで除します。
難易度:★☆☆
問14:粗粒率を定義する指定ふるい列について、累加残留質量百分率の合計が280%であった。粗粒率はいくつか。ふるい列自体の現行規格への適合性は問わず、端数処理は不要とする。
- 280
- 2.8
- 0.028
- 28
【第14問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。粗粒率=280/100=2.8です。ふるいごとの単独残留率でなく累加残留率の合計を使います。
根拠:坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図5粗粒率の定義/PDF4・冊子36;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;三重県建設資材試験センター 相談・支援・指導事業 相談コーナー 材料No.2、累加残留質量百分率・粗さの定義。
1:誤り。100で除していません。
2:正しい。累加残留の合計を100で除します。
3:誤り。100で二度除しています。
4:誤り。10で除しています。
難易度:★☆☆
問15:粗骨材の最大寸法を、通過質量百分率により定義する説明として適当なものはどれか。
- 質量90%以上が通過するふるいのうち最大の呼び寸法
- 質量95%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法
- 質量90%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法
- 質量95%以上が通過するふるいのうち最大の呼び寸法
【第15問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。指定資料に記載された値は質量90%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法です。施工案の可否ではなく、指定された標準値・目安値そのものを比較します。
根拠:坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18):図5最大寸法の定義/PDF4(2019年、PDF4/冊子36、図5・6の定義と式のみ。図・スライド・試料設定の転載なし。旧ふるい寸法列を現行JISの指定列として問わない。)
https://libwww.cc.it-hiroshima.ac.jp/library/pdf/education18_033-038.pdf
1:誤り。指定値は質量90%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法で、この肢の値ではありません。
2:誤り。指定値は質量90%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法で、この肢の値ではありません。
3:正しい。指定値に一致します。
4:誤り。指定値は質量90%以上が通過するふるいのうち最小の呼び寸法で、この肢の値ではありません。
難易度:★★☆
問16:国交省のアルカリ骨材反応抑制対策の通知に示す、一般的な材料・配合の土木構造物の対策について、適当な記述のみを全て挙げた組合せはどれか。
ア:総アルカリ量抑制はNa2O換算3.0kg/m³以下を確認する。
イ:総量抑制又は抑制効果のある混合セメント等の使用を優先する。
ウ:高炉B種なら、スラグ分量を確認せず混合セメントによる抑制対策を充足とする。
- ア・イ・ウ
- イ・ウ
- ア・ウ
- ア・イ
【第16問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。アは適当。以下なので3.0を含みます。/イは適当。土木の優先順位です。/ウは不適当。土木実施要領は高炉Bのスラグ40%以上を確認します。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木・建築共通)・土木構造物実施要領 別紙1・2、土木実施要領1・2.1・2.2/PDF1・2。
1:誤り。各記述の判定はア・イが適当です。アは適当。以下なので3.0を含みます。/イは適当。土木の優先順位です。/ウは不適当。土木実施要領は高炉Bのスラグ40%以上を確認します。
2:誤り。各記述の判定はア・イが適当です。アは適当。以下なので3.0を含みます。/イは適当。土木の優先順位です。/ウは不適当。土木実施要領は高炉Bのスラグ40%以上を確認します。
3:誤り。各記述の判定はア・イが適当です。アは適当。以下なので3.0を含みます。/イは適当。土木の優先順位です。/ウは不適当。土木実施要領は高炉Bのスラグ40%以上を確認します。
4:正しい。各記述の判定はア・イが適当です。アは適当。以下なので3.0を含みます。/イは適当。土木の優先順位です。/ウは不適当。土木実施要領は高炉Bのスラグ40%以上を確認します。
難易度:★★☆
問17:表乾基準の骨材量800kg/m³、表面水率3%、目標単位水量170kg/m³の配合を与える。表面水だけを補正し、他の水源や材料は無視する。投入する練混ぜ水は何kg/m³か。端数処理は不要とする。
- 146kg/m³
- 194kg/m³
- 170kg/m³
- 24kg/m³
【第17問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。表面水=800×0.03=24kg/m³、投入水=170−24=146kg/m³です。骨材の湿潤計量量は824kg/m³です。
