電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、絶縁耐力試験(電路・機械器具)の問題です(大分類:電技(総則)・重要度B)。一問一答6問 → 五肢択一2問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★★☆
問1:最大使用電圧が7,000Vを超え60,000V以下の電路(中性点多重接地式の15,000V以下のものを除く。)の絶縁耐力試験電圧は、最大使用電圧の1.25倍とし、10,500V未満となる場合は10,500Vとする。
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正解:○
電技解釈15-1表のとおりです。15,000V以下の中性点多重接地式電路は0.92倍です。
重要度:B 難易度:★★☆
問2:最大使用電圧6,900Vの変圧器の巻線の絶縁耐力試験電圧は、最大使用電圧の1.25倍である。
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正解:×
最大使用電圧7,000V以下の変圧器の巻線は、最大使用電圧の1.5倍(500V未満となる場合は500V)で試験します(電技解釈第16条第1項・16-1表)。1.25倍は7,000Vを超え60,000V以下の巻線の値です。
重要度:B 難易度:★★☆
問3:太陽電池モジュールは、最大使用電圧の1.5倍の直流電圧又は1倍の交流電圧(500V未満となる場合は500V)を充電部分と大地との間に連続して10分間加えたとき、これに耐える性能を有すればよい。
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正解:○
電技解釈第16条第5項第1号のとおりです。
重要度:B 難易度:★★☆
問4:公称電圧6,600Vの高圧電路を交流で絶縁耐力試験するときの試験電圧は、9,900Vである。
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正解:×
最大使用電圧は6,600×1.15/1.1=6,900V、試験電圧はその1.5倍で10,350Vです(電技解釈第1条・第15条)。9,900Vは公称電圧にそのまま1.5倍を掛けた誤りの値です。
重要度:B 難易度:★★☆
問5:最大使用電圧が7,000V以下の直流の電路は、最大使用電圧の1.5倍の直流電圧又は1倍の交流電圧を加えて試験する。
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正解:○
電技解釈15-1表のとおりです。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:交流の回転機(回転変流機を除く。)は、16-2表に規定する試験電圧の1.6倍の直流電圧を巻線と大地との間に連続して10分間加える方法でも試験することができる。
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正解:○
電技解釈第16条第2項第2号のとおりです。ケーブルの直流試験(2倍)と取り違えないよう注意します。
五肢択一
重要度:B 難易度:★☆☆
問7:電気設備の技術基準の解釈に基づく高圧電路の絶縁耐力について、次の文章の(ア)〜(ウ)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
最大使用電圧が7,000V以下の交流の電路は、最大使用電圧の(ア)倍の交流電圧を電路と大地との間に連続して(イ)分間加えたとき、これに耐える性能を有すること。また、電線にケーブルを使用する交流の電路においては、(ア)倍の交流電圧の(ウ)倍の直流電圧で試験することができる。
- (ア)1.5 (イ)10 (ウ)2
- (ア)1.25 (イ)10 (ウ)2
- (ア)1.5 (イ)1 (ウ)2
- (ア)1.5 (イ)10 (ウ)1.5
- (ア)1.25 (イ)1 (ウ)1.6
【第7問:正解と解説】
正解:1
正解は1です(電技解釈第15条・15-1表)。
(ア)1.5:最大使用電圧7,000V以下の交流電路の試験電圧は最大使用電圧の1.5倍です。1.25倍は7,000Vを超え60,000V以下の電路の値です。
(イ)10:試験電圧は連続して10分間加えます。
(ウ)2:ケーブルの交流電路は、交流試験電圧の2倍の直流電圧で試験できます。1.6倍は交流回転機を直流で試験する場合の値です(電技解釈第16条第2項)。
1:正しい。
2:誤り。1.25倍は7,000V超60,000V以下の電路の倍率です。
3:誤り。試験時間は10分間です。
4:誤り。ケーブルの直流試験は2倍です。
5:誤り。いずれも規定と異なります。1.6倍は交流回転機の直流試験の倍率です。
重要度:B 難易度:★★☆
問8:公称電圧22,000Vの中性点非接地式の特別高圧電路について、電気設備の技術基準の解釈に基づき交流で絶縁耐力試験を行う場合の試験電圧[V]として、正しいものはどれか。
- 25,300
- 27,500
- 28,750
- 31,625
- 34,500
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
最大使用電圧=22,000×1.15/1.1=23,000V(電技解釈第1条第2号)
最大使用電圧が7,000Vを超え60,000V以下の電路(中性点多重接地式の15,000V以下を除く)の試験電圧は1.25倍なので、23,000×1.25=28,750V(電技解釈15-1表)
1:誤り。最大使用電圧に1.1を掛けています(60,000V超の倍率の一部と混同)。
2:誤り。公称電圧22,000Vにそのまま1.25倍を掛けています。
3:正しい。
4:誤り。22,000×1.15×1.25で、1.1で割っていません。
5:誤り。7,000V以下の電路の倍率1.5を掛けています。
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