2級建築施工管理技士 第一次検定「仕上げ施工」のうち、左官工事・床仕上げの問題です(重要度A)。一問一答8問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★☆☆
問1:公共建築工事標準仕様書によれば、コンクリート下地の壁に行うセメントモルタル塗りの1回の塗厚は、10mm以下とする。
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正解:×
壁のセメントモルタル塗りの1回の塗厚は7mm以下とされています(床の場合を除く)。10mmではありません(標準仕様書15.3.3(2))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、壁のセメントモルタル塗りの下塗りは、原則として14日以上放置し、ひび割れ等を十分に発生させてから次の塗付けを行う。
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正解:○
下塗りは14日以上放置して、ひび割れ等を十分発生させてから次の塗付けを行います。気象条件等によりモルタルの接着が確保できる場合は、放置期間を短縮できるとされています(標準仕様書15.3.5(1)(ア)(e))。
重要度:A 難易度:★★☆
問3:公共建築工事標準仕様書によれば、コンクリート下地の壁(内壁・外壁)のセメントモルタル塗りの調合(容積比)は、下塗りのほうが上塗りよりもセメントに対する砂の割合を大きくする。
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正解:×
コンクリート下地の内壁・外壁の調合の標準は、下塗りがセメント1:砂2.5、上塗りがセメント1:砂3です。砂の割合が大きいのは上塗りで、下塗りはセメントの割合が大きい調合になります(標準仕様書表15.3.3)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:公共建築工事標準仕様書によれば、セルフレベリング材塗りの後、硬化するまでは、窓や開口部をふさいでおく。
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正解:○
セルフレベリング材塗り後、硬化するまでは窓や開口部をふさぎ、その後は自然乾燥状態とします(標準仕様書15.5.5(5)(ア))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問5:公共建築工事標準仕様書によれば、内装の張物下地に用いるセルフレベリング材の標準塗厚は、10mm程度とする。
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正解:○
セルフレベリング材の標準塗厚は10mm程度とされています。調合はセルフレベリング材の製造所の仕様によります(標準仕様書15.5.3)。
重要度:A 難易度:★★☆
問6:公共建築工事標準仕様書によれば、床コンクリート直均し仕上げ(金ごて仕上げ)は、コンクリート上面の均しの後、金ごて押えを行ってから、木ごてで中むら取りを行い仕上げる。
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正解:×
順序が逆です。コンクリート上面の均し(標準仕様書6.6.6)の後、まず木ごてで中むら取りを行い、次に踏板を用いて金ごて押えを行い、締り具合を見て金ごてで強く押さえて平滑にします(標準仕様書15.4.3(1))。
重要度:A 難易度:★★☆
問7:公共建築工事標準仕様書によれば、壁のセメントモルタル塗りでむら直しを行う場合は、中塗りの後、上塗りの前に行う。
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正解:×
むら直しは、下塗りの後、中塗りの前に行う工程です。むらが著しい場合に行い、部分的な場合は下塗りに引き続いて行います。工程の順は、下塗り→むら直し→中塗り→上塗りです(標準仕様書15.3.5(1)(ア)〜(エ))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問8:公共建築工事標準仕様書によれば、セルフレベリング材塗り後の養生期間は、7日以上(低温の場合は14日以上)とする。
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正解:○
セルフレベリング材塗り後の養生期間は7日以上、低温の場合は14日以上とし、表面仕上材の施工までの期間は30日以内を標準とします(標準仕様書15.5.5(5)(イ))。
四肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問9:公共建築工事標準仕様書によるセメントモルタル塗りに関する記述として、正しいものはどれか。
- 床の場合を除き、全塗厚は25mm以下とし、タイル張りの場合は張付けモルタルを含めた厚さで判断する。
- 壁の下塗り面は、内壁下塗り用軽量モルタルの場合を除き、次の塗付けに備えて金ごてで平滑に押さえる。
- 気温が10℃以下の場合は施工を行わない。ただし、やむを得ず施工する場合は、採暖等の措置を行う。
