重要度:A 論点:仮換地の指定の効果
問90:仮換地が指定された場合の権利関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:従前の宅地の所有者は、仮換地について所有権を取得する。
- B:従前の宅地の所有者は、従前の宅地の所有権を保持したまま、指定された使用収益開始日以後、仮換地を使用収益することができる。
- C:従前の宅地の所有者は、仮換地の指定後も、従前の宅地を使用収益することができる。
【第90問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。仮換地の指定によって所有権が移転するわけではない。所有権が動くのは換地処分(公告日の翌日)である。
・B:正しい。仮換地指定によって所有権が仮換地へ移るわけではなく、所有権は換地処分まで従前地に残る。一方、使用収益は、指定された使用収益開始日以後、仮換地で行う。使用収益開始日が別に定められた場合には、指定の効力発生日から開始日まで従前地・仮換地のいずれも使用収益できない期間が生じ得る。
・C:誤り。仮換地指定後は従前の宅地の使用収益はできなくなる。使用収益の場所が仮換地に移る。
重要度:A 論点:換地処分の効果
問91:換地処分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:換地は、換地処分の公告があった日から従前の宅地とみなされる。
- B:換地計画で定められた清算金は、換地処分の公告があった日の翌日に確定する。
- C:換地処分は、関係権利者に個別に通知することなく、公告のみによって行うことができる。
【第91問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。換地が従前の宅地とみなされるのは公告日の「翌日」。当日とする1日ずらしが定番のひっかけ。
・B:正しい。清算金の確定は公告日の翌日。【試験対策】換地処分の効果の発生時期=「公告の日に終了するもの(仮換地指定の効力・建築制限等)」と「公告日の翌日に生じるもの(換地=従前地とみなす・清算金確定・保留地の施行者取得)」の2グループ分け。『当日か翌日か』だけを問う肢が繰り返し出る。
・C:誤り。換地処分は関係権利者に換地計画で定められた事項を通知して行う。公告は通知後の手続。
重要度:B 論点:換地処分の時期
問92:換地処分の時期に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:換地処分は、原則として換地計画に係る区域の全部について工事が完了した後に行われる。
- B:換地処分は、いかなる場合も工事の完了前に行うことができない。
- C:換地処分は、工事の完了後1年以内に行わなければならない。
【第92問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。全部の工事完了後、遅滞なく行うのが原則。【試験対策】原則=工事完了後/例外=規準・規約・定款等に別段の定めがあれば完了前でも可。「原則しか書かない肢」と「例外を否定する全称の肢」の両方が作られるので、原則例外をセットで記憶する。
・B:誤り。定款等に別段の定めがあれば工事完了前でも換地処分ができる。「いかなる場合も」という全称表現。
・C:誤り。「1年以内」という期限の定めは存在しない架空の数字。遅滞なく行うとされている。

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