2級建築施工管理技士 第一次検定「施工管理法」のうち、品質管理の手法(QC7つ道具)の問題です(重要度B)。一問一答4問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★★☆
問1:品質管理に用いるパレート図は、測定値が存在する範囲をいくつかの区間に分け、各区間に入るデータの数を柱の高さで表した図であり、データのばらつきの状態を把握するのに用いる。
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正解:×
記述はヒストグラムの説明です。パレート図は、不良などを項目別に分け、件数の大きい順に並べた棒グラフに累積比率の折れ線グラフを重ねた図で、全体に影響の大きい重点項目を把握するのに用います(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、東京大学OCW「経営管理」第14回)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:特性要因図は、特定の結果(特性)と、それに影響を及ぼすと考えられる要因との関係を系統的に整理した図であり、その形から「魚の骨」とも呼ばれる。
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正解:○
記述のとおりです。特性要因図は、結果(特性)と要因の関係を系統的に整理して問題の原因を追究するための図で、形から魚の骨(フィッシュボーン図)とも呼ばれます(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、東京大学OCW「経営管理」第14回)。
重要度:B 難易度:★★☆
問3:散布図において、一方の特性の値が大きくなるほど、もう一方の特性の値が小さくなる傾向がみられる場合、2つの特性の間には正の相関があるという。
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正解:×
一方が大きくなるほど他方が小さくなる関係(点が右下がりに並ぶ関係)は「負の相関」です。一方が大きくなるほど他方も大きくなる関係(右上がり)を「正の相関」といいます(専修大学「表計算ソフトウエア:簡単な統計分析」、QC検定4級の手引き2.3節)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:管理図において、打点が上方管理限界線又は下方管理限界線の外に出た場合は、工程に異常が生じている可能性があると判断する。
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正解:○
記述のとおりです。管理図は、データを時間の順などに打点し、中心線と上方・下方管理限界線によって工程が安定した状態かどうかを判断する図です。打点が管理限界線の内側にあれば安定した状態とみなし、外に出た点は異常原因が生じている可能性を示します(中小企業基盤整備機構 J-Net21「不良品を出さないための工程管理方法」、東京大学OCW「経営管理」第14回)。
四肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問5:品質管理に用いる手法に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- ヒストグラムは、2つの特性の関係を調べるため、一方の特性を横軸に、他方の特性を縦軸にとってデータを点で表した図である。
- チェックシートは、データを取りやすくし、記録の誤りを防ぐように工夫した表(記録用紙)である。
- 層別とは、データを時間の経過の順に並べ、工程の状態の変化を調べることをいう。
- パレート図では、項目ごとの件数を折れ線グラフで、その累積比率を棒グラフで示す。
【第5問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。チェックシートは、データを取りやすくし、記録の誤りを防ぐように工夫した表(記録用紙)です(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、QC検定4級の手引き2.3節)。
1:不適当です。記述は散布図の説明です。ヒストグラムは、測定値の範囲をいくつかの区間に分け、各区間のデータの数(度数)を柱で表してデータの分布を調べる図です。
2:適当です。チェックシートは、ミスを防ぎながらデータを取りやすくするための表(記録用紙)です。
3:不適当です。層別は、データを共通点や特徴(機械別・作業者別など)によってグループに分けることで、ばらつきや問題の原因を探るのに役立てます。時間の順に打点して工程の状態を見るのは管理図の考え方です。
4:不適当です。パレート図は、項目ごとの件数を大きい順に並べた棒グラフと、累積比率の折れ線グラフを組み合わせた図です。棒と折れ線の役割が逆になっています。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:品質管理に用いる図に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ヒストグラムは、測定値の範囲をいくつかの区間に分け、各区間に入るデータの数を柱で表したもので、データのばらつきの状態を把握するのに用いる。
