社会保険労務士 健康保険法 択一式(初級) 第72問〜第74問|保険給付

重要度:A 論点:傷病手当金

問72:傷病手当金の支給開始日以前の被保険者期間が12か月に満たない場合の算定として、正しいものはどれか。

  • A:本人の継続した被保険者期間の標準報酬月額平均と、法定の全被保険者平均を基礎とする標準報酬月額を比較し、低い方を用いる。支給開始日が2025年4月1日以後の場合、協会けんぽの比較額は32万円である。
  • B:被保険者本人の加入期間中の標準報酬月額平均だけを用い、比較は行わない。
  • C:全被保険者の平均標準報酬月額だけを用い、本人の加入期間中の平均は用いない。
【第72問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。【試験対策】12か月未満の場合は、本人の継続月の平均額と法定の比較額の低い方を用いる。協会けんぽでは支給開始日が2025年4月1日以後の比較額は標準報酬月額32万円であり、これを30で除した額に3分の2を乗じる。
・B:誤り。本人の平均額だけでなく、全被保険者平均を基礎とする額との比較が必要である。
・C:誤り。全被保険者平均だけでなく、本人の加入期間中の平均額も算出する。


重要度:A 論点:高額療養費

問73:2026年4月11日時点で、70歳未満・標準報酬月額28万円以上53万円未満の者に係る1か月の高額療養費の自己負担限度額として、正しいものはどれか。

  • A:57,600円の定額
  • B:80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
  • C:167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
【第73問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。57,600円は標準報酬月額26万円以下の所得区分における通常月の限度額である。
・B:正しい。【試験対策】標準報酬月額28万円以上53万円未満の区分ウは、80,100円+総医療費から267,000円を控除した額の1%である。多数回該当は44,400円となる。2026年8月診療分から予定される見直しは基準日時点では未施行である。
・C:誤り。これは標準報酬月額53万円以上79万円以下の区分イの限度額である。


重要度:A 論点:出産手当金

問74:出産予定日より遅れて出産した場合の出産手当金の支給期間として、正しいものはどれか。

  • A:出産予定日を過ぎた日数は支給対象とならず、産後56日だけが延長される。
  • B:実際の出産日が遅れても、産前42日と産後56日の合計98日を超えて支給されることはない。
  • C:出産予定日以前42日(多胎妊娠98日)から、予定日を超えて実際に出産した日までの期間と、出産日の翌日以後56日までの範囲内で、労務に服さなかった日が支給対象となる。
【第74問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:誤り。出産予定日から実際の出産日までの遅延期間も支給対象となる。
・B:誤り。予定日後に出産した場合は、遅延日数が加わるため支給対象期間が98日等を超えることがある。
・C:正しい。【試験対策】実際の出産が予定日後の場合は、産前期間の起算に出産予定日を用いる。出産予定日から実際の出産日までの期間も対象となり、出産日は産前期間、翌日から56日が産後期間となる。


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