共通の前提
- 金額は円単位です。
- 利息は単利で計算します。
- 預入期間は月数で与えられます。日数による計算は行いません。
- 税金その他の控除は考慮しません。(これは本問における計算上の仮定です)
- 円未満の端数は発生しません。
この単元の計算式
受取利息 = 元本 × 年利率 × 預入月数 ÷ 12か月 満期受取総額 = 元本 + 受取利息
難易度:初級/重要度:B 論点:12か月分の受取利息の算定
問1【初級】
次の定期預金について、受取利息を求めなさい。
元本:300,000円 年利率:1.2% 預入期間:12か月
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正解
- 受取利息:3,600円
算定過程
- 預入期間が12か月=ちょうど1年分なので、月数による按分は不要
- 受取利息 = 300,000 × 1.2% = 3,600円
- (按分の式で確かめても同じ)300,000 × 1.2% × 12 ÷ 12 = 3,600円 ✓
解説
- 着眼点:まず元本・年利率・預入期間の3つを資料から拾います。
- 手順:年利率は「1年間預けたらいくら付くか」を表します。預入期間がちょうど12か月なら、元本に年利率を掛けるだけです。
- よくある誤り:元本を答えに含めてしまうこと。求めているのは上乗せされた分だけです。300,000円は元本であり、受取利息ではありません。
難易度:標準/重要度:A 論点:12か月未満の期間按分(6か月)
問2【標準】
次の定期預金について、受取利息を求めなさい。
元本:120,000円 年利率:2% 預入期間:6か月
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正解
- 受取利息:1,200円
算定過程
- 1年分の利息 = 120,000 × 2% = 2,400円
- 預入期間は6か月なので、6 ÷ 12 = 1/2 を掛ける
- 受取利息 = 120,000 × 2% × 6 ÷ 12 = 1,200円
- 検算:1年分 2,400円 の半分 = 1,200円 ✓
解説
- 着眼点:預入期間が12か月未満である点に気づけるかどうかです。
- 手順:年利率をそのまま掛けると1年分になってしまいます。月数 ÷ 12か月で期間を按分します。
- 確かめ方:先に1年分を出してから按分すると、桁を間違えにくくなります。
- よくある誤り:按分を忘れて2,400円としてしまうこと。この問題では6か月分の利息を求めるため、1年分の利息をそのまま答えにすることはできません。
難易度:標準/重要度:A 論点:12か月未満の期間按分(9か月)
問3【標準】
次の定期預金について、受取利息を求めなさい。
元本:600,000円 年利率:1.6% 預入期間:9か月
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正解
- 受取利息:7,200円
算定過程
- 1年分の利息 = 600,000 × 1.6% = 9,600円
- 預入期間は9か月なので、9 ÷ 12 = 3/4 を掛ける
- 受取利息 = 600,000 × 1.6% × 9 ÷ 12 = 7,200円
- 検算:9,600 × 3 ÷ 4 = 7,200円 ✓
解説
- 着眼点:6か月のように半分にできない月数でも、やることは同じです。月数 ÷ 12 を掛けます。
- 手順:9 ÷ 12 は約分すると 3/4 です。分数に直しておくと計算が軽くなります。
- よくある誤り:9か月を「0.9年」としてしまうこと。1年は12か月なので、9か月は0.75年です。
難易度:応用/重要度:A 論点:受取利息の算定から満期受取総額へ、および収益部分の切り分け
問4【応用】
次の定期預金が満期となり、元本と利息が普通預金口座へ入金された。
元本:320,000円 年利率:2.25% 預入期間:8か月
(1)受取利息を求めなさい。 (2)普通預金口座への入金額(満期受取総額)を求めなさい。 (3)(2)の入金額のうち、受取利息として処理する金額を答えなさい。
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正解
- (1)受取利息:4,800円
- (2)入金額:324,800円
- (3)受取利息として処理する金額:4,800円
算定過程
- (1)1年分の利息 = 320,000 × 2.25% = 7,200円
8 ÷ 12 = 2/3 を掛けて 受取利息 = 320,000 × 2.25% × 8 ÷ 12 = 4,800円 検算:7,200 × 2 ÷ 3 = 4,800円 ✓
- (2)入金額 = 元本 320,000 + 受取利息 4,800 = 324,800円
- (3)元本320,000円はもともと持っていた定期預金という資産が戻ってきただけなので収益ではない。
収益になるのは利息の 4,800円 のみ 検算:324,800 = 320,000(資産の回収)+ 4,800(収益)✓
解説
- 着眼点:(2)と(3)で問われているものが違います。入金額と収益額は一致しません。
- (1)の手順:8 ÷ 12 は約分すると 2/3 です。
- (2)の手順:満期に受け取るのは元本と利息の合計です。単純に足します。
- (3)の考え方:この単元でいちばん大切な判断です。入金額 324,800円のうち、320,000円は資産の回収(定期預金の減少)であり、収益ではありません。新たに得たのは 4,800円だけです。
- よくある誤り:(3)で入金額 324,800円をそのまま答えてしまうこと。この誤りをすると、仕訳でも「普通預金 324,800/受取利息 324,800」と書いてしまい、定期預金勘定が減らないまま残ります。
- 仕訳との対応:この取引を仕訳にすると、借方 普通預金 324,800/貸方 定期預金 320,000・受取利息 4,800 となります(仕訳そのものの練習は仕訳問題で行います)。

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