電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、電路の絶縁と低圧電路の絶縁性能の問題です(大分類:電技(総則)・重要度A)。一問一答7問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★★☆
問1:使用電圧が200Vで対地電圧が200Vの低圧電路の電線と大地との間の絶縁抵抗値は、0.1MΩ以上あればよい。
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正解:×
使用電圧300V以下の低圧電路のうち、対地電圧150V以下の電路は0.1MΩ以上ですが、それ以外(対地電圧200Vなど)は0.2MΩ以上が必要です(電技省令第58条)。300Vを超える電路は0.4MΩ以上です。
重要度:A 難易度:★☆☆
問2:電路は、構造上やむを得ない場合であって危険のおそれがない場合などを除き、大地から絶縁しなければならない。
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正解:○
電路は大地から絶縁するのが原則で、構造上やむを得ず危険のおそれがない場合や、混触時の危険回避のための接地等を行う場合が例外です(電技省令第5条第1項)。
重要度:A 難易度:★★☆
問3:単相3線式100/200Vの低圧電路で、使用電圧200V・対地電圧100Vの部分の電線と大地との間の絶縁抵抗値は、0.1MΩ以上あればよい。
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正解:○
使用電圧300V以下で対地電圧150V以下の電路は0.1MΩ以上です。単相3線式100/200Vは使用電圧200Vでも対地電圧は100Vなので0.1MΩ以上となります(電技省令第58条)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:低圧電路の絶縁抵抗値は、開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとに判断する。
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正解:○
電技省令第58条は、開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとに絶縁抵抗値を定めています。
重要度:A 難易度:★★☆
問5:低圧電路で絶縁抵抗の測定が困難な場合は、使用電圧が加わった状態における漏えい電流が10mA以下であれば、絶縁性能を有するものとされる。
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正解:×
漏えい電流で判断する場合の値は1mA以下です(電技解釈第14条第1項第2号)。
重要度:A 難易度:★★☆
問6:低圧電線路中、絶縁部分の電線と大地との間の絶縁性能は、使用電圧に対する漏えい電流が最大供給電流の1/1,000を超えないように保たなければならない。
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正解:×
低圧電線路の漏えい電流は、最大供給電流の1/2,000を超えないように保ちます(電技省令第22条)。
重要度:A 難易度:★★☆
問7:電気炉や電解槽のように大地から絶縁することが技術上困難なものは、電路を大地から絶縁しなくてもよい部分に当たる。
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正解:○
電気浴器、電気炉、電気ボイラー、電解槽等、大地から絶縁することが技術上困難なものは、大地から絶縁しなくてよい部分として挙げられています(電技解釈第13条第2号ロ)。
五肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問8:単相2線式の低圧電線路において、最大供給電流が150Aである。電気設備に関する技術基準を定める省令に基づき、この電線路の1線と大地との間の漏えい電流として許容される最大値[mA]として、正しいものはどれか。
- 15
- 37.5
- 75
- 150
- 750
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。許容される漏えい電流は最大供給電流の1/2,000です(電技省令第22条)。
150A×1/2,000=0.075A=75mA
1:誤り。1/10,000で計算しています。
2:誤り。1/2,000の値をさらに2線で分けています。1線と大地との間の値は1/2,000です。
3:正しい。
4:誤り。1/1,000で計算しています。
5:誤り。1/200で計算しています。
重要度:A 難易度:★★★
問9:電路の絶縁について、電気設備に関する技術基準を定める省令及び電気設備の技術基準の解釈に照らして、次のうち誤っているものはどれか。
- 対地電圧100Vの単相2線式100Vの電路の絶縁抵抗値は、0.1MΩ以上であればよい。
- 対地電圧が200Vの三相3線式200Vの電路の絶縁抵抗値は、0.2MΩ以上であればよい。
- 使用電圧400Vの三相4線式の電路の絶縁抵抗値は、0.4MΩ以上であればよい。
- 絶縁抵抗の測定が困難な低圧電路は、使用電圧が加わった状態で漏えい電流が1mA以下であればよい。
- 事故時に想定される異常電圧を考慮して絶縁破壊の危険がないようにするという絶縁性能の規定は、低圧電路の絶縁抵抗値を定めた省令第58条の場合にもそのまま適用される。
【第9問:正解と解説】
正解:5
正解は5です。省令第5条第2項の「事故時に想定される異常電圧を考慮する」絶縁性能の規定は、第22条及び第58条の規定を除いて適用されます。
1:正しい。電技省令第58条(300V以下・対地150V以下)。
2:正しい。電技省令第58条(300V以下でその他)。
3:正しい。電技省令第58条(300V超)。
4:正しい。電技解釈第14条第1項第2号。
5:誤り。第22条・第58条は除かれています(電技省令第5条第2項)。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:低圧電路の絶縁性能について、次のA〜Eのうち、電気設備に関する技術基準を定める省令及び電気設備の技術基準の解釈に照らして正しいものはいくつあるか。
A 電気使用場所以外の場所の低圧電路(電線路の電線等を除く。)の絶縁性能は、電気使用場所の低圧電路の規定に準じる。
B 使用電圧300V以下で対地電圧150V以下の電路の絶縁抵抗値は、0.1MΩ以上である。
C 漏えい電流による判定は、絶縁抵抗の測定が困難な場合に用いることができる。
D 低圧電線路の電線と大地との間の漏えい電流は、最大供給電流の1/2,000を超えないようにする。
E 使用電圧300Vを超える電路の絶縁抵抗値は、0.2MΩ以上である。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
- 5つ
【第10問:正解と解説】
正解:4
正解は4(A・B・C・Dの4つが正しい)です。
A:正しい。電技解釈第14条第2項。
B:正しい。電技省令第58条。
C:正しい。電技解釈第14条第1項第2号。
D:正しい。電技省令第22条。
E:誤り。300V超の電路は0.4MΩ以上です(電技省令第58条)。
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