2級建築施工管理技士 躯体施工 一問一答・四肢択一(全8問)|コンクリートの調合・製造・運搬

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2級建築施工管理技士 第一次検定「躯体施工」のうち、コンクリートの調合・製造・運搬の問題です(重要度A)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★☆☆

問1:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がない場合、コンクリートの単位水量の最大値は185kg/m³とし、単位水量は、コンクリートの品質が得られる範囲内で、できるだけ小さくする。

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正解:○

単位水量の最大値は185kg/m³で、所要の品質が得られる範囲内で可能な限り小さな値とします(標準仕様書6.3.2(イ)(c))。


重要度:A 難易度:★☆☆

問2:公共建築工事標準仕様書によれば、特記がない場合、コンクリートの単位セメント量の最小値は250kg/m³とする。

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正解:×

単位セメント量の最小値は270kg/m³です。単位セメント量は、水セメント比の最大値と単位水量から算出した値とします(標準仕様書6.3.2(イ)(d))。


重要度:A 難易度:★☆☆

問3:公共建築工事標準仕様書によれば、コンクリートに用いる砕石、砕砂、砂利及び砂のアルカリシリカ反応性による区分は、特記がなければ、区分Aとする。

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正解:○

砕石・砕砂・砂利・砂などの骨材のアルカリシリカ反応性による区分は、特記がなければAとします。区分Bの骨材を使う場合は、混合セメントB種の使用やアルカリ総量の確認などの抑制対策を行います(標準仕様書6.3.1(2)(イ))。


重要度:A 難易度:★★☆

問4:公共建築工事標準仕様書によれば、レディーミクストコンクリートの運搬中にスランプが低下した場合は、荷卸し前にトラックアジテータ内のコンクリートに水を加えて、所定のスランプに調整する。

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正解:×

コンクリートには、運搬に当たり水を加えません(標準仕様書6.4.4(イ))。加水すると水セメント比が大きくなり、強度や耐久性が低下するためです。なお、スランプが許容差を超えた場合の調合の調整でも、水セメント比を変えてはなりません(標準仕様書6.5.2(2))。工事現場内の運搬・圧送でも加水しません(標準仕様書6.6.1(2))。

四肢択一

重要度:A 難易度:★★☆

問5:公共建築工事標準仕様書によるコンクリートの調合に関する記述として、最も適当なものはどれか。ただし、特記はなく、寒中コンクリート等の特殊なコンクリートには該当しないものとする。

  1. 高炉セメントB種を用いるコンクリートの水セメント比の最大値は、65%とする。
  2. 普通ポルトランドセメントを用いるコンクリートの水セメント比の最大値は、65%とする。
  3. コンクリートの荷卸し地点における空気量は、3.5%とする。
  4. 普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートで、圧送が困難なためフライアッシュⅡ種を混合する場合は、混合した分だけ単位セメント量を減じる。
【第5問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比の最大値は65%です(標準仕様書6.3.2(イ)(b)①)。

1:不適当。高炉セメントB種の場合は60%です。65%は普通ポルトランドセメント、高炉セメントA種などの場合です(標準仕様書6.3.2(イ)(b)①)。

2:適当。普通・早強・中庸熱ポルトランドセメント、高炉セメントA種、シリカセメントA種、フライアッシュセメントA種は65%です(標準仕様書6.3.2(イ)(b)①)。

3:不適当。荷卸し地点における空気量は4.5%とします(標準仕様書6.3.2(イ)(a))。

4:不適当。圧送が困難な場合にフライアッシュⅡ種またはⅣ種を混合することはできますが、単位セメント量を減じてはなりません(標準仕様書6.3.2(イ)(f)②)。


重要度:A 難易度:★★☆

問6:公共建築工事標準仕様書によるレディーミクストコンクリートの発注、製造及び運搬に関する記述として、最も不適当なものはどれか。ただし、特記はないものとする。

  1. 同一打込み区画に、2つ以上のレディーミクストコンクリート工場のコンクリートが打ち込まれないようにする。
  2. 呼び強度を保証する材齢は、あらかじめ監督職員の承諾を受けた場合を除き、28日とする。
  3. 呼び強度の強度値は、設計基準強度(Fc)以上であればよく、構造体強度補正値を考慮する必要はない。
  4. 荷卸し直前に、トラックアジテータのドラムを高速回転させて、コンクリートが均質になるようにする。
【第6問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。呼び強度の強度値は、調合管理強度以上とします。調合管理強度は、設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(S)を加えた値なので、Fc以上であればよいとする記述は不適当です(標準仕様書6.4.3(4)、6.3.2(ア)(a))。

