社会保険労務士 労災保険法 択一式(初級) 第19問〜第21問|保険給付各論

重要度:A 論点:遺族補償年金

問19:遺族補償年金の額に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:遺族の数が1人である場合は原則として給付基礎日額の153日分であり、その遺族が55歳以上の妻又は一定の障害状態にある妻である場合は175日分である
  • B:遺族の数が2人である場合は給付基礎日額の223日分である
  • C:遺族の数が4人以上である場合は給付基礎日額の313日分である
【第19問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。【試験対策】遺族の数に応じ、「1人=153日分(55歳以上の妻又は一定の障害状態にある妻は175日分)/2人=201日分/3人=223日分/4人以上=245日分」。153・201・223・245の4つの数字を暗記する。
・B:誤り。2人の場合は201日分である。223日分は3人の場合の額である。
・C:誤り。4人以上の場合は245日分である。313日分は障害補償年金・傷病補償年金の第1級の額である。


重要度:A 論点:遺族補償年金

問20:遺族補償年金の「転給」に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:受給権者が失権した場合、遺族補償年金は消滅し、次順位者に支給されることはない
  • B:受給権者が失権した場合、次順位者が受給権者となる
  • C:遺族補償年金の受給権者の順位は、配偶者・子・父母・祖父母・孫・兄弟姉妹の順である
【第20問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。労災保険には転給の制度があり、次順位者が受給権者となる。転給がないのは遺族厚生年金である。
・B:正しい(転給。法16条の4第2項)。【試験対策】転給は労災保険独自の制度であり、厚生年金保険の遺族厚生年金には転給がない。この対比は年金科目との横断で必ず問われる。受給権者の順位は配偶者→子→父母→孫→祖父母→兄弟姉妹。
・C:誤り。正しい順位は配偶者→子→父母→孫→祖父母→兄弟姉妹である(孫が祖父母より先順位)。


重要度:A 論点:前払一時金

問21:遺族補償年金前払一時金に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:給付基礎日額の1200日分を限度として支給される
  • B:前払一時金の支給を受けても、年金の支給は停止されない
  • C:給付基礎日額の1000日分を限度として支給される
【第21問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:誤り。遺族補償年金前払一時金の限度は1000日分である。1200日分は労基法の打切補償の額である。
・B:誤り。前払一時金が支給された場合、法令所定の算定方法により算定した各月分の年金額の累計が、前払一時金の額に達するまで年金の支給が停止される。
・C:正しい(法60条)。【試験対策】遺族補償年金前払一時金は1回に限り、給付基礎日額の200日分・400日分・600日分・800日分・1000日分から選択する。最高限度は1000日分であり、支給後は法令所定の算定方法により年金が停止される。停止計算では算定事由発生日の法定利率を用い、2026年4月1日から2029年3月31日までは年3%である。


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