重要度:A 論点:休憩
問75:休憩時間の付与方法に関する記述として、正しいものはどれか。
- A:法定の休憩時間は、終業時刻後にまとめて与えることができる
- B:法定の休憩時間は、労働時間の途中に与えなければならない
- C:休憩中に電話番を命じられていても、実際に電話がかかってこなければ休憩時間として扱われる
【第75問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。休憩は労働時間の途中に与えなければならず、始業前や終業後に付け加えても法定休憩を与えたことにはならない。
・B:正しい(労基法34条1項)。【試験対策】休憩の3原則は「途中付与・一斉付与・自由利用」。一斉付与には労使協定や業種による例外があるが、途中付与の原則を終業後の時間で代替することはできない。
・C:誤り。電話番等を命じられ、労働からの解放が保障されていない時間は手待時間であり、休憩ではなく労働時間となる。
重要度:B 論点:裁量労働制の法的効果
問76:裁量労働制を適用した労働者に対する休憩・休日・割増賃金に関する記述として、正しいものはどれか。
- A:裁量労働制の対象者には、労働時間、休憩、休日及び深夜割増賃金の規定がすべて適用されない
- B:みなし労働時間が1日8時間以内であれば、法定休日や深夜に実際に労働しても割増賃金は不要である
- C:裁量労働制は労働時間をみなす制度であり、休憩・法定休日・深夜業の規定は原則として適用され、休日・深夜労働には実労働に応じた割増賃金が必要である
【第76問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。労働時間・休憩・休日・深夜割増の規定がすべて適用除外となるのは、一定の要件を満たす高度プロフェッショナル制度である。
・B:誤り。裁量労働制でも法定休日及び深夜業の規定は適用され、実際に休日・深夜労働をした時間に応じて割増賃金が必要となる。
・C:正しい(労基法38条の3・38条の4)。【試験対策】裁量労働制は「実労働時間をみなし時間に置き換える制度」であって、休憩・休日・深夜の規制まで除外する制度ではない。みなし時間が法定労働時間を超える場合は時間外割増も必要となる。

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