基本情報技術者 コンピュータシステム 択一式(応用) 第11問〜第15問|システム構成要素

重要度:A 論点:システム構成要素

問11:稼働率0.9の装置を2台並列に接続し、どちらか一方が稼働していればシステム全体が稼働する構成にした。各装置の故障は互いに独立であるとき、このシステムの稼働率は幾らか。

  • A:0.81
  • B:0.90
  • C:0.99
  • D:1.00
【第11問:正解と解説】

正解:C

・A
0.81は、2台とも稼働していなければならない直列接続の場合の稼働率(0.9×0.9)である。

・B
0.90は装置1台の稼働率のままであり、並列化の効果が考慮されていない。

・C
正解。各装置の故障が互いに独立であるとき、2台が同時に故障している確率は0.1×0.1=0.01であり、システムの稼働率は1−0.01=0.99となる。

・D
並列にしても2台同時に故障する可能性は残るため、稼働率が1.00になることはない。


重要度:A 論点:システム構成要素

問12:新しいオンラインサービスの利用者数が今後3年間で増加すると予測されている。現行システムのCPU使用率、処理件数、応答時間などを測定し、将来のピーク負荷を基に必要なサーバやストレージの性能・台数を見積もる活動はどれか。

  • A:ベンチマークテスト
  • B:フェールオーバー
  • C:キャパシティプランニング
  • D:データ正規化
【第12問:正解と解説】

正解:C

・A
ベンチマークテストは、標準的なプログラムなどを実行してシステムの処理性能を測定・比較する方法である。測定結果を利用する場合はあるが、将来の負荷を予測して必要資源を計画する活動そのものではない。

・B
フェールオーバーは、稼働中の系統に障害が発生したとき、待機系へ処理を切り替えることである。

・C
正解。キャパシティプランニングは、現在の利用状況や性能を把握し、将来の処理量やピーク負荷を予測して、必要なサーバ、ストレージ、回線などの能力を計画する活動である。

・D
データ正規化は、関係データベースの表を適切に分割し、不必要な冗長性や更新時異状を減らすための設計手法である。


重要度:B 論点:システム構成要素

問13:勘定系の業務システムで、処理結果の誤りを見逃さないために、2つの系統で同一の処理を並行して実行し、両者の結果を照合して不一致を検出したい。この要件に最も適合するシステム構成はどれか。

  • A:デュアルシステム
  • B:デュプレックスシステム
  • C:ロードシェアシステム
  • D:シンプレックスシステム
【第13問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。デュアルシステムは2つの系統で同一の処理を並行して実行し、その結果を照合する構成である。照合によって処理結果の誤りを検出できるため、高い信頼性が求められる業務に用いられる。

・B
デュプレックスシステムは主系と待機系に分け、主系の障害時に待機系へ切り替える構成であり、両系の結果を照合する仕組みではない。

・C
ロードシェアシステムは複数の系統で処理を分担して負荷を分散する構成であり、同一の処理を二重に実行するものではない。

・D
シンプレックスシステムは1つの系統だけで構成する方式であり、結果を照合する相手となる系統が存在しない。


重要度:B 論点:システム構成要素

問14:フェールセーフの考え方に基づく設計の例として、適切なものはどれか。

  • A:障害が発生した部品を、システムを停止させることなく交換できるようにする
  • B:一部の装置が故障しても、性能を落としながら運転を継続できるようにする
  • C:利用者が誤った形式のデータを入力できないように、入力欄を制限する
  • D:制御装置の故障を検知したら、交通信号を全て赤にして車両を停止させる
【第14問:正解と解説】

正解:D

・A
稼働中に部品を交換できるようにするのは、ホットスワップの説明である。

・B
性能を落としてでも運転を続けるのは、フェールソフト(縮退運転)の説明である。

・C
誤操作をできないようにする設計は、フールプルーフの説明である。

・D
正解。フェールセーフは、故障が起きたときにシステムが安全側の状態になるように設計する考え方であり、信号を全て赤にして事故を防ぐのはその典型例である。


重要度:B 論点:システム構成要素

問15:RAID5の説明として、適切なものはどれか。

  • A:同じ内容のデータを2台のディスクへ同時に書き込んでおき、一方の故障に備える
  • B:3台以上のディスクにデータと分散パリティを記録し、1台の故障までなら復元できる
  • C:データを複数台のディスクへ分割して書き込むことで、読み書きの高速化だけを図る
  • D:全てのデータを1台のディスクへ集約して、残りのディスクは予備として待機させる
【第15問:正解と解説】

正解:B

・A
同じデータを2台に書き込むミラーリングは、RAID1の説明である。

・B
正解。RAID5は3台以上のディスクへ、データと復元に用いる冗長情報である分散パリティを記録する方式である。1台が故障しても、残りのディスクの情報からデータを復元できる。

・C
分割書込み(ストライピング)だけで冗長性をもたないのは、RAID0の説明である。

・D
1台への集約と予備の待機は、RAIDの方式の説明として適切でない。


コメント

タイトルとURLをコピーしました