重要度:A 論点:ソフトウェア
問21:OSが提供する仮想記憶の説明として、適切なものはどれか。
- A:主記憶上のデータを自動的に圧縮することで、格納できる情報量を増やす方式
- B:補助記憶を利用して、主記憶の容量より大きなメモリ空間を提供する方式
- C:使用頻度の高いデータを高速なメモリへ複製して、アクセスを速くする方式
- D:複数のコンピュータのメモリを束ねて、1つの大きな記憶として扱う方式
【第21問:正解と解説】
正解:B
・A
データの圧縮によって容量を稼ぐ方式の説明であり、仮想記憶の説明ではない。
・B
正解。仮想記憶は、主記憶と補助記憶を組み合わせて、実装された主記憶の容量にとらわれない大きなメモリ空間をプログラムへ提供する仕組みであり、ページング方式などで実現される。
・C
使用頻度の高いデータを高速なメモリに置くのは、キャッシュメモリの説明である。
・D
複数のコンピュータのメモリを束ねる方式は、仮想記憶の説明ではない。
重要度:B 論点:ソフトウェア
問22:1つのCPUで複数のプログラムを見かけ上同時に実行できるのは、OSのどのような仕組みによるものか。
- A:複数のCPUを搭載して、プログラムごとに割り当てているから
- B:実行するプログラムを、利用者がその都度手動で切り替えているから
- C:全てのプログラムの命令を1つにまとめてから、一括して実行しているから
- D:CPUの時間を短い単位で各プログラムへ割り当てて、高速に切り替えているから
【第22問:正解と解説】
正解:D
・A
1つのCPUでも複数プログラムの並行実行は可能であり、複数CPUの搭載が前提ではない。
・B
切替えはOSのタスク管理が自動的に行うものであり、利用者の手動操作によるものではない。
・C
命令を1つにまとめて実行する仕組みではなく、プログラムごとの実行を細かく切り替えている。
・D
正解。OSはCPUの時間を短い単位で区切って各タスクへ順に割り当て、高速に切り替えることで、複数のプログラムが同時に動いているように見せている。
重要度:B 論点:ソフトウェア
問23:スプーリングの説明として、適切なものはどれか。
- A:低速なプリンタへの出力データを一旦補助記憶へ書き出し、CPUを次の処理に使う
- B:主記憶の内容を定期的に補助記憶へ複製しておき、障害の発生に備えるようにする
- C:複数の利用者からの印刷要求を1つに結合して、大きなファイルとして印刷する
- D:印刷するデータをあらかじめ暗号化しておいて、ネットワーク上での盗聴を防ぐ
【第23問:正解と解説】
正解:A
・A
正解。スプーリングは、低速な入出力装置とのやり取りを補助記憶を介して行うことで、CPUが入出力の完了を待たずに次の処理を進められるようにし、システム全体の効率を高める。
・B
主記憶の内容の定期的な複製は、バックアップの説明である。
・C
印刷要求を1つのファイルに結合する仕組みではなく、要求を順に蓄えて処理するものである。
・D
印刷データの暗号化は、スプーリングの説明ではない。
重要度:A 論点:ソフトウェア
問24:カレントディレクトリが /usr/local/bin であるとき、相対パス ../lib/a.txt が指すファイルを絶対パスで表したものはどれか。
- A:/usr/lib/a.txt
- B:/usr/local/lib/a.txt
- C:/usr/local/bin/lib/a.txt
- D:/lib/a.txt
【第24問:正解と解説】
正解:B
・A
/usr/lib/a.txtは、「..」を2回適用して2階層上へ移動した場合の位置である。
・B
正解。「..」は1つ上のディレクトリを表すので、/usr/local/binの1つ上である/usr/localの下のlib/a.txt、すなわち/usr/local/lib/a.txtを指す。
・C
「..」を無視して、カレントディレクトリの下のlibを指定した場合の位置である。
・D
ルートディレクトリ直下のlibを指定した場合の位置であり、起点の解釈が誤っている。
重要度:B 論点:ソフトウェア
問25:オープンソースソフトウェア(OSS)に関する記述として、適切なものはどれか。
- A:ソースコードは公開されているが、プログラムを改変することは一切許されない
- B:個人での利用は無償だが、企業などが商用の目的で利用することは禁止されている
- C:ライセンスに定められた条件に従えば、ソースコードの改変や再頒布ができる
- D:開発元が動作を保証しており、障害が起きたときは無償で修正を受けられる
【第25問:正解と解説】
正解:C
・A
OSSはソースコードの改変が認められていることが特徴であり、改変禁止という記述は誤りである。
・B
OSSの定義では利用分野や利用者による差別は禁じられており、商用利用も可能である。
・C
正解。OSSは、ライセンスで定められた条件に従って、ソースコードを利用・改変・再頒布できるソフトウェアである。著作権表示を求めるものや、コピーレフト型のように派生物の再頒布時に同一又は互換性のあるライセンス条件の継承を求めるものなど、具体的な条件はライセンスごとに異なる。
・D
OSSであること自体は、開発元又は提供事業者による動作保証や無償修正を意味しない。保証やサポートの有無・内容は、個別のライセンス、提供条件又はサポート契約によって異なる。

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