- 管理図は、データを時間の順に打点し、中心線と管理限界線によって工程が安定した状態にあるかどうかを判断するのに用いる。
- 特性要因図は、不良の件数を項目別に多い順に並べ、重点的に対策すべき項目を見つけるのに用いる。
- 散布図は、対応する2つのデータを横軸と縦軸にとって点で表し、2つの特性の間の関係を調べるのに用いる。
【第6問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。不良の件数を項目別に多い順に並べて重点項目を見つけるのはパレート図です。特性要因図は、結果(特性)と要因の関係を系統的に整理し、原因を追究するための図です(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、東京大学OCW「経営管理」第14回)。
1:適当です。ヒストグラムは度数分布を柱状に表した図で、データの分布(ばらつきの状態)を調べるのに用います。
2:適当です。管理図は、時間の順に打点したデータを中心線と上方・下方管理限界線と比べ、工程が安定しているかどうかを判断する図です。
3:不適当です。記述はパレート図の説明です。特性要因図は、特性と要因の関係を魚の骨の形に整理した図です。
4:適当です。散布図は、2つの特性を横軸と縦軸にとって点で表し、相関の有無などを調べる図です。
重要度:B 難易度:★★☆
問7:品質管理に用いる手法に関する次の記述a〜dのうち、適当なものはいくつあるか。
a.パレート図を用いると、全体に対して影響の大きい項目がわかり、重点的に取り組む項目を絞り込みやすい。
b.x̄-R管理図は、群ごとの平均値(x̄)と範囲(R)を管理する管理図であり、範囲Rは群の中の最大値と最小値の差である。
c.層別は、データを機械別、作業者別などのグループに分けることで、ばらつきの原因を探りやすくするために行う。
d.ヒストグラムは、データを得られた時間の順に打点した図であり、工程の時間的な変化を読み取るのに用いる。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第7問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。適当なものはa・b・cの3つです。dは管理図の説明で、ヒストグラムはデータの分布(ばらつきの状態)を示す図です(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、東京大学OCW「経営管理」第14回、中小企業基盤整備機構 J-Net21「不良品を出さないための工程管理方法」)。
1:誤りです。適当なものはa・b・cの3つです。
2:誤りです。適当なものはa・b・cの3つです。
3:正解です。a:パレート図は件数の大きい順の棒グラフと累積比率により重点項目を把握する図で、適当です。b:x̄-R管理図は群(ロット)ごとの平均値と範囲(最大値-最小値)を管理する図で、適当です。c:層別はデータを共通点や特徴でグループに分け、原因を探るのに役立てる手法で、適当です。d:時間の順に打点して変化を見るのは管理図で、ヒストグラムは度数分布を柱で表して分布を見る図のため、不適当です。
4:誤りです。dは不適当です(時間の順に打点するのは管理図です)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問8:品質管理に用いる手法に関する次の記述ア〜ウと、その名称の組合せとして、最も適当なものはどれか。
ア.対応する2つの特性を横軸と縦軸にとり、データを点で表して、2つの特性の関係を調べる図
イ.データを時間の順に打点し、管理限界線を用いて工程の異常の有無を判断する図
ウ.データを取りやすくし、記録の誤りを防ぐように工夫した表
- ア:散布図 イ:管理図 ウ:チェックシート
- ア:散布図 イ:ヒストグラム ウ:チェックシート
- ア:ヒストグラム イ:管理図 ウ:パレート図
- ア:管理図 イ:散布図 ウ:チェックシート
【第8問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。アは散布図、イは管理図、ウはチェックシートの説明です(総務省統計研究研修所「QC七つ道具と問題解決」、東京大学OCW「経営管理」第14回、中小企業基盤整備機構 J-Net21)。
1:正解です。アは散布図、イは管理図、ウはチェックシートです。
2:誤りです。イの時間の順に打点し管理限界線で異常を判断する図は管理図です。ヒストグラムはデータの分布を柱で表す図です。
3:誤りです。アの2つの特性の関係を点で表す図は散布図、ウはチェックシートです。パレート図は件数の大きい順の棒グラフと累積比率の折れ線を組み合わせた図です。
4:誤りです。アは散布図、イは管理図であり、組合せが逆になっています。
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