2級建築施工管理技士 第一次検定「仕上げ施工」のうち、シーリング工事の問題です(重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★★☆
問1:公共建築工事標準仕様書によれば、シーリング工事に用いるバックアップ材は、シーリング材を目地底に確実に固定するため、シーリング材と接着するものを用いる。
解答を見る
正解:×
バックアップ材は、合成樹脂又は合成ゴム製で、シーリング材に変色等の悪影響を及ぼさず、かつ、シーリング材と接着しないものとします。目地底でシーリング材を接着させないことで、二面接着とするためです(標準仕様書9.7.2(5)(イ)、9.7.4(2))。
重要度:B 難易度:★★☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、シーリング材の充填は原則として二面接着とするが、動きの小さい打継ぎ目地、ひび割れ誘発目地、建具枠回り等の場合は、三面接着とすることができる。
解答を見る
正解:○
目地深さが所定の寸法の場合は目地底にボンドブレーカーを用いて二面接着とするのが原則ですが、動きの小さい打継ぎ目地、ひび割れ誘発目地、建具枠回り等の場合は、三面接着とすることができます(標準仕様書9.7.4(2)(ウ))。
重要度:B 難易度:★★☆
問3:公共建築工事標準仕様書によれば、プライマー塗布後にごみやほこりが付着した場合は、その部分を再清掃すれば、プライマーを再塗布せずにシーリング材を充填してよい。
解答を見る
正解:×
プライマー塗布後にごみ・ほこり等が付着した場合、又は当日充填ができない場合は、再清掃したうえでプライマーを再塗布します(標準仕様書9.7.4(4)(イ))。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:公共建築工事標準仕様書によれば、シーリング材の充填後は、へらで押さえ、下地と密着させて表面を平滑に仕上げる。
解答を見る
正解:○
シーリング材は、目地幅に適したノズルで加圧しながら充填し、充填後はへらで押さえて下地と密着させ、表面を平滑に仕上げます(標準仕様書9.7.4(4)(エ)(オ))。
四肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問5:公共建築工事標準仕様書によるシーリング工事の施工に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- プライマーの塗布及び充填時に被着体が5℃以下又は50℃以上になるおそれのある場合は、保温又は遮熱などの必要な措置を講ずる場合を除き、作業を中止する。
- シーリング材の充填は、原則として、仕上塗材等の施工後に行う。
- プライマーは、被着体の材質にかかわらず、シーリング材の種類ごとに定めた1種類の製品を用いる。
- 降雨や多湿により結露のおそれがある場合でも、プライマーを塗布していれば作業を続けてよい。
【第5問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。プライマーの塗布及び充填時に被着体が5℃以下又は50℃以上になるおそれのある場合は作業を中止します。ただし、仮囲い・シート覆い等による保温又は遮熱など必要な措置を講ずる場合はこの限りではありません(標準仕様書9.7.4(1)(イ))。
1:適当です(標準仕様書9.7.4(1)(イ))。
2:不適当です。充填は、原則として、仕上塗材等の施工前に行います(標準仕様書9.7.4(1)(ウ))。
3:不適当です。プライマーはシーリング材の製造所の指定する製品で、被着体(塗装してある場合は塗料)に適したものとします(標準仕様書9.7.2(5)(ア))。
4:不適当です。降雨・多湿等により結露のおそれがある場合は作業を中止します(標準仕様書9.7.4(1)(ア))。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:公共建築工事標準仕様書によるシーリング材の充填に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 目地への打始めは、原則として、目地の交差部又は角部から行う。
- 2成分形シーリング材は、施工性をよくするため、製造所の指定する配合にかかわらず、気温に応じて基剤と硬化剤の比率を調整して練り混ぜる。
