重要度:A 論点:交付の相手方
問104:宅建業者Aが売買の媒介により契約を成立させた場合の37条書面に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:Aは、買主に対してのみ37条書面を交付すれば足りる。
- B:Aは、売主および買主の双方に対して37条書面を交付しなければならない。
- C:当事者双方の同意があれば、Aは37条書面の交付を省略することができる。
【第104問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。買主のみへの交付では足りない。35条書面(買主・借主のみ)との相手方の入れ替えが定番。
・B:正しい。37条書面は契約の各当事者(売主・買主の双方)に交付する。【試験対策】35条=取得者側のみ/37条=両当事者。相手方の対比は35条・37条比較の第一関門。電磁的方法による提供は相手方の承諾があれば可能だが、交付そのものの省略は同意があっても不可。
・C:誤り。当事者の同意があっても交付は省略できない。「同意があれば省略可」は結論の向きのひっかけ。
重要度:A 論点:宅建士の関与
問105:37条書面に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:37条書面は、宅建士が交付し、その内容を説明しなければならない。
- B:37条書面には宅建業者が記名すれば足り、宅建士の記名は不要である。
- C:37条書面には宅建士の記名が必要であるが、説明義務はなく、交付は宅建士以外の従業者が行ってもよい。
【第105問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。37条書面に説明義務はなく、交付も宅建士に限られない。35条書面の規律(宅建士が説明)との混同を誘うひっかけ。
・B:誤り。37条書面には宅建士の記名が必要。「業者の記名で足りる」のは媒介契約書面(34条の2書面)であり、書面間の入れ替え。
・C:正しい。宅建士の記名は必要、説明は不要、交付は誰でも可。【試験対策】3書面の宅建士の関与を表で整理:34条の2書面=宅建業者の記名(押印不要)/35条書面=宅建士の記名+説明/37条書面=宅建士の記名のみ。この表だけで書面横断問題の大半に対応できる。
重要度:A 論点:必要的記載事項(時期関係)
問106:売買における37条書面の記載事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:宅地建物の引渡しの時期および移転登記の申請の時期は、37条書面の必要的記載事項である。
- B:宅地建物の引渡しの時期は35条書面の記載事項であり、37条書面には記載不要である。
- C:移転登記の申請の時期は、定めがある場合に限り37条書面に記載すればよい。
【第106問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。引渡し時期・移転登記申請時期はいずれも必要的記載事項。【試験対策】「3つの時期(代金の支払時期・引渡し時期・登記申請時期)」は37条の必要的記載事項で、35条には載らない。契約して初めて確定する「約束事」だから、と趣旨で覚える。貸借では登記申請時期が不要(所有権が動かない)という応用もセットで。
・B:誤り。引渡しの時期は35条書面の記載事項ではない。35条と37条の書面の入れ替え。
・C:誤り。移転登記の申請時期は「定めがあるとき」ではなく必ず記載する必要的記載事項。必要的と任意的の入れ替えに注意。

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