修繕と改良(収益的支出・資本的支出) 一問一答 第1問〜第5問


重要度:A 論点:判別の基本軸

問1(語句選択)

固定資産を取得したあとの支出を、修繕費とするか固定資産へ加算するか判断するときの基本として適切なのはどちらか。

ア.問題文が示す支出の目的と効果で判断する。原状回復にとどまるなら修繕費、価値や使用可能期間を高めるなら固定資産へ加算する イ.工事の名称に「修理」とあれば修繕費、「改良」とあれば固定資産へ加算する

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正解:ア

解説 判断するのは支出の効果です。工事の名称だけでは決まりません。

「修理」と書かれていても従来より性能が高まるなら、その部分は資本的支出です。逆に「改良工事」と書かれていても、元の状態に戻しただけなら収益的支出です。

3級の問題では、判断の手がかりが必ず問題文に示されます。「原状回復のため」「価値を高めるため」「このうち ¥○○ は資本的支出」といった記述を探してください。


重要度:A 論点:収益的支出の処理

問2(○×)

固定資産の破損箇所を元の状態に戻すための支出は、修繕費勘定(費用)で処理する。

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正解:○

解説 原状回復にとどまる支出(収益的支出)は、マイナスをゼロに戻すだけで新しい価値を生まないため、支払った期の費用とします。


重要度:A 論点:資本的支出の処理

問3(二択)

店舗建物の増築を行い、問題文に「建物の価値を高めるための支出である」と示されている。このとき借方に記入する勘定科目はどちらか。

ア.建物  イ.修繕費

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正解:ア.建物

解説 価値を高める支出(資本的支出)の効果は将来にわたって続くため、資産に加算し、以後の減価償却を通じて費用化します。

イが誤りなのは、修繕費が「原状回復にとどまる支出」に使う科目だからです。


重要度:A 論点:判別基準(金額では判断しない)

問4(○×)

固定資産に関する支出は、金額が大きければ資本的支出、小さければ収益的支出として処理する。

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正解:×

解説 判別の基準は金額の大小ではなく、支出の効果です。

大規模でも原状回復にとどまるなら修繕費比較的少額でも価値を高めるなら資産への加算になります。


重要度:B 論点:用語の対応

問5(二択)

固定資産の破損箇所を元の状態に戻すための支出は、次のうちどちらと呼ばれるか。

ア.収益的支出  イ.資本的支出

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正解:ア.収益的支出

解説 原状回復にとどまる支出が収益的支出(修繕費)、価値や使用可能期間を高める支出が資本的支出(資産に加算)です。

イが誤りなのは、「資本的」という言葉が資産に加算する側を指すからです。用語と処理をセットで覚えてください。



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