共通前提:利息の金額は問題文に与えられている。税金その他の控除は考慮しない。
共通語群
定期預金 / 普通預金 / 現金 / 受取利息 / 支払利息
重要度:B/難易度:初級 論点:定期預金への預け替え
問1(初級)
×1年6月15日 普通預金口座から ¥200,000 を定期預金口座へ預け替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 定期預金 | 200,000 | 普通預金 | 200,000 |
検算:借方 200,000 = 貸方 200,000 ✓
解説
- 取引の読み取り:預金どうしの振替です。
- 借方の理由:定期預金(資産)の増加。
- 貸方の理由:普通預金(資産)の減少。
- ポイント:会社全体の資産は増えていません。資産の形が変わっただけなので、費用は計上しません。
- よくある誤り:移動の向きの取り違え。この預金どうしの振替では、「どこから」が貸方、「どこへ」が借方です。
- 使用科目:定期預金/普通預金
重要度:A/難易度:初級 論点:預金利息の計上
問2(初級)
×1年6月30日 普通預金口座に利息 ¥300 が入金された。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 300 | 受取利息 | 300 |
検算:借方 300 = 貸方 300 ✓
解説
- 取引の読み取り:預金利息の受取りです。
- 借方の理由:普通預金(資産)の増加。
- 貸方の理由:受取利息(収益)の発生。
- 間違いやすい科目:支払利息。「利息」の一語だけで反射的に選ばないでください。入金された側=受け取る側なので受取利息です。
- 使用科目:普通預金/受取利息
重要度:A/難易度:初級 論点:利息を現金で受け取る場合
問3(初級)
×1年7月20日 定期預金について利息 ¥3,000 を現金で受け取った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 3,000 | 受取利息 | 3,000 |
検算:借方 3,000 = 貸方 3,000 ✓
解説
- 着眼点:問2との違いは受け取る手段だけです。
- 借方の理由:現金(資産)の増加。普通預金ではなく現金で受け取っているため、借方は現金になります。
- 貸方の理由:受取利息(収益)の発生。受取方法が変わっても、貸方は受取利息のままです。
- よくある誤り:受取方法につられて貸方の科目まで変えてしまうこと。受取方法(借方)と収益の種類(貸方)は別の話です。
- 使用科目:現金/受取利息
重要度:A/難易度:標準 論点:定期預金の満期(元本+利息)
問4(標準)
×1年9月1日 定期預金 ¥500,000 が満期となり、利息 ¥2,500 とともに普通預金口座へ入金された。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 502,500 | 定期預金 | 500,000 |
| 受取利息 | 2,500 |
検算:借方 502,500 = 貸方 500,000 + 2,500 = 502,500 ✓
解説
- 着眼点:元本と利息の2つが同時に入金される複合仕訳です。
- 手順①:入金額を求めます。500,000 + 2,500 = ¥502,500 を普通預金(借方)へ。
- 手順②:元本 ¥500,000 は定期預金という資産の減少(貸方)。
- 手順③:利息 ¥2,500 は受取利息という収益の発生(貸方)。
- よくある誤り:①普通預金を ¥500,000 にして利息の行を落とすこと。②入金額 ¥502,500 の全額を受取利息にしてしまうこと。収益になるのは利息 ¥2,500 だけです。
- 使用科目:普通預金/定期預金/受取利息
重要度:A/難易度:応用 論点:預け替えから満期までの一連の処理と、元本・利息の切り分け
問5(応用)
次の一連の取引を仕訳しなさい。
(1)×1年4月1日 普通預金口座から ¥420,000 を定期預金口座へ預け替えた。 (2)×2年3月31日 上記の定期預金が満期となり、元本と利息 ¥6,300 が普通預金口座へ入金された。
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正解
(1)預け替え時
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 定期預金 | 420,000 | 普通預金 | 420,000 |
(2)満期時
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 426,300 | 定期預金 | 420,000 |
| 受取利息 | 6,300 |
検算
- (1)借方 420,000 = 貸方 420,000 ✓
- (2)入金額 420,000 + 6,300 = 426,300/借方 426,300 = 貸方 420,000 + 6,300 ✓
- 定期預金勘定:借方 420,000(4/1)− 貸方 420,000(3/31)= 残高 0 ✓
解説
- 着眼点:預け替えと満期を通してみると、元本が収益にならない理由がはっきりします。
- (1)で起きたこと:普通預金が 420,000円減り、定期預金が 420,000円増えました。会社の持つ価値は増えていません。
- (2)で起きたこと:その 420,000円がそのまま戻ってきました。行って帰ってきただけなので、これも価値は増えていません。増えたのは、銀行が上乗せした 6,300円だけです。
- 確認:(2)の貸方の定期預金 420,000円は、(1)の借方 420,000円とぴったり一致します。一致しない金額を書いてしまったら、元本と利息の切り分けを間違えています。
- よくある誤り:(2)で普通預金 426,300 / 受取利息 426,300 としてしまうこと。定期預金勘定が減らないまま残ってしまいます。
- 使用科目:定期預金/普通預金/受取利息

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