2級建築施工管理技士 第一次検定「仕上げ施工」のうち、内装工事(床)の問題です(重要度A)。一問一答7問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★★☆
問1:公共建築工事標準仕様書によれば、ビニル床シートの継目を熱溶接工法で処理する場合、溝切りは張付け後に接着剤が硬化した状態を見計らって行い、溝はV字形又はU字形として、均一な幅で床シート厚さの1/2程度まで切る。
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正解:×
溝はV字形又はU字形とし、均一な幅で床シート厚さの「2/3程度」まで溝切りします。溝切りを接着剤が硬化した状態を見計らって行う点は正しい記述です(標準仕様書19.2.3(2)(ウ)(a)(b))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、ビニル床シートの熱溶接工法では、溶接完了後、溶接部が冷えて硬くなる前に余盛りを削り取り、平滑にする。
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正解:×
余盛りは、溶接完了後、溶接部が完全に冷却した後に削り取り、平滑にします(標準仕様書19.2.3(2)(ウ)(d))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問3:公共建築工事標準仕様書によれば、タイルカーペットの敷き方は、特記がなければ、平場は市松敷きとし、階段部分は模様流しとする。
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正解:○
タイルカーペットの敷き方は特記によりますが、特記がなければ平場は市松敷き、階段部分は模様流しとされています(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(a))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:公共建築工事標準仕様書によるカーペットのグリッパー工法では、グリッパーを部屋の周囲の壁際や柱回りに接着剤又は釘で固定し、伸張用工具で伸張したカーペットをグリッパーに固定する。
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正解:○
グリッパー工法では、グリッパーを部屋の周囲の壁際や柱回りに接着剤又は釘で固定し、上敷きを伸張用工具で伸張してグリッパーに固定します(標準仕様書19.3.3(3)(イ)(オ))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問5:公共建築工事標準仕様書によるフローリングの釘留め工法(根太張り工法)では、接着剤を根太に塗布し、フローリングを敷き並べて押さえ、雄ざねの付け根から隠し釘留めとする。
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正解:○
根太張り工法では、所定の接着剤を根太に塗布し、板を敷き並べて押さえ、根太に向けて雄ざねの付け根から隠し釘留めとします(標準仕様書19.5.4(1)(b)②)。
重要度:A 難易度:★★☆
問6:公共建築工事標準仕様書によれば、ビニル床シート張りにおいて、張付け時及び接着剤の硬化前の室温が10℃以下になるおそれのある場合は、採暖等の養生を行う場合を除き、施工を中止する。
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正解:×
施工を中止する目安は、室温が「5℃以下」になるおそれのある場合です。ただし、採暖等の養生を行う場合は施工できます(標準仕様書19.2.4)。
重要度:A 難易度:★★☆
問7:公共建築工事標準仕様書によれば、ゴム床タイルをゴム系溶剤形接着剤で張り付ける場合は、接着剤を下地面のみに塗布し、塗布後直ちに張り付ける。
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正解:×
ゴム系溶剤形接着剤を用いる場合は、接着剤を下地とタイル裏面の両方に塗布し、指触乾燥後に張り付けます(標準仕様書19.2.3(3)(ア))。
四肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問8:公共建築工事標準仕様書によるタイルカーペットの全面接着工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- 張付けは、基準線に沿って方向をそろえ、部屋の隅から順に行う。
- フリーアクセスフロア下地の場合は、タイルカーペットをパネルの目地にそろえて割り付ける。
- フリーアクセスフロア下地の場合は、張付けに先立ち、下地面の段違い及び床パネルの隙間を1mm以下に調整する。
- 接着剤を下地面に均一に塗布した後は、接着剤の乾燥を待たずに直ちに張り付ける。
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。フリーアクセスフロア下地にタイルカーペットを張る場合は、張付けに先立ち、下地面の段違い及び床パネルの隙間を1mm以下に調整します(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(g)①)。
