2級建築施工管理技士 躯体施工 一問一答・四肢択一(全12問)|鉄骨工事(加工・錆止め・建方)

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2級建築施工管理技士 第一次検定「躯体施工」のうち、鉄骨工事(加工・錆止め・建方)の問題です(重要度A)。一問一答8問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★☆☆

問1:公共建築工事標準仕様書によれば、鉄骨の錆止め塗装において、耐火被覆材の接着する面以外の部分では、特記がなければ、高力ボルト摩擦接合部の摩擦面は塗装しない。

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正解:○

耐火被覆材が接着する面以外の塗装範囲は、特記がなければ、高力ボルト摩擦接合部の摩擦面などを除いた範囲とされています。摩擦面は、すべり係数を確保するため塗装しない部分です(標準仕様書7.8.2(1))。


重要度:A 難易度:★★☆

問2:公共建築工事標準仕様書によれば、工事現場で溶接を行う部分の両側それぞれ100mm程度の範囲の錆止め塗装は、超音波探傷試験に先立って行う。

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正解:×

工事現場で溶接を行う部分の両側それぞれ100mm程度の範囲と、超音波探傷試験に支障を及ぼす範囲の塗装は、超音波探傷試験の完了後に行います(標準仕様書7.8.2(3))。


重要度:A 難易度:★☆☆

問3:公共建築工事標準仕様書によれば、鉄骨の建方において、柱梁接合部の混用接合・併用継手及び現場溶接接合のエレクションピース等を除く接合部では、仮ボルトの締付け本数は、1群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とする。

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正解:○

仮ボルトは本接合のボルトと同軸径の普通ボルト等で損傷のないものを使い、締付け本数は1群のボルト数の1/3以上、かつ2本以上とします。柱梁接合部の混用接合・併用継手では1/2以上、かつ2本以上です(標準仕様書7.10.5(2)(3))。


重要度:A 難易度:★★☆

問4:公共建築工事標準仕様書によれば、柱を現場溶接接合とする場合、エレクションピース等に用いる仮ボルトは、本接合のボルトと同軸径の普通ボルトとし、1群のボルト数の1/3以上を締め付ける。

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正解:×

柱又は梁を現場溶接接合とする場合、エレクションピース等の仮ボルトには高力ボルトを使用し、全て締め付けます(標準仕様書7.10.5(4))。普通ボルトで1/3以上とするのは、一般の接合部の仮ボルトの扱いです。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:公共建築工事標準仕様書によれば、アンカーボルトは、二重ナット及び座金を用い、締付け後のねじがナットの外に1山以上出ていればよい。

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正解:×

アンカーボルトは、二重ナット及び座金を用い、ねじがナットの外に3山以上出るようにします(標準仕様書7.10.3(1)(イ))。なお、コンクリートに埋め込まれる場合は二重ナットとしなくてもよいとされています。


重要度:A 難易度:★★☆

問6:公共建築工事標準仕様書によれば、高力ボルトのボルト孔は、板厚が13mm以下であれば、せん断孔あけとすることができる。

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正解:×

ボルト孔は工場でドリル孔あけとします(レーザー孔あけとする場合は監督職員と協議)。せん断孔あけが認められるのは、普通ボルト・アンカーボルト・鉄筋の貫通孔で板厚13mm以下の場合に限られ、高力ボルトの孔は含まれません(標準仕様書7.3.8(1)(2))。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:公共建築工事標準仕様書によれば、柱底均しモルタルの工法は、特記がなければ、柱の建込みに先立ちベースプレートの中央下部に硬練りモルタル等を所定の高さに塗り付けておき、柱の建込み後にベースプレート回りに型枠を設けて無収縮モルタルを圧入する方法とする。

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正解:○

柱底均しモルタルの工法は表7.10.2により、特記がなければA種とします。A種は、中央下部に硬練りモルタル等を塗り付けて柱を建て込み、その後ベースプレート回りに型枠を設け、無収縮モルタルを周囲からあふれ出るまで圧入する工法です(標準仕様書7.10.3(5)、表7.10.2)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問8:公共建築工事標準仕様書によれば、鉄骨の建入れ直しは、本接合に先立ち、建入れ精度を計測したうえで行う。

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正解:○

本接合に先立ち、鉄骨の建入れ精度を計測し、建入れ直しを行います(標準仕様書7.10.5(5))。本接合の完了後では建入れを修正できないため、順序が重要です。

四肢択一

重要度:A 難易度:★★☆

問9:鉄骨の加工に関する記述として、公共建築工事標準仕様書によれば、最も適当なものはどれか。ただし、d1はボルトのねじの呼び径(mm)とし、高力ボルトのd1は27mm未満とする。