1:適当。同一打込み区画に2つ以上の工場のコンクリートが打ち込まれないようにします(標準仕様書6.4.1(エ))。

2:適当。呼び強度を保証する材齢は28日です。ただし、あらかじめ監督職員の承諾を受けた場合はこの限りではありません(標準仕様書6.4.3(5))。

3:不適当。呼び強度の強度値は調合管理強度(Fc+構造体強度補正値S)以上とします(標準仕様書6.4.3(4)、6.3.2(ア)(a))。

4:適当。荷卸し直前にトラックアジテータのドラムを高速回転して、コンクリートを均質にします(標準仕様書6.4.4(ウ))。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:コンクリートの材料及び調合に関する次の記述a〜dのうち、公共建築工事標準仕様書上、適当なものはいくつあるか。ただし、特記はないものとする。
a.アルカリシリカ反応性による区分がBの砕石を使用する場合は、抑制対策の一つとして、コンクリート中のアルカリ総量が3.0kg/m³以下であることを確認する方法がある。
b.粗骨材の最大寸法は、監督職員の承諾を受けて大きくする場合を除き、砕石は20mm、砂利は25mmとする。
c.砂利及び砂は、監督職員の承諾を受けて、絶乾密度2.2g/cm³以上、吸水率5.0%以下のものとすることができる。
d.コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量で0.30kg/m³以下とする。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
【第7問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。適当なものはa、b、dの3つです。cは、承諾を受けて使用できる砂利・砂の数値を取り違えています(標準仕様書6.3.1(2)、6.3.2(イ)(g))。

1:不正解。適当なものはa、b、dの3つです。

2:不正解。適当なものはa、b、dの3つです。

3:正解。a:区分Bの骨材を使う場合、アルカリ総量3.0kg/m³以下の確認は抑制対策の一つです(6.3.1(2)(イ)(a)②、6.5.4(2))。b:粗骨材の最大寸法は、砕石20mm、砂利25mmです(6.3.1(2)(オ)(a))。c:不適当。承諾を受けて使える砂利・砂は、絶乾密度2.4g/cm³以上、吸水率4.0%以下です(6.3.1(2)(ア)(b))。d:塩化物量は塩化物イオン量で0.30kg/m³以下です(6.3.2(イ)(g))。

4:不正解。cは不適当です。


重要度:A 難易度:★★☆

問8:公共建築工事標準仕様書によるコンクリートの調合管理強度について、次の文の(A)〜(C)に当てはまる語句及び数値の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、特記はなく、寒中コンクリート等の特殊なコンクリートには該当しないものとする。
「調合管理強度は、設計基準強度(Fc)に(A)を加えた値とする。普通ポルトランドセメントを用い、コンクリートの打込みから材齢28日までの期間の予想平均気温が6℃の場合、(A)は(B)N/mm²となり、Fcが24N/mm²のコンクリートの調合管理強度は(C)N/mm²となる。」

  1. A:品質基準強度 B:3 C:27
  2. A:構造体強度補正値 B:3 C:27
  3. A:品質基準強度 B:6 C:30
  4. A:構造体強度補正値 B:6 C:30
【第8問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。調合管理強度は、設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(S)を加えた値です。普通ポルトランドセメントで予想平均気温θが0≦θ<8℃の場合はS=6N/mm²(8℃以上は3N/mm²)なので、調合管理強度=24+6=30N/mm²です(標準仕様書6.3.2(ア)、表6.3.2)。

1:誤り。Fcに加えるのは構造体強度補正値です。また、6℃はθ<8℃の区分なのでSは6N/mm²です。

2:誤り。予想平均気温6℃は0≦θ<8℃の区分で、Sは6N/mm²です。3N/mm²は8℃以上の場合です。

3:誤り。Fcに加えるのは構造体強度補正値(S)です(標準仕様書6.3.2(ア)(a))。

4:正しい。S=6N/mm²、調合管理強度=24+6=30N/mm²です(表6.3.2)。

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