重要度:B 論点:扇状地・崖錐
問21:次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:崖錐は、地盤が締まっており、宅地に適している。
- B:扇状地は等高線が直線状に現れる地形である。
- C:扇状地の谷の出口(扇頂部)付近は、土石流災害の危険があるため、宅地としての利用には注意が必要である。
【第21問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。崖錐堆積物は緩く不安定で、豪雨時に崩壊しやすく宅地に不適。
・B:誤り。扇状地の等高線は同心円状に現れる。等高線の形状は地形判読の頻出知識。
・C:正しい。谷出口は土石流の通り道。【試験対策】扇状地の二面性=「全体としては砂礫質で地盤は比較的良好」だが「扇頂部(谷出口)は土石流リスク」。崖錐(崖下の岩屑の堆積)は緩く不安定で×、という『堆積でできた斜面地形は弱い』の原則もあわせて。
重要度:A 論点:埋立地と干拓地
問22:埋立地と干拓地に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:干拓地は、埋立地よりも宅地として優れている。
- B:干拓地は海面や湖面より低いことが多く、水害面では一般に埋立地より不利である。ただし、埋立地も地盤高、地盤材料、地下水位等によっては高潮や液状化の危険がある。
- C:埋立地は、液状化のおそれが全くない。
【第22問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。一般に水害面では、海面や湖面より低いことが多い干拓地の方が不利である。ただし、宅地としての安全性は地盤高、地盤材料、地下水位、排水条件等によって異なり、すべての災害について一律に優劣を決めることはできない。
・B:正しい。干拓地は海や湖を堤防で締め切って排水して造成するため、海面・湖面より低いことが多く、高潮・洪水時の浸水や湛水の長期化に注意が必要である。埋立地は水面に土砂を投入して造成するが、地盤高が低ければ浸水し、緩い砂質地盤で地下水位が高ければ液状化するおそれがある。【試験対策】比較問題では「水害面では干拓地が一般に不利」と整理しつつ、埋立地も安全とは限らない点まで確認する。
・C:誤り。埋立地は液状化リスクの高い地盤の代表例。「全くない」という全称表現。
重要度:A 論点:液状化
問23:液状化現象に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:液状化は、粘土質の地盤で最も発生しやすい。
- B:液状化は、地下水位が深い(低い)ほど発生しやすい。
- C:液状化は、地下水位が高く、緩く堆積した砂質地盤で発生しやすい。
【第23問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。粘土質地盤では液状化は起きにくい(軟弱地盤としての沈下は別問題)。土質の入れ替え。
・B:誤り。地下水位が浅い(高い)ほど発生しやすい。水位の向きの入れ替え。
・C:正しい。「砂質+緩い堆積+地下水位が高い」の3条件。【試験対策】液状化の判定式=「砂・緩い・水が近い」。該当地形(埋立地・旧河道・干拓地・自然堤防の縁など)とセットで、条件のどれかを逆にした肢を見抜く。粘土は液状化しにくいが沈下はする、という別リスクへのすり替えにも注意。

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