重要度:A 論点:木材の性質
問27:木材に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:木材の強度は、含水率が大きいほど大きくなる。
- B:木材の強度は、繊維飽和点以下では、一般に含水率が小さいほど大きくなる。
- C:木材は、繊維方向と繊維に直角の方向とで強度に差がない。
【第27問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。繊維飽和点以下では、含水率が大きくなるほど木材の強度は低下する。一方、繊維飽和点以上では、含水率が変化しても強度はおおむね一定である。
・B:正しい。木材は、繊維飽和点(一般に含水率約30%)以下では、含水率が低下するほど強度が増加する。繊維飽和点以上では強度はおおむね一定であり、「どの含水率域でも乾燥するほど強くなる」と単純化しない。【試験対策】木材は「繊維飽和点以下で、含水率小→強度大」と範囲を付けて覚える。
・C:誤り。繊維方向の強度は繊維に直角の方向よりも大きい。方向による強度差は木材の基本的性質。
重要度:A 論点:木造の耐震性
問28:木造建築物の耐震性に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:筋かいを設けることは、耐震性の向上に有効である。
- B:耐力壁は、建物の一方の側面に集中して配置するのがよい。
- C:土台は、基礎に緊結しなくてもよい。
【第28問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。筋かい・構造用合板の耐力壁は水平力への抵抗の基本。【試験対策】木造耐震の4点=「筋かい・耐力壁」「壁量の確保+配置のバランス(偏在は×)」「土台と基礎の緊結(アンカーボルト)」「接合部の金物補強」。『バランスよく』を『一方に集中』に変える肢が定番。
・B:誤り。耐力壁は釣り合いよく(バランスよく)配置する必要がある。偏在するとねじれが生じ倒壊リスクが高まる。
・C:誤り。土台は基礎に緊結しなければならない。緊結の省略は耐震上の重大な欠陥。
重要度:B 論点:集成材
問29:集成材に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:集成材は、ひき板等を繊維方向をそろえて接着したもので、強度のばらつきが少なく、大規模木造建築の骨組にも使用される。
- B:集成材は、無垢材に比べて強度のばらつきが大きい。
- C:集成材は、湾曲した部材を製造することができない。
【第29問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。節等の欠点を分散でき、品質が安定する。【試験対策】集成材の3つの長所=「強度のばらつきが少ない」「大断面が作れる」「湾曲部材も作れる」→体育館等の大規模木造が可能に。長所を1つずつ否定する形の肢で問われる。
・B:誤り。欠点が分散されるため、ばらつきはむしろ小さい。
・C:誤り。湾曲した部材の製造も可能であり、それが集成材の特長の一つ。

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