2級建築施工管理技士 第一次検定「躯体施工」のうち、コンクリートの打込み・締固め・養生の問題です(重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がなく、監督職員の承諾による時間の変更も行わない場合、外気温が25℃を超えるときのコンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、120分以内とする。
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正解:×
コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が25℃以下の場合は120分以内、25℃を超える場合は90分以内です(標準仕様書6.6.2(1))。温度を下げる、凝結を遅らせるなどの措置を講じる場合は、監督職員の承諾を受けて変えることができます(同(2))。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、コンクリート棒形振動機は、打込み各層ごとに用い、その先端が下層のコンクリートに入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔は60cm以下とする。
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正解:○
棒形振動機は打込み各層ごとに用い、先端が下層に入るようにほぼ垂直に挿入します。挿入間隔は60cm以下とし、加振はコンクリートの上面にペーストが浮くまでとします(標準仕様書6.6.5(3))。
重要度:B 難易度:★★☆
問3:公共建築工事標準仕様書によれば、高炉セメントB種を用いたコンクリートの湿潤養生の期間は、普通ポルトランドセメントを用いた場合と同じく、5日以上とすればよい。
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正解:×
湿潤養生の期間は表6.7.1により、普通ポルトランドセメントは5日以上ですが、高炉セメントB種は、中庸熱・低熱ポルトランドセメント、フライアッシュセメントB種と同じく7日以上です(標準仕様書6.7.2、表6.7.1)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:公共建築工事標準仕様書によれば、柱及び壁のコンクリートの打継ぎの位置は、特記がなければ、スラブ、壁梁又は基礎の上端に設ける。
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正解:○
打継ぎの位置は特記によりますが、特記がなければ、柱及び壁ではスラブ、壁梁又は基礎の上端に設けます。梁及びスラブでは、スパンの中央又は端から1/4の付近に設けます(標準仕様書6.6.4(1))。
四肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問5:公共建築工事標準仕様書によるコンクリートの打込み及び締固めに関する記述として、最も適当なものはどれか。
- コンクリートの自由落下高さ及び水平流動距離は、コンクリートが分離しない範囲で定める。また、柱で区切られた壁においては、柱を通過させるようにコンクリートを横流しして打ち込む。
- コンクリート棒形振動機を引き抜くときは、コンクリートに穴を残さないよう、加振を止めてから素早く引き抜く。
- 暑中コンクリートでは、荷卸し時のコンクリートの温度の上限は、原則として、30℃とする。
- 同一区画の打込み継続中における打重ね時間間隔の限度は、先に打ち込まれたコンクリートの再振動可能時間以内とする。
【第5問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。打重ね時間間隔の限度は、先に打ち込まれたコンクリートの再振動可能時間以内とされています(標準仕様書6.6.3(8))。
1:誤り。前半は正しい(標準仕様書6.6.3(6))ですが、柱で区切られた壁では、柱を通過させるようなコンクリートの横流しをしません(標準仕様書6.6.3(3))。
2:誤り。棒形振動機は、穴を残さないように加振しながら徐々に引き抜きます(標準仕様書6.6.5(3))。
3:誤り。暑中コンクリートの荷卸し時のコンクリートの温度は35℃以下とし、これにより難い場合は監督職員と協議します(標準仕様書6.12.3(1))。
4:正しい。打重ね時間間隔の限度は、先に打ち込まれたコンクリートの再振動可能時間以内です(標準仕様書6.6.3(8))。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:公共建築工事標準仕様書によるコンクリートの打込み、上面の仕上げ及び養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートポンプによる圧送に先立ち富調合のモルタルを圧送した場合、圧送後のモルタルは、原則として、型枠内に打ち込まない。
- コンクリート打込み後の均しでは、荒均しを行った後、コンクリートの凝結が終了してから、タンパー等で表面をたたき締めて、ひび割れを防止する。
- 梁及びスラブの打継ぎの位置は、特記がなければ、スパンの中央又は端から1/4の付近に設ける。