根拠:中村有吾・清水昭之・今本啓一 細骨材の表面水率簡易測定方法に関する研究(コンクリート工学年次論文集31) 1はじめに・3.4式4/PDF1・3;A独自モデル・定義からの導出 与条件の質量収支又は定義式で独立計算。全肢の数値を検算。;国交省 土木工事共通仕様書(案) 1-3-3-3第4・6項、表1-3-1注記/PDF136・137;坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4、表乾状態の質量定義;中村有吾・清水昭之・今本啓一 細骨材の表面水率簡易測定方法に関する研究(コンクリート工学年次論文集31) 3.4式4/PDF3。絶乾・表乾質量の関係と式4から導出;坂本英輔 材料施工教育における建築材料実験のための教育ツールに関する基礎的研究(広島工業大学紀要教育編18) 図6/PDF4、絶乾・表乾質量の定義。
1:正しい。表面水24kg/m³を170から引きます。
2:誤り。表面水を増やす向きに加えています。
3:誤り。表面水を補正していません。
4:誤り。これは表面水量で、投入する水量ではありません。
難易度:★★★
問18:国交省通知の一般配合の総アルカリ量を求める。単位セメント420kg/m³、その試験成績表の直近6か月最大Na2O換算アルカリ量0.60%、対象骨材950kg/m³・NaCl0.02%、混和剤由来Na2O換算量0.12kg/m³、他由来はない。骨材NaClをNa2Oへ換算する係数0.53を用い、総量を0.001kg/m³に四捨五入した値はどれか。
- 2.621kg/m³
- 2.741kg/m³
- 2.830kg/m³
- 2.640kg/m³
【第18問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。2.52+0.1007+0.12=2.7407kg/m³、指定丸めで2.741kg/m³です。3.0以下の総量条件を満たす計算です。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木・建築共通)・土木構造物実施要領 別紙1・2、土木実施要領1・2.1・2.2/PDF1・2。
1:誤り。混和剤の0.12を除いています。
2:正しい。セメント2.52、骨材0.1007、混和剤0.12を合計します。
3:誤り。NaClの0.19へ換算係数0.53を掛けていません。
4:誤り。骨材由来0.1007を除いています。
難易度:★★☆
問19:H14年7月31日通知の国交省アルカリ骨材反応抑制対策実施要領2.3の化学法による骨材試験について、一般材料・配合における試験時期として適当な組合せはどれか。
- 開始前・工事中:開始前及び工事中12か月に1回/産地変更時:直前の試験から6か月未満なら行わない
- 開始前・工事中:開始前及び工事中6か月に1回/産地変更時:直前の試験から6か月未満なら行わない
- 開始前・工事中:開始前及び工事中12か月に1回/産地変更時:変更時にも行う
- 開始前・工事中:開始前及び工事中6か月に1回/産地変更時:変更時にも行う
【第19問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。指定要領の化学法では開始前、工事中6か月に1回及び産地変更時に行います。全方法に一般化しません。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領:2.3/PDF2下部(国官技第113号、平成14年7月31日。R8共通仕様書1-3-1-1第4項・PDF133が運用通知を参照する。一般材料・配合の対象だけ。旧JIS附属書番号や全JIS手順を現行とみなさない。)
https://www.qsr.mlit.go.jp/content/900012381.pdf
1:誤り。指定要領の化学法では開始前、工事中6か月に1回及び産地変更時に行います。全方法に一般化しません。
2:誤り。指定要領の化学法では開始前、工事中6か月に1回及び産地変更時に行います。全方法に一般化しません。
3:誤り。指定要領の化学法では開始前、工事中6か月に1回及び産地変更時に行います。全方法に一般化しません。
4:正しい。指定要領の化学法では開始前、工事中6か月に1回及び産地変更時に行います。全方法に一般化しません。
難易度:★★☆
問20:国交省のアルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領(平成14年7月31日通知)を適用する一般材料・配合を考える。人工骨材・石灰石の例外に該当しない天然砂利について、2.3でモルタルバー法の試験結果を利用する際の追加確認はどれか。
- 試験成績表を確認し、併せて信頼できる試験機関の迅速法で無害を確認する。
- モルタルバー法の試験成績表の確認を、追加の迅速法による無害確認と同じものとして扱う。
- 天然砂利に石灰石の例外を適用し、モルタルバー法の試験成績表だけで確認を完了する。
- 迅速法による無害確認を行えば、利用するモルタルバー法の試験成績表の確認は省ける。
【第20問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。例外に該当しない本問では、成績表に加え迅速法による追加確認を行います。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領 2.3/PDF2〜3。
1:正しい。例外に該当しない本問では、成績表に加え迅速法による追加確認を行います。
