電験三種(第三種電気主任技術者) 法規 一問一答・五肢択一(全12問)|接地工事の種類と施設方法

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電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、接地工事の種類と施設方法の問題です(大分類:電技(総則)・重要度A)。一問一答8問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★★☆

問1:D種接地工事の接地抵抗値は、低圧電路において地絡を生じた場合に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設するときは、500Ω以下であればよい。

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正解:○

D種接地工事の接地抵抗値は原則100Ω以下ですが、低圧電路で地絡時に0.5秒以内に自動遮断する装置を施設するときは500Ω以下でよいとされています(電技解釈第17条第4項)。C種接地工事も同じ条件で10Ωが500Ωに緩和されます。


重要度:A 難易度:★★☆

問2:A種接地工事の接地線には、原則として、直径1.6mm以上の軟銅線を使用すればよい。

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正解:×

A種接地工事の接地線は、引張強さ1.04kN以上の容易に腐食し難い金属線又は直径2.6mm以上の軟銅線です(電技解釈第17条第1項第2号)。1.6mmはC種・D種の値です。


重要度:A 難易度:★★☆

問3:高圧電路と低圧電路を結合する変圧器に施すB種接地工事の接地抵抗値は、混触時に1秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置を設ける場合でも、150/Ig[Ω]以下としなければならない。

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正解:×

1秒以内に自動遮断する装置を設ける場合は600/Ig以下、1秒を超え2秒以下の場合は300/Ig以下でよいとされています(電技解釈第17条第2項・17-1表)。Igは高圧側電路の1線地絡電流です。


重要度:A 難易度:★★☆

問4:B種接地工事の接地抵抗値の算定に用いる高圧電路の1線地絡電流を、電気設備の技術基準の解釈に定める計算式で求めた結果が1.4Aであった場合は、2Aとして扱う。

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正解:○

計算式による値は小数点以下を切り上げ、2A未満となる場合は2Aとします(電技解釈第17条第2項第2号ロ)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:C種接地工事の接地抵抗値は、原則として100Ω以下とする。

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正解:×

C種接地工事の接地抵抗値は原則10Ω以下です(電技解釈第17条第3項)。100Ω以下はD種接地工事の値です。


重要度:A 難易度:★☆☆

問6:C種接地工事の接地線には、原則として、引張強さ0.39kN以上の容易に腐食し難い金属線又は直径1.6mm以上の軟銅線を使用する。

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正解:○

電技解釈第17条第3項第2号のとおりです。D種接地工事の接地線も同じです(同条第4項第2号)。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:人が触れるおそれがある場所にA種接地工事を施す場合、接地極は地下50cm以上の深さに埋設すればよい。

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正解:×

人が触れるおそれがある場所のA種・B種接地工事の接地極は、地下75cm以上の深さに埋設します(電技解釈第17条第1項第3号イ)。


重要度:A 難易度:★★☆

問8:人が触れるおそれがある場所にB種接地工事を施す場合、接地線の地下75cmから地表上2mまでの部分は、合成樹脂管等で覆う。

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正解:○

電技解釈第17条第1項第3号ニのとおりです(B種は同条第2項第4号で準用)。厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管及びCD管は除かれます。

五肢択一

重要度:A 難易度:★☆☆

問9:電気設備の技術基準の解釈に基づく接地工事の接地抵抗値について、次の文章の(ア)〜(ウ)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。
A種接地工事の接地抵抗値は(ア)Ω以下、D種接地工事の接地抵抗値は(イ)Ω以下とする。ただし、C種接地工事及びD種接地工事は、低圧電路において地絡を生じた場合に0.5秒以内に当該電路を自動的に遮断する装置を施設するときは、(ウ)Ω以下とすることができる。

  1. (ア)10 (イ)100 (ウ)500
  2. (ア)10 (イ)10 (ウ)500
  3. (ア)100 (イ)100 (ウ)500
  4. (ア)10 (イ)100 (ウ)300
  5. (ア)10 (イ)500 (ウ)1,000
【第9問:正解と解説】

