基本情報技術者 コンピュータシステム 択一式(応用) 第26問〜第30問|ソフトウェア

重要度:C 論点:ソフトウェア

問26:デバイスドライバの説明として、適切なものはどれか。

  • A:プリンタなどの周辺機器をOSから制御するために組み込むソフトウェア
  • B:コンピュータの起動時にハードウェアを検査して初期化する半導体チップ
  • C:アプリケーションソフトの操作方法を利用者向けに説明する電子マニュアル
  • D:周辺機器の内部に組み込まれて、その機器自体を動作させているプログラム
【第26問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。デバイスドライバは、OSが個々の周辺機器を制御できるようにするためのソフトウェアであり、機器の種類ごとにOSへ組み込んで使用する。

・B
起動時の検査や初期化を行うのはBIOS/UEFIなどのファームウェアを格納したチップの役割である。

・C
操作説明のマニュアルは、デバイスドライバの説明ではない。

・D
機器の内部に組み込まれて機器自体を動かすのは、ファームウェアの説明である。


重要度:B 論点:ソフトウェア

問27:ミドルウェアに該当するものの説明として、適切なものはどれか。

  • A:ハードウェアの資源管理を行う、OSの中核部分となるソフトウェア
  • B:特定の業務のために個別に開発された、利用部門向けの応用ソフトウェア
  • C:OSとアプリケーションの間で、データベース管理などの共通機能を提供するもの
  • D:コンピュータの起動時に最初に実行される、ハードウェアの検査用プログラム
【第27問:正解と解説】

正解:C

・A
OSの中核でハードウェアの資源管理を行うのは、カーネルの説明である。

・B
特定業務向けに開発されたものは、アプリケーションソフトウェアの説明である。

・C
正解。ミドルウェアはOSとアプリケーションの中間に位置し、DBMSやWebサーバなど、多くのアプリケーションが共通して利用する機能を提供するソフトウェアである。

・D
起動時に最初に実行される検査用プログラムは、ファームウェア(BIOS/UEFI)の説明である。


重要度:C 論点:ソフトウェア

問28:仮想記憶方式のシステムで、同時に実行するプログラムの多重度を上げたところ、ページフォールトの発生回数とページイン・ページアウトが急増し、CPUの使用率が低下して応答時間が大幅に悪化した。この状態への対策として、最も適切なものはどれか。

  • A:多重度をさらに上げて、同時に実行するプログラムの数を増やす
  • B:補助記憶装置の空き容量を増やして、ページファイルを拡張する
  • C:動作周波数がより高いCPUの製品へ交換して、演算の速度を上げる
  • D:主記憶を増設し、多重度を適切な水準まで下げる
【第28問:正解と解説】

正解:D

・A
多重度を上げると主記憶を求めるプログラムがさらに増え、ページの入替えはいっそう激しくなるため、状態は悪化する。

・B
ページファイルの拡張では、主記憶の不足そのものは解消されないため、ページの入替えの多発は収まらない。

・C
この状態ではCPUの使用率が低下しており、CPUの演算能力が不足しているわけではないため、交換の効果は小さい。

・D
正解。記述の状態はスラッシングであり、主記憶の不足によってページの入替えが多発している。主記憶の増設や多重度の抑制によって、ページの入替えの頻度を下げることが対策となる。


重要度:B 論点:ソフトウェア

問29:コンパイラの説明として、適切なものはどれか。

  • A:高水準言語のプログラム全体を機械語に翻訳してから実行できるようにする言語プロセッサ
  • B:プログラムを1文ずつ解釈しながら、その場で実行していく言語プロセッサ
  • C:機械語のプログラムを、人間が読みやすい高水準言語のプログラムへ変換するソフトウェア
  • D:複数の目的プログラムを結合して、1つの実行可能なプログラムを作るソフトウェア
【第29問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。コンパイラは高水準言語で書かれたプログラム全体を機械語(目的プログラム)に翻訳する言語プロセッサであり、翻訳後のプログラムは高速に実行できる。

・B
1文ずつ解釈しながら実行するのは、インタプリタの説明である。

・C
機械語から高水準言語への変換は逆コンパイラなどの説明であり、コンパイラの動作とは逆である。

・D
目的プログラムを結合して実行可能ファイルを作るのは、リンカの説明である。


重要度:C 論点:ソフトウェア

問30:OSSのライセンスにおけるコピーレフトの考え方の説明として、適切なものはどれか。

  • A:著作権を放棄することで、誰でも制限なく自由に利用できるようにする考え方
  • B:一定の試用期間を設けて、継続して利用する場合に対価の支払を求める配布形態
  • C:著作物の利用を、著作権者への申請と個別の許諾を受けた場合に限定する考え方
  • D:派生物を再頒布する場合に、元のライセンスが定める条件の継承を求める考え方
【第30問:正解と解説】

正解:D

・A
著作権の放棄によって自由利用を認めるのは、パブリックドメインの考え方である。

・B
試用後に対価を求める配布形態は、シェアウェアの説明である。

・C
個別の許諾を前提とするのは従来型の権利許諾であり、コピーレフトの考え方ではない。

・D
正解。コピーレフトは、改変や再頒布の自由を認める代わりに、派生物を再頒布する場合には元のライセンスが定める同一又は互換性のある条件を継承させる考え方であり、GPLが代表的なライセンスである。


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