2:誤り。モルタルバー法の成績表と追加の迅速法は、別の確認です。
3:誤り。人工骨材・石灰石に設けられた扱いを、例外に該当しない天然砂利へ転用できません。
4:誤り。迅速法の確認は成績表の確認に加えて行うもので、成績表の確認を置き換えません。
難易度:★★☆
問21:国交省のアルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領(平成14年7月31日通知)を適用する一般材料・配合を考える。2.1でAE剤等の少量混和剤を用いる場合の簡易確認における、セメント由来アルカリ量×単位セメント量の上限はどれか。Na2O換算とする。
- 3.0kg/m³
- 2.5kg/m³
- 4.0kg/m³
- 5.0kg/m³
【第21問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。簡易確認は2.5kg/m³以下です。一般の総アルカリ量の3.0kg/m³以下と、対象・確認方式を区別します。
根拠:アルカリ骨材反応抑制対策(土木構造物)実施要領 2.1/PDF2。
1:誤り。これは一般の総アルカリ量の上限です。
2:正しい。少量混和剤を用いる場合の簡易確認の値です。
3:誤り。簡易確認の上限を超えます。
4:誤り。簡易確認の上限を超えます。
難易度:★★☆
問22:国交省「土木工事施工管理基準及び規格値(案)」令和8年3月版の工種1・材料その他の骨材試験を適用する。JISマーク表示レディーミクストコンクリートは使わず、別規格の砕石・砕砂・スラグ等を除く砂・砂利である。絶乾密度の下限/砂利の吸水率上限/砂の吸水率上限の組合せはどれか。
- 2.5g/cm³/3.5%/3.0%。
- 2.3g/cm³/3.0%/3.5%。
- 2.5g/cm³/3.0%/3.5%。
- 2.5g/cm³/5.0%/7.0%。
【第22問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。指定欄の規格値は絶乾密度2.5g/cm³以上、粗骨材の吸水率3.0%以下、細骨材の吸水率3.5%以下です。全JIS製品の規格を一律に示したものではありません。
根拠:国土交通省 土木工事施工管理基準及び規格値(案) 品質管理工種1、骨材の密度及び吸水率試験、PDF214/II-1。
1:誤り。砂利と砂の吸水率上限を逆にしています。
2:誤り。指定欄の絶乾密度下限は2.5g/cm³です。
3:正しい。砂・砂利に適用する指定値の対応です。
4:誤り。指定欄の砂利3.0%、砂3.5%と異なります。
難易度:★☆☆
問23:粗骨材の最大寸法を選ぶ際の考え方として、適当なものはどれか。ここでは全国共通の数値上限の暗記ではなく、部材・配筋条件との適合を問う。
- 部材が狭く鉄筋のあきが小さくても、最大寸法を大きくすることを優先する。
- 部材寸法や鉄筋のあきに合う最大寸法を選ぶ。
- 部材寸法を調べれば、配筋のあきは選定条件から除ける。
- 配筋との不適合があっても、コンクリートの未充填には関係しないとする。
【第23問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。骨材が部材内へ入り、配筋の間を通って充填できる条件を検討します。材料単独の性状だけで最大寸法を決めず、部材寸法や鉄筋のあきとの適合を確認します。
根拠:九州地方整備局 建設技術講習会 配合設計 平成25年2月22日(PDF14–15(冊子13–14));四国地方整備局 監督職員のためのコンクリート工事ポケットブック案 平成30年3月(PDF28(冊子24))。
1:誤り。部材や配筋による通り道との適合が必要です。
2:正しい。部材・配筋の寸法条件に適合させます。
3:誤り。鉄筋のあきも通過・充填の条件です。
4:誤り。配筋と粗骨材最大寸法の不適合は未充填の原因となり得ます。
難易度:★★☆
問24:硫酸ナトリウムを用いる骨材の安定性試験の位置付けとして、適当なものはどれか。
- 骨材の表面水率を、硫酸ナトリウムの濃度だけから求める試験である。
- 骨材の安定性試験と、コンクリートの凍結融解試験は、測定対象も結果の意味も同じである。
- 骨材の気象作用に対する品質評価に用いるが、コンクリートの凍結融解抵抗との関係には限界もある。
- コンクリートのスランプ値を、骨材の質量損失に置き換えて測定する試験である。
【第24問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。骨材の気象作用・耐凍害性に関係する評価で用いられてきた試験です。ただし、その損失とコンクリートの凍結融解抵抗が常に一致するとは限りません。
根拠:
土木研究所 規格外骨材の耐久性評価試験法に関する研究 平成21年度:PDF1 §2.1、PDF2 §2.2
https://www.pwri.go.jp/jpn/results/report/report-project/2009/pdf/2009-14-2.pdf
国交省 土木工事共通仕様書R8 第2編2章3節 骨材:2-2-3-2第2・3項
https://www.mlit.go.jp/tec/r08dobokukoujikyoutsuusiyousyo/honbun02_syo02_setsu03.html
選択肢ごとの確認:
1:誤り。表面水率の測定を目的とする試験ではありません。
2:誤り。骨材の安定性とコンクリートの凍結融解抵抗は同一の試験対象・評価ではありません。
3:正しい。試験の目的と、その結果の解釈の限界を区別します。
4:誤り。スランプ測定の代替ではありません。