宅地建物取引士 免除科目 択一式(初級) 第30問〜第32問|土地・建物

重要度:A 論点:鉄骨造

問30:鉄骨造に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • A:鋼材は不燃材料であるため、鉄骨造の建築物は耐火被覆を施さなくても耐火構造となる。
  • B:鉄骨造は、自重が小さく靱性が大きいため、大空間の建築や高層建築に適している。
  • C:鋼材は、高温になっても強度が低下しない。
【第30問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。不燃=燃えないことと、耐火=熱に耐えることは別。耐火構造とするには耐火被覆が必要。
・B:正しい。鉄骨造は、鋼材の強度が高く比較的小さな断面の部材で荷重に耐えられるため、鉄筋コンクリート造と比べて建物の自重を小さくしやすい。また、靱性が大きく、大空間建築や高層建築に適している。ただし、鋼材自体の密度は木材やコンクリートより大きく、材料そのものが軽いという意味ではない。【試験対策】「鋼材の密度は大きい/鉄骨造の建物はRC造より軽量化しやすい」を区別する。
・C:誤り。鋼材は高温で急激に強度が低下する。だからこそ耐火被覆が必要になる。


重要度:A 論点:鉄筋コンクリート造の相性

問31:鉄筋コンクリート造に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • A:鉄筋とコンクリートは、熱膨張率が大きく異なるため、一体として利用するには特別な処理が必要である。
  • B:コンクリートは酸性であるため、内部の鉄筋が錆びやすい。
  • C:鉄筋は引張りに強く、コンクリートは圧縮に強いため、両者を組み合わせることで互いの短所を補うことができる。
【第31問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:誤り。両者の熱膨張率はほぼ等しく、それゆえ一体利用に適する。関係の向きの入れ替え。
・B:誤り。コンクリートはアルカリ性であり、鉄筋の錆を防ぐ働きをする。酸性とする性質の入れ替え。
・C:正しい。引張の鉄筋×圧縮のコンクリートの相互補完。【試験対策】RC相性の3点セット=「①熱膨張率ほぼ同じ」「②アルカリ性で防錆」「③圧縮と引張の分担」。3点のどれか1つを逆にするだけの肢が毎回のように出るため、3点を暗唱できるレベルにしておく。


重要度:B 論点:コンクリート・かぶり厚さ

問32:コンクリートに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  • A:コンクリートの引張強度は、圧縮強度の10分の1程度である。
  • B:コンクリートは、水セメント比が大きい(水が多い)ほど強度が大きくなる。
  • C:かぶり厚さは、鉄筋の中心からコンクリート表面までの距離をいう。
【第32問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。引張は圧縮の約1/10と著しく弱い。【試験対策】コンクリートの数字感覚=「引張=圧縮の1/10」「水セメント比が小さいほど強い」。かぶり厚さは『鉄筋の表面から』コンクリート表面までの最短距離で、中性化・防錆・耐火のために必要、と定義の起点(表面か中心か)まで正確に。
・B:誤り。水セメント比が小さいほど強度が大きい。水の量と強度の関係が逆。
・C:誤り。かぶり厚さは鉄筋の「表面」からコンクリート表面までの最短距離。中心からではない。


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