社会保険労務士 労働基準法 択一式(初級) 第104問〜第106問|妊産婦等・年少者

重要度:A 論点:未成年者の労働契約

問104:未成年者の労働契約に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:労働契約が未成年者に不利であると認められる場合、親権者・後見人又は行政官庁は、将来に向かって契約を解除できる
  • B:親権者は、未成年者に不利な労働契約を締結時に遡って当然に無効にできる
  • C:親権者又は後見人は、本人の同意があれば未成年者に代わって労働契約を締結できる
【第104問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい(労基法58条2項)。【試験対策】親権者・後見人又は行政官庁は、契約が未成年者に不利であると認める場合、将来に向かって解除できる。「遡って無効」ではない点に注意する。
・B:誤り。解除の効果は将来に向かって生じるのであり、締結時へ遡って当然に無効となるわけではない。
・C:誤り。親権者又は後見人が未成年者に代わって労働契約を締結することは禁止される(労基法58条1項)。


重要度:A 論点:年少者の危険有害業務

問105:満18歳未満の者の坑内労働及び危険有害業務に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:親権者が同意すれば、満18歳未満の者を坑内で労働させることができる
  • B:満18歳未満の者は性別を問わず坑内労働が禁止され、重量物取扱いその他の危険有害業務にも就業制限がある
  • C:危険有害業務の就業制限は、満15歳未満の児童にだけ適用される
【第105問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。満18歳未満の者の坑内労働は、親権者の同意や本人の希望にかかわらず禁止される(労基法63条)。
・B:正しい(労基法62条・63条)。【試験対策】満18歳未満の者は性別を問わず坑内労働が全面禁止される。また、年齢・性別・作業形態に応じた重量物取扱い、機械の危険部分に関する業務、有害物を扱う業務等への就業制限がある。
・C:誤り。危険有害業務及び坑内労働の制限は、満18歳未満の者を対象とする。


重要度:B 論点:女性の坑内労働

問106:満18歳以上の女性の坑内労働に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:満18歳以上の女性は、妊娠・産後の状態や業務内容にかかわらず、すべての坑内労働が禁止される
  • B:妊娠中の女性はすべての坑内業務が禁止され、産後1年を経過しない女性は本人が申し出た場合にすべての坑内業務が禁止され、その他の女性は省令で定める有害な坑内業務が禁止される
  • C:妊娠中の女性でも、医師が認めれば坑内業務に従事できる
【第106問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。妊産婦以外の満18歳以上の女性については、すべての坑内業務ではなく、省令で定める有害な坑内業務が禁止される。
・B:正しい(労基法64条の2)。【試験対策】妊婦は申出不要で坑内業務の全部が禁止される。産後1年未満の女性は、坑内業務に従事しない旨を申し出た場合に全部が禁止される。その他の満18歳以上の女性は、掘削等の一定の有害業務が禁止される。
・C:誤り。妊娠中の女性は、医師の許可や本人の希望があっても坑内業務に就かせることはできない。


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