共通前提:当社の会計期間は ×1年4月1日〜×2年3月31日である。各問は独立している。
共通語群(各問、この中から最も適当な勘定科目を選ぶこと)
現金 / 普通預金 / 当座預金 / 売掛金 / 買掛金 / 売上
重要度:A/難易度:初級 論点:現金から普通預金への預入れ
問1(初級)
タグ:預金
×1年4月5日 青森商事株式会社は、現金 ¥80,000 を普通預金口座へ預け入れた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 80,000 | 現金 | 80,000 |
解説
- 取引の読み取り:手元の現金を銀行口座へ移した。
- 借方の理由:普通預金(資産)の増加。
- 貸方の理由:現金(資産)の減少。
- 間違いやすい科目:預け入れた先を貸方にしてしまう誤り。「どこへ」が借方、「どこから」が貸方です。
- 使用科目:普通預金/現金
重要度:A/難易度:初級 論点:普通預金から現金への引出し
問2(初級)
タグ:預金
×1年4月10日 弘前物産株式会社は、普通預金口座から ¥50,000 を引き出し、現金として保有した。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 50,000 | 普通預金 | 50,000 |
解説
- 取引の読み取り:銀行預金を手元の現金へ移した。問1と向きが逆になる。
- 借方の理由:現金(資産)の増加。
- 貸方の理由:普通預金(資産)の減少。
- 間違いやすい科目:「銀行から受け取った」という言葉に反応して普通預金を借方にする誤り。増えたのは手元の現金です。
- 使用科目:現金/普通預金
重要度:A/難易度:初級 論点:売掛金の当座預金による回収
問3(初級)
タグ:預金
×1年4月18日 八戸産業株式会社は、得意先に対する売掛金 ¥130,000 が当座預金口座へ振り込まれた旨の連絡を受けた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 130,000 | 売掛金 | 130,000 |
解説
- 取引の読み取り:以前に発生した売掛金を、当座預金への振込みで回収した。
- 借方の理由:当座預金(資産)の増加。
- 貸方の理由:売掛金(資産)の減少。回収したので権利が消える。
- 間違いやすい科目:売上。掛け売上のときに売掛金と同時に売上を計上しているため、回収時に計上し直しません。現金も誤りで、入金先は当座預金です。
- 使用科目:当座預金/売掛金
重要度:A(2026年度受験者)/難易度:標準 論点:小切手の振出しによる支払い 2027年度から
問4(標準) 【2026年度(~2027年3月)受験の方】
タグ:預金
×1年8月2日 黒石商店株式会社は、仕入先に対する買掛金 ¥35,000 の支払いのため、小切手を振り出して仕入先に渡した。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 35,000 | 当座預金 | 35,000 |
解説
- 取引の読み取り:小切手の振出しによる買掛金の支払い。
- 借方の理由:買掛金(負債)の減少。
- 貸方の理由:小切手を振り出した時点で当座預金の減少として処理する。
- 間違いやすい科目:現金。現金になるのは他人振出の小切手を受け取ったときです。振り出す側と受け取る側で科目が変わります。
[2027年度受験の方へ] 紙の小切手を用いる取引は 2027年度から3級の出題範囲外です。本問は 2026年度版の教材にのみ掲載します。
- 使用科目:買掛金/当座預金
重要度:A/難易度:標準 論点:買掛金の普通預金による決済
問5(標準)
タグ:預金
×1年5月12日 五所川原商事株式会社は、仕入先に対する買掛金 ¥90,000 を普通預金から振り込んで支払った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 90,000 | 普通預金 | 90,000 |
解説
- 取引の読み取り:以前に発生した買掛金を、普通預金からの振込みで支払った。
- 借方の理由:買掛金(負債)の減少。
- 貸方の理由:普通預金(資産)の減少。
- 間違いやすい科目:仕入。掛け仕入のときに仕入を計上しているため、支払時に計上し直しません。
- 判断の順序:「振込み」という言葉より先に、何の債務を支払ったのかを読み取ってください。
- 使用科目:買掛金/普通預金
重要度:A/難易度:標準 論点:預金口座間の振替
問6(標準)
タグ:預金
×1年6月3日 十和田物産株式会社は、普通預金口座から当座預金口座へ ¥200,000 を振り替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 200,000 | 普通預金 | 200,000 |
解説
- 取引の読み取り:預金口座から預金口座への資金移動。
- 借方の理由:当座預金(資産)の増加。
- 貸方の理由:普通預金(資産)の減少。
- 間違いやすい科目:現金。口座から口座へ直接移しているため、現金は登場しません。
- 確認:会社の資産の総額は変わらず、資産の内訳だけが変わります。
- 使用科目:当座預金/普通預金
重要度:A/難易度:応用 論点:一部掛け売上と当座預金への入金
問7(応用)
タグ:預金
×1年10月5日 むつ商事株式会社は、商品 ¥80,000 を売り上げ、代金のうち ¥50,000 は当座預金口座への振込みで受け取り、残額は掛けとした。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 50,000 | 売上 | 80,000 |
| 売掛金 | 30,000 |
解説
- 取引の読み取り:一部を当座預金で受け取り、残りを掛けとした売上。
- 金額の計算:売上は売価の全額 ¥80,000。当座預金 ¥50,000、残額 80,000 − 50,000 = ¥30,000 が売掛金。
- 借方の理由:当座預金(資産)の増加と、売掛金(資産)の増加。
- 貸方の理由:売上(収益)の発生。
- 間違いやすい科目:売上を受取額の ¥50,000 だけにしてしまう誤り。受け取り方が分かれても、売上は売価の全額です。
- 使用科目:当座預金/売掛金/売上
重要度:A/難易度:応用 論点:口座振替と債務決済の連続取引
問8(応用)
タグ:預金
×1年6月14日 三沢商店株式会社は、次の2つの取引を行った。それぞれ仕訳しなさい。
(1)普通預金口座から当座預金口座へ ¥300,000 を振り替えた。 (2)同日、仕入先に対する買掛金 ¥120,000 を当座預金口座から支払った。
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正解
(1)口座間の振替
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 300,000 | 普通預金 | 300,000 |
(2)買掛金の支払い
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 120,000 | 当座預金 | 120,000 |
解説
- 取引の読み取り:同じ日に2つの銀行取引があるが、性質が異なるため別々に仕訳する。
- (1)の性質:資産内部の振替。損益は生じない。
- (2)の性質:負債の決済。
- 間違いやすい処理:2つをまとめて「(借)買掛金 120,000/(貸)普通預金 120,000」としてしまう誤り。振り替えたのは ¥300,000、支払ったのは ¥120,000 であり、金額も相手科目も異なります。
- 確認:この2取引の後、当座預金は 300,000 − 120,000 = ¥180,000 増加しています(振替前の残高は不明でよい)。
- 使用科目:当座預金/普通預金/買掛金

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