- セメントの水和熱により、部材断面の中心部の温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合は、温度応力による悪影響が生じないよう適切に養生を行う。
【第6問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。タンパー等による表面のたたき締めは、コンクリートの凝結が終了する前に行います(標準仕様書6.6.6(2))。凝結が終了した後では、ひび割れを防止する効果が得られません。
1:正しい。圧送後のモルタルは型枠内に打ち込みません。これにより難い場合は監督職員と協議します(標準仕様書6.6.1(3)(ウ))。
2:誤り(不適当)。たたき締めは、凝結が終了する前に行います(標準仕様書6.6.6(2))。
3:正しい。特記がなければ、梁及びスラブの打継ぎは、スパンの中央又は端から1/4の付近に設けます(標準仕様書6.6.4(1))。
4:正しい。中心部温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合は、6.13.4(マスコンクリートの養生)に準じて適切に養生を行います(標準仕様書6.7.1(3))。
重要度:B 難易度:★★☆
問7:コンクリートの養生等に関する次の記述a〜dのうち、公共建築工事標準仕様書によれば、適当なものはいくつあるか。
a.中庸熱ポルトランドセメントを用いたコンクリートの湿潤養生の期間は、7日以上とする。
b.早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの湿潤養生の期間は、普通ポルトランドセメントを用いた場合と同じく、5日以上とする。
c.暑中コンクリートでは、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、90分以内とする。
d.寒中コンクリートでは、コンクリートの練上り温度は、荷卸し時のコンクリートの温度が5℃以上15℃未満となるように定める。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第7問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。適当なものはa、cの2つです。早強ポルトランドセメントの湿潤養生の期間は3日以上であり、寒中コンクリートの荷卸し時の温度は10℃以上20℃未満となるように定めます(標準仕様書表6.7.1、6.12.3(4)、6.11.3(2))。
1:誤り。適当なものはa、cの2つです。
2:正しい。a:中庸熱ポルトランドセメントは7日以上です(表6.7.1)。b:早強ポルトランドセメントは3日以上で、普通ポルトランドセメント(5日以上)とは異なります(表6.7.1)。c:暑中コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は90分以内です(6.12.3(4))。d:寒中コンクリートの荷卸し時の温度は10℃以上20℃未満です(6.11.3(2))。
3:誤り。b、dは不適当です。
4:誤り。b、dは不適当です。
重要度:B 難易度:★★☆
問8:公共建築工事標準仕様書による普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの施工について、次の文の(A)〜(C)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、特記はなく、寒中コンクリート及び暑中コンクリートには該当しないものとし、監督職員の承諾による時間の変更は行わないものとする。
「コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温が25℃以下の場合は(A)分以内とする。コンクリートを寒気から保護し、打込み後(B)日間以上は、コンクリート温度を2℃以上に保つ。湿潤養生の期間は、(C)日以上とする。」
- A:90 B:5 C:5
- A:120 B:3 C:7
- A:120 B:5 C:5
- A:90 B:3 C:5
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。外気温が25℃以下の場合の練混ぜから打込み終了までの時間は120分以内(標準仕様書6.6.2(1))、コンクリート温度を2℃以上に保つ期間は打込み後5日間以上(早強ポルトランドセメントは3日間以上)(標準仕様書6.7.1(1))、普通ポルトランドセメントの湿潤養生の期間は5日以上です(標準仕様書表6.7.1)。
1:誤り。Aの90分は、外気温が25℃を超える場合の時間です(標準仕様書6.6.2(1))。
2:誤り。Bの3日間は早強ポルトランドセメントの場合、Cの7日は中庸熱ポルトランドセメントや高炉セメントB種等の場合です(標準仕様書6.7.1(1)、表6.7.1)。
3:正しい。A:120、B:5、C:5です(標準仕様書6.6.2(1)、6.7.1(1)、表6.7.1)。
4:誤り。Aの90分は外気温が25℃を超える場合、Bの3日間は早強ポルトランドセメントの場合です。
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