正解:1

正解は1です(電技解釈第17条第1項・第3項・第4項)。A種10Ω、C種10Ω、D種100Ω、0.5秒以内の自動遮断装置があればC種・D種は500Ωです。

1:正しい。

2:誤り。D種は100Ωです(10ΩはC種)。

3:誤り。A種は10Ωです。

4:誤り。緩和後の値は500Ωです(300はB種の300/Igと混同)。

5:誤り。D種は100Ω、緩和後は500Ωです。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器の低圧側にB種接地工事を施す。高圧側電路の1線地絡電流は5Aであり、混触時に1秒を超え2秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置が設けられている。電気設備の技術基準の解釈に基づくB種接地工事の接地抵抗値の上限[Ω]として、正しいものはどれか。

  1. 30
  2. 60
  3. 120
  4. 150
  5. 300
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。1秒を超え2秒以下で自動遮断する場合の接地抵抗値は300/Ig以下です(電技解釈17-1表)。

300÷5=60Ω

1:誤り。遮断装置がない場合の150/Igで計算しています。

2:正しい。

3:誤り。1秒以内に遮断する場合の600/Igで計算しています。

4:誤り。分子の150をそのまま答えています。

5:誤り。分子の300をそのまま答えています。


重要度:A 難易度:★★★

問11:電気設備の技術基準の解釈に基づく接地工事について、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 高圧電路と低圧電路とを結合する変圧器に施すB種接地工事の接地線は、引張強さ1.04kN以上の容易に腐食し難い金属線又は直径2.6mm以上の軟銅線とすることができる。
  2. A種接地工事の接地線は、避雷針用地線を施設してある支持物に施設してはならない。
  3. D種接地工事を施す金属体と大地との間の電気抵抗値が100Ω以下である場合は、D種接地工事を施したものとみなす。
  4. 鉄骨造の建物の鉄骨をA種接地工事の接地極として使用する場合は、1線地絡電流が流れたときに建物の導電性部分間に100Vを超える接触電圧が発生しないようにする。
  5. 大地との間の電気抵抗値が2Ω以下の値を保っている建物の鉄骨は、非接地式高圧電路に施設する機械器具等に施すA種接地工事の接地極に使用することができる。
【第11問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。鉄骨等をA種・B種接地工事の接地極に使用する場合は、50Vを超える接触電圧が発生しないようにします(電技解釈第18条第1項第1号)。

1:正しい。電技解釈17-3表。

2:正しい。電技解釈第17条第1項第4号。

3:正しい。電技解釈第17条第6項。

4:誤り。100Vではなく50Vです。

5:正しい。電技解釈第18条第2項第1号。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:電気設備の技術基準の解釈に基づく接地工事について、次のうち正しいものはどれか。

  1. D種接地工事の接地線は、原則として直径2.6mm以上の軟銅線でなければならない。
  2. C種接地工事の接地抵抗値は、低圧電路において地絡を生じた場合に0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設するときは、500Ω以下でよい。
  3. C種接地工事の接地抵抗値は、地絡遮断装置の有無にかかわらず10Ω以下でなければならない。
  4. 人が触れるおそれがある場所でA種接地工事の接地極を鉄柱に近接して施設する場合は、地中でその鉄柱から50cm以上離して埋設すればよい。
  5. A種接地工事の接地線は、原則として引張強さ0.39kN以上の容易に腐食し難い金属線であればよい。
【第12問:正解と解説】

正解:2

正解は2です(電技解釈第17条第3項第1号)。

1:誤り。D種の接地線は直径1.6mm以上の軟銅線(又は引張強さ0.39kN以上の金属線)です。

2:正しい。

3:誤り。0.5秒以内の自動遮断装置を施設すれば500Ω以下でよいとされています。

4:誤り。地中で鉄柱から1m以上離すか、鉄柱の底面から30cm以上の深さに埋設します。

5:誤り。A種は引張強さ1.04kN以上の金属線又は直径2.6mm以上の軟銅線です。

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