- 下地のひずみ・不陸の著しい箇所をモルタルで補修した場合は、原則として7日以上放置してから塗付けを行う。
【第9問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。仕上げ厚または全塗厚は、床の場合を除き25mm以下とし、タイル張りでは張付けモルタルを含めます(標準仕様書15.3.3(3))。
1:正しい。全塗厚は床を除き25mm以下で、タイル張りは張付けモルタルを含みます(標準仕様書15.3.3(3))。
2:誤り。下塗り面は、内壁下塗り用軽量モルタルの場合を除き、金ぐし類で荒らし目をつけます(標準仕様書15.3.5(1)(ア)(c))。
3:誤り。施工を行わないのは気温が5℃以下の場合です(標準仕様書15.1.4(3))。
4:誤り。補修した場合の放置期間は、原則として14日以上です(気象条件等により短縮できる場合あり)(標準仕様書15.3.4(1))。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:公共建築工事標準仕様書によるセルフレベリング材塗りに関する記述として、誤っているものはどれか。
- 材料の練混ぜは機械練りとし、セルフレベリング材の製造所の指定する方法で行う。
- 気温が5℃以下の場合は、原則として施工を行わない。
- 硬化後の気泡跡のへこみ等は、セルフレベリング材の製造所の指定する材料で補修する。
- 打継ぎ部の突起は、セルフレベリング材が硬化する前に金ごてで押さえて平らにしておく。
【第10問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。打継ぎ部の突起や気泡跡周辺の突起等は、硬化後にサンダー等で削り取ります。硬化前に金ごてで押さえるのではありません(標準仕様書15.5.5(4)(ア))。
1:正しい。練混ぜは機械練りとし、製造所の指定する方法で行います(標準仕様書15.5.5(1))。
2:正しい。気温が5℃以下の場合は施工せず、やむを得ず施工する場合は板覆い、シート掛け、ヒーター等による採暖を行います(標準仕様書15.5.5(3))。
3:正しい。気泡跡のへこみ等は、製造所の指定する材料で補修します(標準仕様書15.5.5(4)(イ))。
4:誤り。打継ぎ部の突起は、硬化後にサンダー等で削り取ります(標準仕様書15.5.5(4)(ア))。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:公共建築工事標準仕様書による床コンクリート直均し仕上げに関する次の記述a〜dのうち、正しいものはいくつあるか。
a.コンクリート上面の均しでは、荒均しの後、コンクリートの凝結が終了する前に、タンパー等で表面をたたき締める。
b.金ごて押えに先立ち、木ごてで中むら取りを行う。
c.床面の仕上りの平たんさは、壁の幅木の張付け方向で、3mにつき7mm以内とする。
d.セルフレベリング材塗りの下地とする場合は、金ごてで強く押さえた後、さらに下ずり・中ずり・仕上げずりの3工程を行う。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第11問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。正しいものはaとbの2つです。cは3mにつき3mm以内、dはセルフレベリング材塗りの下地では金ごて押え1回とされています(標準仕様書6.6.6、15.4.2、15.4.3)。
1:誤り。正しいものはa・bの2つです。
2:正しい。a(標準仕様書6.6.6(2))とb(15.4.3(1)(ア))が正しく、c(幅木の張付け方向は3mにつき3mm以内、15.4.2(ア))とd(セルフレベリング材塗りの場合は金ごて押え1回、15.4.3(1)(カ)。下ずり・中ずり・仕上げずりの3工程は仕上げ厚の薄いビニル系床材等の場合)が誤りです。
3:誤り。cとdは誤りです。
4:誤り。cとdは誤りです。
重要度:A 難易度:★★☆
問12:公共建築工事標準仕様書による、コンクリート下地の外壁(天井の類を除く)のセメントモルタル塗りについて、次の文の(A)〜(C)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
「調合(容積比)の標準は、下塗りがセメント1:砂(A)、中塗り及び上塗りがセメント1:砂(B)とし、全塗厚は(C)mm以下とする。」
- A:3 B:2.5 C:25
- A:2.5 B:3 C:30
- A:2.5 B:3 C:25
- A:3 B:2.5 C:30
【第12問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。コンクリート下地の外壁(天井の類を除く)の調合の標準は、下塗り1:2.5、中塗り・上塗り1:3で、全塗厚は25mm以下です(標準仕様書表15.3.3、15.3.3(3))。
1:誤り。AとBが逆です。下塗りのほうがセメントの割合が大きい調合です。
2:誤り。Cは25です。30mmは床(仕上げ)の塗厚の標準です。
3:正しい。
4:誤り。AとBが逆で、Cも25が正しい値です。
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