重要度:A 論点:コンピュータ構成要素
問1:高速な入出力装置から主記憶へ大きなデータブロックを転送する。CPUが転送開始を指示した後、データ1語ごとの転送をCPUが行わず、転送完了時に通知を受ける方式はどれか。
- A:プログラム制御方式
- B:割込み制御方式
- C:DMA方式
- D:キャッシュ方式
【第1問:正解と解説】
正解:C
・A
プログラム制御方式では、CPUが入出力装置の状態を確認しながら、入出力命令によってデータ転送を制御する。
・B
割込み制御方式では、入出力装置からの割込みによってCPUの待ち時間を減らせるが、データブロックをCPUを介さず主記憶へ直接転送する方式ではない。
・C
正解。DMA方式では、CPUが転送元、転送先、転送量などをDMAコントローラへ設定した後、DMAコントローラが入出力装置と主記憶の間でデータを直接転送する。CPUはデータ1語ごとの転送処理から解放される。
・D
キャッシュ方式は、使用頻度の高いデータを高速な記憶へ保持してアクセス時間を短縮する方式であり、入出力装置と主記憶の間のブロック転送方式ではない。
重要度:B 論点:コンピュータ構成要素
問2:CPUと主記憶の間にキャッシュメモリを設ける目的として、適切なものはどれか。
- A:主記憶の容量を見かけ上大きくして、大きなプログラムを実行できるようにする
- B:CPUと主記憶の速度差を埋めて、CPUがデータを待つ時間を減らす
- C:電源を切っても内容が消えないようにして、システムの起動を速くする
- D:複数のプログラムが主記憶を安全に共有できるように、領域を保護する
【第2問:正解と解説】
正解:B
・A
主記憶の容量を見かけ上拡大するのは、仮想記憶の目的である。
・B
正解。キャッシュメモリは主記憶より高速な記憶であり、使用頻度の高いデータを保持しておくことで、速度差によるCPUの待ち時間を減らす。
・C
キャッシュメモリは電源を切ると内容が消える揮発性のメモリである。内容が保持されるのはフラッシュメモリなどである。
・D
記憶領域の保護や割当ての管理は、OSの記憶管理が担う役割である。
重要度:A 論点:コンピュータ構成要素
問3:CPUがキャッシュメモリへデータを書き込むたびに、同じ内容を主記憶にも直ちに書き込む方式はどれか。
- A:ライトスルー
- B:ライトバック
- C:メモリインタリーブ
- D:メモリコンパクション
【第3問:正解と解説】
正解:A
・A
正解。ライトスルー方式は、キャッシュメモリへデータを書き込むと同時に主記憶へも書き込む。主記憶との整合性を保ちやすい一方、主記憶への書込み回数が増える。
・B
ライトバック方式は、更新したデータをまずキャッシュメモリだけへ書き込み、キャッシュから追い出すときなどに主記憶へ反映する。
・C
メモリインタリーブは、主記憶を複数のバンクへ分けてアクセスを重ね合わせ、実効的な転送速度を高める方式である。
・D
メモリコンパクションは、分散した空き領域をまとめて連続した空き領域を作る処理であり、キャッシュの書込み方式ではない。
重要度:B 論点:コンピュータ構成要素
問4:プログラムの実行中に入出力の完了などの事象が起きて、CPUに割込みが発生した。このときのCPUの動作として適切なものはどれか。
- A:発生した割込みを記録だけしておき、実行中のプログラムを最後まで続ける
- B:実行中のプログラムを強制終了して、システム全体を再起動する
- C:割込みの処理が完了するまで、全ての入出力装置の動作を停止させる
- D:実行中のプログラムを中断し、その状態を退避してから割込み処理を実行する
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
割込みは事象への即時の対応を目的とする仕組みであり、記録だけして処理を後回しにするものではない。
・B
実行中のプログラムは中断されるだけであり、強制終了や再起動が行われるわけではない。
・C
割込み処理のために入出力装置全体を停止させる必要はない。
・D
正解。割込みが発生すると、CPUは実行中のプログラムを中断してレジスタなどの状態を退避し、割込み処理ルーチンを実行した後、退避した状態を復元して元の処理を再開する。
重要度:B 論点:コンピュータ構成要素
問5:CPUのパイプライン処理の説明として、適切なものはどれか。
- A:複数のCPUにそれぞれ別のプログラムを割り当てて、同時に実行する方式
- B:命令の実行を複数の段階に分け、複数の命令を段階をずらして並行に処理する方式
- C:使用頻度の高い命令だけを、専用の高速な回路を使って実行する方式
- D:1つの命令で複数のデータに対して、同じ演算を一斉に実行する方式
【第5問:正解と解説】
正解:B
・A
複数のCPUで別々のプログラムを実行するのは、マルチプロセッサ構成の説明である。
・B
正解。パイプライン処理は、命令の実行を取出しや解読などの段階に分割し、複数の命令を1段階ずつずらして並行処理することで、単位時間当たりの処理命令数を増やす方式である。
・C
特定の命令専用の回路で高速化する方式の説明であり、パイプライン処理とは異なる。
・D
1命令で複数データを処理するのは、SIMDの説明である。

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