2級建築施工管理技士 第一次検定「躯体施工」のうち、地業・杭工事の問題です(重要度B)。一問一答5問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:公共建築工事標準仕様書によれば、セメントミルク工法では、アースオーガーが予定の支持層に達した後、根固め液及び杭周固定液を注入しながら、アースオーガーを逆回転させて引き抜く。
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正解:×
引抜き時にアースオーガーを逆回転させてはならないとされています。支持層に達した後は、根固め液と杭周固定液を注入しながら、逆回転させずに引き抜きます(標準仕様書4.3.4(6)(オ))。
重要度:B 難易度:★★☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、セメントミルク工法の根固め液は、水セメント比70%(質量百分率)以下のセメントミルクとし、その注入量(m³)は掘削断面積(m²)に2mを乗じた量以上とする。
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正解:○
根固め液は水セメント比70%以下のセメントミルクとし、注入量は掘削断面積×2m以上とされています(標準仕様書4.3.4(6)(ケ)(b))。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:公共建築工事標準仕様書によれば、場所打ちコンクリート杭のアースドリル工法では、掘削孔壁の崩落防止に安定液を用いる。なお、土質により安定液を用いない場合は、監督職員と協議する。
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正解:○
アースドリル工法は、掘削孔壁の崩落防止に安定液を用いることとされ、土質により安定液を用いない場合は監督職員と協議します(標準仕様書4.5.5(3)(ウ))。
重要度:B 難易度:★★☆
問4:公共建築工事標準仕様書によれば、既製コンクリート杭の継手を溶接継手とする場合、溶接後は溶接部を速やかに水で冷却し、直ちに杭の建込みを再開する。
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正解:×
溶接後は溶接部を急冷しないように、適切な時間をおいてから杭の建込み等の施工を再開します(標準仕様書4.3.6(5))。水で急冷するのは誤りです。
重要度:B 難易度:★☆☆
問5:公共建築工事標準仕様書によれば、捨コンクリート地業の厚さは、特記がなければ50mmとし、平たんに仕上げる。
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正解:○
捨コンクリートの範囲と厚さは特記によりますが、特記がなければ厚さ50mmとし、平たんに仕上げます(標準仕様書4.6.4(1))。
四肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問6:セメントミルク工法による既製コンクリート杭地業に関する記述として、最も適当なものはどれか。ただし、公共建築工事標準仕様書によるものとし、特記はないものとする。
- 根固め液の注入量(m³)は、掘削断面積(m²)に1mを乗じた量以上とする。
- アースオーガー駆動用電動機には電流値又は積分電流値を自動記録できる設備を設け、全ての本杭について、試験杭で定めた管理基準等と照合して支持層の確認を行う。
- 杭の継手の工法は溶接継手に限られ、接続金具を用いる機械式継手は用いない。
- 根固め液の圧縮強度は、材齢28日で0.5N/mm²以上あれば合格とする。
【第6問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。本杭では、駆動用電動機に電流値又は積分電流値を自動記録できる設備を設け、全ての本杭について試験杭で定めた管理基準等と照合して支持層を確認します(標準仕様書4.3.4(6)(ウ)(エ))。
1:不適当。根固め液の注入量は掘削断面積×2m以上です(標準仕様書4.3.4(6)(ケ)(b))。
2:適当。標準仕様書4.3.4(6)(ウ)(エ)のとおりです。
3:不適当。継手の工法は溶接継手又は機械式継手とし、適用は特記によります(標準仕様書4.3.6(1))。
4:不適当。根固め液の圧縮強度は20N/mm²以上です。0.5N/mm²以上は杭周固定液の値です(標準仕様書表4.3.2)。
重要度:B 難易度:★★☆
問7:場所打ちコンクリート杭地業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。ただし、公共建築工事標準仕様書によるものとする。
- コンクリートの打込み中は、トレミー管の先端がコンクリート中に2m以上入るように保持する。
- トレミー工法によるコンクリートの打込み開始時には、プランジャーを使用する。
- 杭頭の余盛り部分は、コンクリートの打込みから14日程度経過した後、杭体を傷めないように平らにはつり取る。
- 支持層の確認後、孔底に堆積したスライムはコンクリートの打込みによって押し上げられるため、処理を行わずに鉄筋かごを設置する。
【第7問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。支持層の確認後は、孔底に堆積したスライム等を適切に処理してから、直ちに鉄筋かごを設置し、コンクリートを打ち込みます(標準仕様書4.5.5(3)(カ))。スライムを処理しないのは誤りです。
1:適当。標準仕様書4.5.5(3)(ク)(c)のとおりです。
2:適当。標準仕様書4.5.5(3)(ク)(a)のとおりです。
3:適当。標準仕様書4.5.7のとおりです。
4:不適当。スライム等は適切に処理したうえで、直ちに鉄筋かごを設置します(標準仕様書4.5.5(3)(カ))。
重要度:B 難易度:★★☆
問8:砂利地業等に関する次の記述a〜dのうち、適当なものはいくつあるか。ただし、公共建築工事標準仕様書によるものとし、特記はないものとする。
a.砂利地業に使用する砂利は、再生クラッシャラン、切込砂利又は切込砕石とする。
b.砂利地業の厚さが300mmを超える場合は、全厚を敷き均した後、まとめて締め固める。
c.砂利地業の上に床下防湿層を直接施工する場合は、防湿層の下に目つぶし砂を敷き均す。
d.床下防湿層はポリエチレンフィルムとし、厚さは0.15mm以上、重ね合せの長さは250mm程度とする。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。適当なものはa・c・dの3つです。bは、厚さが300mmを超える場合は300mmごとに締固めを行うとされているため不適当です(標準仕様書4.6.2・4.6.3・4.6.5)。
1:誤り。適当なものは3つです。
2:誤り。適当なものは3つです。
3:正しい。a(4.6.2(1))、c(4.6.3(5))、d(4.6.2(4)・4.6.5(2))が適当で、b(4.6.3(4):300mmごとに締め固める)が不適当です。
4:誤り。bは不適当です(標準仕様書4.6.3(4))。
重要度:B 難易度:★★☆
問9:場所打ちコンクリート杭地業に関する次の記述a〜dのうち、適当なものの組み合わせはどれか。ただし、公共建築工事標準仕様書によるものとし、コンクリートの種別は同仕様書の表4.5.1によるものとする。
a.アースドリル工法では、掘削孔壁の崩落防止に安定液を用いる(土質により用いない場合は監督職員と協議する)。
b.オールケーシング工法では、コンクリートの打込み中、ケーシングチューブの先端がコンクリート中に2m以上入るように保持する。
c.杭頭部の余盛りは、無水掘りの場合(A種)は800mm以上、それ以外の場合(B種)は500mm以上とする。
d.余盛り部分のはつり取りは、コンクリートの打込みから3日程度経過した後に行う。
- aとb
- aとc
- bとd
- cとd
【第9問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。aとbが適当です。cはA種とB種の数値が逆で、正しくはA種500mm以上、B種800mm以上です。dは、はつり取りは打込みから14日程度経過した後に行います(標準仕様書4.5.5(3)(ウ)(ク)(d)(ケ)、4.5.7)。
1:正しい。a(4.5.5(3)(ウ))、b(4.5.5(3)(ク)(d))とも適当です。
2:誤り。cは不適当です。余盛りはA種500mm以上、B種800mm以上です(4.5.5(3)(ケ))。
3:誤り。dは不適当です。はつり取りは14日程度経過後です(4.5.7)。
4:誤り。c・dとも不適当です(4.5.5(3)(ケ)、4.5.7)。
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