- 練り混ぜた2成分形シーリング材は、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとして、ロットごとにサンプリングを行う。
- 充填用ガンのノズルは、目地幅に適したものを使用し、隅々まで行きわたるように加圧しながら充填する。
【第6問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。2成分形シーリング材の基剤と硬化剤は、シーリング材の製造所の指定する配合とし、その配合により練り混ぜて可使時間内に使用します。気温に応じて比率を変えることは認められていません(標準仕様書9.7.2(3)、9.7.4(4)(ウ))。
1:適当です(標準仕様書9.7.4(4)(キ))。
2:不適当です。基剤と硬化剤は製造所の指定する配合で練り混ぜます(標準仕様書9.7.2(3)、9.7.4(4)(ウ))。
3:適当です(標準仕様書9.7.4(4)(ウ))。
4:適当です(標準仕様書9.7.4(4)(エ))。
重要度:B 難易度:★★☆
問7:公共建築工事標準仕様書によるシーリングの目地寸法及びバックアップ材に関する次の記述a〜dのうち、適当なものはいくつあるか。ただし、目地寸法は特記がない場合とする。
a.コンクリートの打継ぎ目地及びひび割れ誘発目地の目地寸法は、幅20mm以上、深さ10mm以上とする。
b.ガラス回りの目地寸法は、ガラス溝の寸法等の規定による場合を除き、幅・深さとも5mm以上とする。
c.a及びb以外の目地寸法は、幅10mm以上、深さ5mm以上とする。
d.裏面に接着剤のついているバックアップ材は、目地幅より1mm程度小さいものとする。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第7問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。適当なものはa・b・dの3つです。打継ぎ目地・ひび割れ誘発目地は幅20mm以上・深さ10mm以上、ガラス回りは幅・深さとも5mm以上です(標準仕様書9.7.3(1))。裏面に接着剤のついているバックアップ材は目地幅より1mm程度小さいものとします(同9.7.2(5)(イ))。a・b以外の目地は幅・深さとも10mm以上であり(同9.7.3(1)(ウ))、cは不適当です。
1:誤りです。適当なものはa・b・dの3つです。
2:誤りです。適当なものはa・b・dの3つです。
3:正しい答えです。cは、a・b以外の目地は幅・深さとも10mm以上が正しいため不適当です(標準仕様書9.7.3(1)(ウ))。
4:誤りです。cは不適当です。
重要度:B 難易度:★★☆
問8:公共建築工事標準仕様書によるシーリング材の充填について、次の文の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「目地への打始めは、原則として、目地の(A)から行う。打継ぎ箇所は、目地の交差部及び角部を避けて、(B)とする。目地縁に張ったマスキングテープは、(C)、直ちに取り除く。」
- A:交差部又は角部 B:そぎ継ぎ C:へら押え後
- A:中間部 B:そぎ継ぎ C:シーリング材の硬化後
- A:交差部又は角部 B:突付け継ぎ C:へら押え後
- A:中間部 B:突付け継ぎ C:シーリング材の硬化後
【第8問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。目地への打始めは、原則として、目地の交差部又は角部から行い、打継ぎ箇所は交差部及び角部を避けてそぎ継ぎとします(標準仕様書9.7.4(4)(キ))。マスキングテープは、へら押え後、直ちに取り除きます(同9.7.4(4)(カ))。
1:正しい組合せです(標準仕様書9.7.4(4)(カ)(キ))。
2:誤りです。打始めは交差部又は角部からで、マスキングテープはへら押え後直ちに取り除きます。
3:誤りです。打継ぎは突付け継ぎではなく、そぎ継ぎとします。
4:誤りです。A・B・Cいずれも誤りです。
「仕上げ施工」の他の論点
- 防水工事
- 屋根工事・とい
- 張り石工事
- タイル工事
- 金属工事(軽量鉄骨下地・表面仕上げ)
- 左官工事・床仕上げ
- 建具工事
- ガラス工事
- 塗装工事
- 内装工事(床)
- 内装工事(壁・天井・断熱・カーテン)
- 外装(ALC・押出成形セメント板・カーテンウォール)
- 改修工事