  1. 高力ボルトの孔径は、d1+0.5mmとする。
  2. アンカーボルトの孔径は、d1+5.0mmとする。
  3. ガス切断は、原則として手動ガス切断とする。
  4. 母屋・胴縁の取付け以外に用いる普通ボルトの孔径は、d1+2.0mmとする。
【第9問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。表7.3.2により、アンカーボルトの孔径はd1+5.0mmです(標準仕様書7.3.8(3)、表7.3.2)。

1:不適当。高力ボルトの孔径は、d1<27mmの場合、d1+2.0mmです(表7.3.2)。

2:適当。表7.3.2のとおりです。

3:不適当。ガス切断は自動ガス切断とし、やむを得ず手動ガス切断とする場合は所定の製作精度が確保されるよう整形します(7.3.5(1)(イ))。

4:不適当。普通ボルトの孔径はd1+0.5mmです。d1+2.0mmは高力ボルトの値です(表7.3.2)。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:鉄骨の錆止め塗装に関する記述として、公共建築工事標準仕様書によれば、最も不適当なものはどれか。ただし、耐火被覆材の接着する面以外の部分とし、塗装範囲・素地ごしらえの種別に特記はないものとする。

  1. コンクリートに密着する部分及び埋め込まれる部分は、塗装しない。
  2. 密閉される閉鎖形断面の内面は、塗装しない。
  3. 組立によって肌合せとなる部分は、塗装しない。
  4. 工事現場で組み立てた接合部の素地ごしらえは、酸漬け・中和・湯洗いにより錆を除去するA種とする。
【第10問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。工事現場で組み立てた接合部の素地ごしらえは、表18.2.2のC種(ディスクサンダー・ワイヤブラシ等による錆落し)とし、工場塗装と同種の錆止め塗料で塗装します。A種・B種は製作工場等で行うものです(標準仕様書7.8.3(ア)、18.2.3 表18.2.2)。

1:適当。塗装しない部分です(7.8.2(1)(ア))。

2:適当。塗装しない部分です(7.8.2(1)(ウ))。

3:適当。塗装しない部分です(7.8.2(1)(オ))。

4:不適当。現場の接合部はC種です。A種(酸漬け等)は製作工場等で行うものです(7.8.3(ア)、表18.2.2注)。


重要度:A 難易度:★★☆

問11:鉄骨の工事現場施工に関する次の記述a〜dのうち、公共建築工事標準仕様書によれば、適当なものはいくつあるか。
a.柱梁接合部の混用接合又は併用継手では、仮ボルトの締付け本数を、1群のボルト数の1/2以上、かつ、2本以上とする。
b.柱底均しモルタルを施工するコンクリートの表面は、レイタンス等を取り除き、目荒しを行う。
c.アンカーボルトがコンクリートに埋め込まれる場合は、二重ナットとしなくてもよい。
d.仮ボルトには、本接合のボルトより一回り細い軸径の普通ボルトを用いる。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第11問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。a・b・cの3つが適当です。dは、仮ボルトは本接合のボルトと同軸径の普通ボルト等とされているため不適当です(標準仕様書7.10.5(2)(3)、7.10.3(1)(5))。

1:誤り。適当なものはa・b・cの3つです。

2:誤り。適当なものはa・b・cの3つです。

3:正しい。aは7.10.5(3)、bは7.10.3(5)(イ)、cは7.10.3(1)(イ)ただし書のとおり適当で、dは7.10.5(2)により不適当です。

4:誤り。dは不適当です。仮ボルトは本接合のボルトと同軸径とします(7.10.5(2))。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:鉄骨の工作に関する次の記述a〜dのうち、公共建築工事標準仕様書によれば、適当なものの組合せはどれか。
a.490N/mm²級以上の高張力鋼には、溶接で溶融する箇所や切断・孔あけで除去される箇所を除き、たがね・ポンチ等による打こんを残さない。
b.高力ボルトの孔あけは工場で行い、ドリル孔あけとする。
c.曲げ加工する部材の外側には、ポンチ等による打こんを残してよい。
d.厚さ13mm以下の鋼板は、主要部材の溶接接合部であっても、せん断による切断面をそのまま用いることができる。

  1. a、b
  2. a、c
  3. b、d
  4. c、d
【第12問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。aとbが適当です。高張力鋼や曲げ加工する外側には打こんを残さず、ボルト孔は工場でドリル孔あけとします(標準仕様書7.3.4(2)、7.3.8(1)(2))。

1:正しい。a(7.3.4(2))、b(7.3.8(1)(2))とも適当です。

2:誤り。cは不適当です。曲げ加工する外側にも打こんを残しません(7.3.4(2))。

3:誤り。dは不適当です。13mm以下の鋼板はせん断切断できますが、主要部材の自由端や溶接接合部にはせん断縁を用いません(7.3.5(1)(ウ))。

4:誤り。c・dとも不適当です(7.3.4(2)、7.3.5(1)(ウ))。

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