1:不適当。張付けは基準線に沿って方向をそろえ、中央部から行います(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(d))。
2:不適当。タイルカーペットは、パネルの目地にまたがるように割り付けます(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(g)②)。
3:適当。下地面の段違い及び床パネルの隙間を1mm以下に調整します(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(g)①)。
4:不適当。接着剤が乾燥し、十分に粘着性が出た後に張り付けます(標準仕様書19.3.3(4)(イ)(c))。
重要度:A 難易度:★★☆
問9:公共建築工事標準仕様書によるカーペットのグリッパー工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下敷き材の接合及び敷きじまいは突付けとし、隙間なく敷き込み、要所を接着剤又は釘で留め付ける。
- カーペットの毛並みの方向は、隣り合う幅ごとに交互に違えて敷き込む。
- 上敷きは、伸張用工具で幅300mmにつき200N程度の張力をかけて伸張し、グリッパーに固定する。
- 織じゅうたんの接合方法は、特記がなければ、切断部分のほつれ止め措置後、ヒートボンド工法とする。
【第9問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。グリッパー工法では、カーペットを仮敷きしてパイルの方向・柄合せを行い、毛並みの方向は同一とします。交互に違えるのは誤りです(標準仕様書19.3.3(3)(ウ)(エ))。
1:適当。下敷き材は突付けで隙間なく敷き込み、要所を接着剤又は釘で留めます(標準仕様書19.3.3(3)(ア))。
2:不適当。毛並みの方向は同一とします(標準仕様書19.3.3(3)(エ))。
3:適当。幅300mmにつき200N程度の張力で伸張し、グリッパーに固定します(標準仕様書19.3.3(3)(オ))。
4:適当。織じゅうたんの接合は、特記がなければヒートボンド工法です(標準仕様書19.3.3(3)(カ))。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:公共建築工事標準仕様書によるフローリング張りに関する次の記述a〜dのうち、適当なものはいくつあるか。
a.根太張り工法は、下張りを行わずに、直接、フローリングを根太の上に接着剤を併用して釘で留め付ける工法である。
b.直張り工法では、下張り用床板と上張りのフローリングの継手位置をそろえて張る。
c.壁、幅木、框及び敷居とフローリングの取合いには、必要に応じて、板の伸縮に備えた隙間を設ける。
d.施工中及び施工後に気温が5℃以下になると予想される場合は、採暖等の養生を行う場合を除き、施工を行わない。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第10問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。適当なものはa・c・dの3つです。直張り工法の下張り用床板は、上張りのフローリングと継手位置が合わないようにします(標準仕様書19.5.3(2)、19.5.4(1)(2))。
1:不適当。適当なものはa・c・dの3つです。
2:不適当。適当なものはa・c・dの3つです。
3:適当。aは19.5.4(1)、cは19.5.3(2)(ア)、dは19.5.3(2)(イ)のとおりです。bは、下張り用床板と上張りの継手位置が合わないようにするため不適当です(19.5.4(2)(b)①)。
4:不適当。bが不適当なため、適当なものは3つです。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:公共建築工事標準仕様書による合成樹脂塗床に関する次の文の(A)・(B)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
「弾性ウレタン樹脂系塗床材の1回の塗付け量は(A)以下とし、これを超える場合は塗り回数を増す。また、塗床工事は、気温が5℃以下、湿度(B)以上又は換気が十分でない場合は、採暖、換気等を適切に行う場合を除き、施工しない。」
- A:2kg/㎡ B:80%
- A:2kg/㎡ B:60%
- A:4kg/㎡ B:80%
- A:4kg/㎡ B:60%
【第11問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。弾性ウレタン樹脂系塗床材の1回の塗付け量は2kg/㎡以下で、超える場合は塗り回数を増します(標準仕様書表19.4.4 注2)。塗床工事は、気温5℃以下、湿度80%以上又は換気不十分の場合は、採暖・換気等を適切に行う場合を除き施工しません(標準仕様書19.4.4(1))。
1:正しい。Aは2kg/㎡、Bは80%です。
2:誤り。Bは60%ではなく80%です。
3:誤り。Aは4kg/㎡ではなく2kg/㎡です。
4:誤り。Aは2kg/㎡、Bは80%です。
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